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偏愛と悪食 コミック

ねてる 

前作までとかなり違うテイスト

作家買いしようと思ったほどに気になった先生なので読んだんですが…いやあショックかも。前作までとのテイストの違いっぷりに、ですけど。今までのねてる先生のテイストを期待すると、今作は、びびります。

そもそも前作のスピンオフで、一応読まなくても分かるように説明はあるけど、何しろ悪魔について、概念だの悪魔としての義務だの、今作においては本能だのという、抽象的な言葉で説明されているため、100パー理解しにくいというか…いやあ私の理解力がないだけなんですけども。
そんななんとなく理解してるようなしてないような状態で読んで、かつ、今までのねてる先生とは違うシリアス&無理矢理ぎみなエロ(今までのは合意ばかりでしたからね…)で脳が混乱。結果、よく分からないまま読み終え。でも、ギャップによるショックで、読み直すのにも時間が欲しい。。

うーん、巻頭の先生からのコメントで、前作とのギャップを含め楽しんで、とあるので、意識してがらりとテイストが変わってるのは分かるんですが、特殊な設定があり、その理解を求める中で、またギャップなもんだから、ちょっと難しい。うーん、逆に前作を、ねてる先生の作品を読んでない人の方がすんなり読める…のか…?
ちょっと個人的には、それなりに書かれているはずなのに、どうも説明不足、という感じというか。また少しして読み直したら理解るかなあ。。

個人的には合わなかったかなあ

オメガバースの話も、基本設定での話は出尽くした感じもあり、ここ最近は抱かれるアルファ、アルファも妊娠出来る世界観、オメガ攻め、ベータとの恋などなど、変化球のお話が増えてきたようにも思います。
で、こちらは、アルファだけどオメガを装って、抱かれるのを楽しむ受けさんのお話。お相手はバリバリ巨根のアルファさん。一晩のセックスで妊娠してしまった受けさんが、数年後子供を連れ、攻めさんに会いに行きーというところから始まります。

最近アルファでも妊娠出来るという設定も増えてきたから、これもそうなのかな?と思ってたら、そうではない。何故アルファの受けさんが妊娠出産したのか、は読んでもらうとして。
うーん、個人的にはこの受けさんの心理がなー、何か合わなかったというか。

なんて言うか、「女」なんですよ。そりゃBL界隈、読者も作者様も女性の方が多いし、私自身も女ですが、受けさんに「女」としての思考回路を求めてる訳ではないのです、個人的に。
一夜の過ちで出来ちゃった。今の生活をなげうって産む!というのは、まあ女から見たら美談なんでしょうけど、個人的には絶対それを選ばなきゃいけない、というのも違うと思ってます。誤解してほしくないのですが、堕胎を推奨している訳ではないですよ!
ただ、現実には、産まない事を選択する人も居るし、産んでも何処かに任せる人も居る。必ずしも産んだ結果良い方になるわけでもない。現にこの受けさんは仕事を辞め子育てする事を決めるが、貯蓄が尽きそうになり攻めさんに会いに行く事になります。ここはなんかリアル。
そして、子供が出来た瞬間から女は母になるとか言いますが、だからオメガバースの世界でも、思わぬ妊娠をした受けさんが攻めさんに言わず産みたい!と強行突破するというのが殆どですけど、男側からしたら、何勝手に自分の知らないところで子供産んでんだよ、って話にならないんですかね…。別にパートナーが出来る可能性だってあるのに。
そりゃフィクションのBL界の攻めさんにはそんな事言う奴は居ません。俺と君との子供を嬉しく思わない訳ないと喜ぶ攻めさんしか居ません。他にパートナーも作らず受けさんの事を思い続ける攻めさんしか居ません。…嘘くせー!っていつも思っちゃいます(苦笑)そりゃもう当然このお話の攻めさんだって、知らん間に生まれてた自分の子供といきなり対面させられて、驚きはするけど拒絶しない、責任だって取る!という方です。イケメンデスネ!

と、結局美談に落ち着いてるけど、結果論でしかないよね、と思っちゃう訳です。何かこの、一夜の過ちで出来た子供を勝手に産んで、でも相手にそれを喜んでもらえてみんなで幸せになれる、という鉄板の流れって、「女」が思う幸せな話、みたいな感じがして、読む度、身勝手だよなーと思っちゃうんです、個人的に。
で、この流れ、凄い鉄板なんですよね。BLだけでなくTLでもよく見る。というか、男女ものでの鉄板な訳だから、わざわざそれをBLに持ってくるかー?みたいな。
アルファだけど妊娠した、という部分はこの作品オリジナルなところだと思うのですが、それ以外がどっかで見た女が思う女の幸せな話、という感じがして、何だかなあという感想です。
まあなかなかBLでも、妊娠したけどそれを諦める…というのは、描くのが難しいのだとは思いますが。BLで妊娠設定を描くなら、BLならでは、というお話を読みたかったです。

んんん-…

上巻にもレビュー書いた者です。下巻は思ったより早く発売でした。

いやー…村上先生は作家買いリストに入れてますけど、上下巻の今作については、ちょっとなあー?かなあ。
上巻もやたらふわふわしてました。BLと言えるほど男同士ならではのなんやかんやがドラマティックにあるわけでなく、今時は少女漫画でももっと心理描写が緻密だし過激だぞ、と思えるほどのふわふわさ。
両想いになったとこで上巻が終わってたので、下巻では本懐を遂げるまでのドラマティックな展開があるのだろう!と。そりゃわざわざ上下巻になってるんだから期待するでしょうよー!…まあつまり、期待はずれだった、ということです。
要するに恋愛経験ないけど、えろい事には興味あるという受けさんが、何故か最後まで手を出してくれない攻めさんにやきもきしてーというところから下巻が始まりますが、まあそこまで大きな何かがあるわけでなかったので…うーん。残念。

というか下巻が、あくまで上巻の続きということで第6話から始まってますが、あっさり主役2人の話は解決し!8話からはサブキャラの話になります……いやもうこれ、スピンオフだの別のタイトルだので描こうよ!となりますよね。
こちらの2人も、特に何か大きな波があったわけでなく…。
だから結局、10話使って、ふーんわりした流れの、一応はエロがあるけど、中学生とかが初めて背伸びして描いた漫画みたいなのを見せられた気分というか…。
えー?村上先生の漫画ってこんなだっけー?と、質感がパワーダウンしたようにも感じてしまいました…。残念。