きみの春花のみ既読です。
試し読みした感じよさそうだったので購入したんですが、うーん……。
話は借金のカタにやくざに売られた燕(大学生になるところだった)とやくざの話です。
やくざ、といっても慈善事業みたいなことをしている感じでいわゆる物騒な方ではないです。
やくざの砂塚は自分のことに無頓着なのもあって、燕を自分の世話係に、と押し付けられます。
反発し合う2人ですが、世話焼きで倹約家で恵まれた環境でなかった燕と素直じゃない砂塚が生活をしていくうちに引かれていく、という話です。やっぱ胃袋をつかむとつよい。
途中物騒な事件がおこりそうだったり、燕の兄がでてきたりして話がとっちらかってしまった印象です。どっちかだけではダメだったのか…
燕が砂塚を性的に意識するのも急な感じがしました。
なので足早に進んだような感じがして、最終的に燕が砂塚に迫るんですが、ここまでいらなかったんじゃないかな、と。
身体の関係手前で終わりでもよかったし、むしろ生活、家族や仲間という関わりがあるのでなぜ急に?という感が否めません。
燕の兄貴はなんであんな胸くそ野郎なのかちょっとよくわからなかったです。
一冊に詰め込んだせいなのかな?と思いましたが、別の作品ではそういうこと感じなかったかのでどうしたんだろう、という気持ちです。
絵柄は受け入れやすいと思いますし、燕のうるさい感じも好きですが、 BL的には萌が少ないかなと思いました。
燕と仲良くなる龍虎がとてもいいこです。
ゲイの主人公は不思議な辻占に触発されて中東へ。
そこで物取りやらなんやらトラブルに巻き込まれて砂漠に捨て置かれているところ、一匹で散歩してるホワイトタイガーに拾われて、王子さまと邂逅します。
主人公の足とかがむちっとしているので、受けのタイプがスレンダー系が好きならご注意を。
砂漠、ホワイトタイガー、褐色の肌に金髪、ここにあるあるで嫉妬、誤解、わかりあってからの事件、とかアラブもの王道です。
攻めは第2王子なので兄がいるのですが、その兄はいい人なので、平和です。
この作品、受けはゲイだし、占いの運命の人信じてるしで攻めにひかれるのわかるんですが、攻めはゲイじゃないのにあっさりひかれすぎでは…?と、ご都合感を感じてしまいました。人間不信のわりに寝室にあっさり受けをいれるとか、いくらペットのトラがいるからって、あっさりすぎやしないだろうか。
絵柄はキレイです。アニメっぽい感じがしました。ストーリー的には中立ですが、絵柄がよかったので萌評価です。
コミカライズはあたりハズレあること覚悟で購入してます。
設定がおもしろそうだったので購入しました。
絵柄が硬くてもったいないですね。
設定もふわついててもっとしっかり説明しちゃう1巻でもいいんじゃないかと。
人の召喚にまきこまれた設定は他にもありますし、異世界で見目がよいとみられがちな設定もあるあるかなぁと思いました。
ただ百貨店つとめの受けが商人として活躍する、とか ちゃんと自立しようとするというのはよかったです。
ナヨナヨしてないし、クヨクヨもしてない。
人物の動きとか表情、線の固さとかがもったいないなぁ…って思います。
続くので、次買うかはレビューみてからにすると思います。
幼い頃に隣同士で交流があった2人、突然の別れから成長した2人が再会するやつです。
幼い時は攻めが見た目少女で、大人になるとモデル、という王道な成長。
受けは再会するまで男だと気が付かなかったようです。
モデルになった攻めが受けを探して恋人になるために迎えにきますが、受けは過去に親が離婚したり、攻めが突然いなくなったりしていたので人との繋がりが永遠に続かないことが嫌で踏み切れません。
ここの受けが抱えるネック部分の描写があっさりめなので、スルッと読んでしまうとウダウダしてる受けが苦手な人は苦手かもしれないです。
攻めも受けに拒否されてももっとガンガン行けばいいのに意外と慎重。時間をおかずに押せ押せ!って応援したくなりました。
画はきれいです。
背景が白いのが少女漫画感を連想させるのか、王道展開だし、外れるほどのスパダリ感もないしで、萌評価です。
初コミックスだそうで、これからの作品も楽しみです。
気になったのは受けがバイトしてる喫茶店のイケおじオーナー。この人、なんかあるな…って感じで気になります。
巻末にキャラ紹介のっていて、そういえば本編で最後まで言い切らなかった攻めの従姉設定の美女モデルも、もっと2人をつつき回してもよさそうなキャラでした。惜しいキャラ。
きっと1冊では収まりきらない色々があったんだろうなぁ、と思ったので次回作に期待してます。
リトルエヌさんのオメガバシリーズは絵柄のおかげで陰鬱な感じが軽めに思えるのでシリーズ買いしています。
今回は前回のカップルの受けの方の学校の先輩CP。
正直前回の受けの友人がくるかな?
