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作者さまの萌えが詰め込まれた2巻

お初は別の作品でしたが、作家読みする中で出会った「ヤクザ様のおもちゃ」。元々、「襲い受け」「受が攻を溺愛」「ワンコ攻め(腹黒さは要らん!)」が大好きなので、この作品はもうドンピシャな訳です。
そして恐らく、桐式先生のtwitterなどを見る限り、先生自身が萌えるものを詰め込んでいるようなものになっており、代表作というかライフワークみたいな感じにもなっているんでしょうか。
1巻というか無印が出てから数年、スピンオフの「花の芥」などを経て、再連載。無印だけで完結してたっちゃしてたんですが、一応その続き、という事で、この2巻に入る単話も5からのカウントになっています。再連載が始まった時は、紙本派なのに嬉しくて電子購入しちゃいましたよ~。先生のご都合なども有って連載が止まったりもしたんですが、無事2巻が発行され、とても嬉しいです。

さて、無印の続き、という事で、両想いになった2人が甘々いちゃいちゃしまくる2巻。ヤクザ様の溺愛はフルスロットルです。いちゃいちゃするのをただ見せられるだけ、なら再連載の意味はございません。これでひとまずめでたしめでたし、な感じだった無印の中で、唯一しこりとして残っていた、主人公侑矢くんに借金を押し付けたその犯人問題を片付ける2巻となっています。結末は再度無印を読み返しつつお楽しみくださいませ。

恋人同士になった2人なので、えろはもう濃い濃い(笑)
そして、無印でのあれやこれやを彷彿させる台詞、やり取り。そこもニヤニヤしながら読んでくださいね。これが有る事で、続編がただの溺愛編になっていないと思います。
それにしても攻の侑矢くんはどんどん可愛くなり、そして奥さん化してしまって…(笑)

同時収録は、メインキャラにそっくりなけものたちが突如現れた!なお話。WEBコミック雑誌に収録→単話配信されていたものです。でも見た覚えないお話も有る気がする…!ほのぼのします。他南の島でいちゃいちゃな書き下ろしも有り。結構なボリュームです。

神評価なのは、性癖にドンピシャだから!ありがとう続編!という、若干甘い評価です(^^;)作者様と萌えるポイントが噛み合えば面白いだろうし、合わなければうーんだろうし(まあ合わない人は無印の時から読まないだろうけど)。
ただ、無印の時より漫画のコマ割の構成や見せ方など、格段に上がっていると思います。

いい溺愛もの

初読み作家さんでした。中古書店で(失礼;)偶々タイトルが気になって手に取ったもの。粗筋も好みでしたし、イラストが好きな先生だったっていうのもあったので読んでみました。

タイトルに偽りなし!いい溺愛ものですね~。
溺愛ものって普通の男女ものティーンズラブでは鉄板ですし、BLでも甘々ものの代名詞みたいな感じでありますけど、大体そういうのって受けさん・女の子の立場で物語が描かれていて、終止「何でこんな素敵な人が俺の為に…?」みたいなノリが続いてて、イラッとする事もしばしば^^;勿論設定や進むお話の中で、攻めさんが溺愛してしまうような理由みたいなのも読者に納得してもらう為に入れられているので、こちらとしては解りながら読んでいるけども、卑屈モードなまま読むのって結構しんどいんですよね。

さて、この話での受けさんは、結構ワーカーホリック。攻めさんに連れて行かれた場所でもついお仕事の事を考えたり。そもそも連れて行ってもらった理由が、仕事と紐づいてたり。そういう「仕事観」だとか、ルームメイトとして一緒に暮らしていく中での生活の合わせ方だとか、ちょっとした事が色々積み重なって攻めさんは納得しながら受けさんに惹かれて溺愛していくのが解りますし、受けさんがそんなやさしさを受けとりながら好きになっていく様も丁寧に描かれています。
この受けさんも攻め溺愛ものの鉄板:自分に自信が無い受け、ではありますが、攻めさんの言葉を聞いて自惚れたりでも自分で否定したりと、ここがリアルでいい。そう、やっぱり自惚れるんですよね~。卑屈になってばかりのがしんどくなるのはこれが無い事が多いので。大変なお仕事頑張るワーカーホリックですが、それを楽しんでやっているのが判りますし(俺こんなに頑張ってるのに報われない!系じゃないお話なので楽しく読めます)、元恋人のああだこうだも有りますけど、でもそこから、相手が自分にしてきてくれた事を信じる事、自分の気持ちに正直になる事に対して前向きになったりと、凄く好感が持てる受けさんです。こりゃー攻めさんじゃなくても「かわいい」連呼しちゃいますわ(笑)

あとこれは私だけかもですが、受けさんの容姿に対して、客観的に見て上クラスらしいのに、受けさんでの視点で描かれている物語だからか、自分の容姿に対して「俺はこう見えるらしいが正直嫌だ」みたいな鉄板部分が無かったのが、この話における好印象です。攻めさんや他の同僚さんに言われている言葉で受けさんのどうやら上クラスらしい容姿を想像するのも楽しかったですし、その容姿に対する言葉に大きなアクション(変な卑屈な言葉や、折角の言葉を否定するような言い返し)を返してなかったのもいい。それは、自分の容姿に自信を持っている訳でなく、単純に自分の容姿に対して興味が無いだけだな、というのが伝わってくるというか。

中古書店で偶々見つけた初読み作家さんでしたが、良い出会いをした~と思ってます。充分満足したお話でしたが、評価順で並び変えたら、こちら、これでも低い方なんですね…という事はまだ読んでいない別の作品はもっと満足できるかも!ということ。作家読み決定です。