と思っていたのでお預けくらった感がありました。
その友人くんも出ていてCPがはっきりしたので引き続き楽しみです。
受けのΩはノンケ気質で同姓のαとのカップリングは望んでいませんでしたが、αの真摯な恋にほだされた感じです。
αからの告白、拒絶からのお試し受け入れ、と自然な恋の流れでオメガバースでなくてもストーリーでかわいらしい恋愛です。
オメガバ設定だとどうしても理性ではどうしようもない衝動、が邪魔してそこにときめける要素があるかが重要かなと思うので、オメガバ設定でなくてもよいストーリー構成は好きです。
αのヤキモチの表面化がかわいらしかったです。自分の好きなΩにちょっかい出されると体調悪くなる…Ωに介抱してもらう…弱るαは学生ということあってかわいいです。
どうざきさんはpixivから好きで、商業読みきりも読みましたが連載ものは初です。
らしさはあります。
主人公のつっぱしり具合がそれです。
笑っちゃいます。
どことなく少女漫画チックなんですよね。
攻めは見ためがよくて、よくモテる。っていう。
今回は小学生のときに親友以上恋人未満みたいな感じだったけど、告白してフラれて、復讐を誓うっていう話です。
何年もその復讐心をもったまま(にしてはピュア)、無事大学で再会を果たして、思いつくまま行動をおこします。
とある出来事をきっかけに思いもよらず付き合うことになり、今度は本気で好きになったので、過去のことや復讐のことを言い出せずに葛藤します。
すべてを打ち明けてスッキリさせようと意を決していいますが、攻めはわかっていました。
攻めも受けのことが好きでしょうがなかったと。
最後まで読んでもよくわからなかったのは、攻めが受けを小学生のときにフッた理由。転校してしまうから、記憶に残りたい…??みたいな。
うーん…好きなら普通に好きって言えばよかったのでは…?いやいやそれだとこの話し無しだな、って思いながらモヤモヤはしました。
ちょっと攻めの気持ちがわからなくて、ただただ受けが一人相撲してるのを眺めてる感覚です。うるさくてピュアな受けなので面白いです。
展開が急だったり心の動きが見えなかったり、あとがきより苦労したのがうかがえました。
あとちょっと背景書き込み不足感があって、あー…ここ省略しないで背景ほしいかも、ってところありました。
かわいい絵柄なので、商業コミックで読めて嬉しかったです。
わたしは心情の描写はうるっときました。
違和感があったのは環境の設定。
おそらくイギリスの寄宿学校なのでしょう。
世界各国から吸血人種がヒトと生活を送れるようにシニアクラスから2つの種族がまざりあって生活をすることが目的。
攻めのジーンは言葉遣いからフランス系。受けは日本人。
このなんとなくどこかの国のヒト、みたいな外国人設定がちょっと、ん?でした。
黒猫のことをフランス語でいったと思えば受けに対して英語で呼んだり。
クラスメイトはドイツ語だったり。
じゃあ共通語はなんだ?っていう。
そのあたりのリアルな言語コミュニケーションを排除すれば心の動きはよかったです。
絵もキレイで、オリジナルの要素もあって素敵でした。