人気作家さんによる7作品収録の読み切りアンソロジー集で、
このアンソロジーシリーズは満足度が高くて電子購入しています。
コンプレックスは本人にしたら弱味ですが、愛する人のコンプレックスって愛しく感じてしまうのか…
陥没乳首、遅漏、ブラコン、年の差、ドM、強面、身長差、
ゆるフワからシリアスまで、作品の雰囲気も色々と味わえるコンプレックスBLです。
▼ぴい先生「晴と尚」28P
同級生DKカップルの陥没乳首受け、エッチで可愛いコミカル作品。
ぴい先生お得意のゆるふわ受けが、コンプレックスの陥没乳首を攻めに見せようと
恥じらいながらもシャツをたくし上げるシーンは堪らなく可愛くて萌えます。
何回もおかわりしちゃいました。
二人の馴れ初めは” DK×BL schoolevent ”に収録されていて、
この青春アンソロ集がエロもキュンも萌えも詰まってておススメ。
私はアンソロシリーズで一番好きな一冊です。
▼にこ山P蔵先生「自分の短所は他人の長所」25P
遅漏に悩むリーマンと黒髪美人のイかせ屋、テンポのいいエロコメ作品。
イかせ屋の異名を持つ受けの悩みも確かにそうよねとニンマリしてしまう、ベストマッチングです。
色気のある受けがムッチリした身体付きで好みが分れそうな気がします。
パンツをおろした受けの後ろ姿、
小ぶりな受けの袋と股の隙間から見える攻めのアホ面カットは何だか笑えて好き。
▼うめーち先生「いついつまでも」36P
ブラコン…どちらが?それぞれが親の連れ子で8歳差の義兄弟モノ。
逞しくてカッコいい兄の事が大好きな可愛い天然系の弟、就職で家を出て6年ぶりの再会で…。
義兄弟モノですがシリアスではなく、可愛い弟がゆるフワ感を出してます。
兄ちゃんの匂いを嗅いでソロプレイをする弟がエロ可愛い。
▼理原先生「年上だけど、この恋受け取っていいですか」34P
年下の男がトラウマでNGなゲイリーマンが、ポジティブな年下の宅配業者に口説かれて…。
出会いから打ち解けて心が繋がるまで、短いページの中で受けの心理描写をしっかり描いてます。
最後にしっかり身体も繋がってますよ。
全力のスキが伝わってくる優しい年下ワンコ攻めにキュン。攻め推し。
▼らくたしょうこ先生「知らない傷痕」32P
シリアス作品、痛いエッチしか知らなかったドM受けが、優しい恋人とのエッチで物足りず…。
トラウマ持ちのドM受けでみられる展開なんですけど内容が濃い。
これだけの内容をよくこのページ数で描いたなぁと唸りました。
簡潔でしっかりした描写、雰囲気違いの作画もお上手で読み応えのある内容ですよ。
今まで読んだらくた先生の既刊作品と印象が違っていたんですが、もっとこのタイプを読んでみたいです。
▼鰤尾みちる先生「赤裸々カウントダウン」26P
強面がコンプレックスでメガネが外せない攻めが、同棲を前に受けに告白…。
攻めのトラウマに関わった家族や、中学で同級生だった受けとのやりとりが丁寧に描かれている。
メガネを外すまでも読み応えがあるんですが、素顔のインパクトも予想以上でいい作品でした。
メガネって凄いけど、私は強面好きです。
▼じゃのめ先生「見つめ合う高さで」26P
高身長の後輩×低身長がコンプレックスの大学生
後輩に告られ自分より大きなヤツとは付き合わないと断る先輩に…優しい作品で癒されました。
デカい年下攻めの包容力に優しく包まれてしまう先輩もいい。
じゃのめ先生の作品でよく見る、ベッドに寝転んでゴロゴロイチャイチャする描写が好きですが、
目線を合わせて見つめ合うと安心するのってわかるなぁ。
こまかい表情描写にうっとり、なんか漏れ出てる温かい画が好き。
2021年春にDom/SubユニバースBLが発売予定だそうで、Dom/Sub好きなので今から楽しみです。
※シーモア:白い短冊
波真田先生の作品って映画を観てるみたいで読後の余韻が堪らない。
表紙でカワイイ顔の受けを見てちょっと考える。
目のクリクリした少女みたいな可愛さはあまり好きじゃないけど、
読み終わるとカワイイ顔の受けに愛着を持ってるし、
作品の心地いい読後感に満足してる、読ませる作家さんって本当にスゴイなぁと毎回思います。
カット割りやセリフ回し、表情や間の取り方が映画を観てる感覚で、
どこかの街で夢に向かって葛藤して支え合いながら、本当に生活してそうな二人。
売れないイラストレーター×雑誌編集者
ノンケ年下ワンコ攻めとツンデレ美人ゲイ受け。
居酒屋バイトで生活する売れないイラストレーターの勘大が、
持ち込み先出版社の編集者 蓮と知り合い、付き合わないと提案されて…
「…オレは3秒以上 悩めない」
いやいやもっとちゃんと悩んだ方がいいんじゃない?と読んでて勘大にツッコんじゃう私。
初めは可愛らしい見た目と反して、煙草をふかし辛口発言の蓮にギャップなんですが、
素の蓮を知る程に更にギャップ萌え展開なのが堪らない。
勘大はそのまんま等身大で、蓮との出会いから悩み、恋に夢にぶつかって成長していく姿がいい。
勘大が素の蓮を引き出してくれるので、蓮のギャップ萌えに何回もやられました。
可愛いうそつき蓮の純愛が、ゆっくり月日をかけて成就していく、
それぞれが恋焦がれながら夢を追いかけている姿もステキ。
そして、勘大が蓮への気持ちに気づいて、追いかけてぶつかって粘る姿にキュンキュン。
この作品は攻めも受けも魅力が増していく展開で、あっという間に引き込まれて終わってました。
そうそう大好きな場面を一つ…序盤に勘大が蓮にお口でされる場面があるんですが、
喘ぐ年下攻めにキュンキュンしました。
絡みで喘ぐ攻めはなぜか笑ってしまうんですが、口だけだと可愛いなんて新しい発見でした。
そして今回ツボだったセリフ回しは「やらせてもらってます」。
ネコやらせてもらってますとか、会話のテンポや言い回しが上手くて好きです。
描き下ろしでは、勘大の髪の毛が少し伸びていて男前増し。
波真田先生の作品は背景の風景や部屋、小物まで全部じっくり読みこんでしまう。
季節感のある情景や風や香りを感じさせてくれ、
丁寧でキレイなカット割りと作画に作家さんのこだわりが伝わってきます。
※シーモア:みえない描写。
黒髪褐色のケモミミ攻めに惹かれて電子購入しましたが、思いっきり続刊作品だった…
しかも、いいところで終わってるドエロエロの犬神様モフモフ作品です。
タイトルに孕ませ…とあるように男性妊娠ものかな?
元々男性妊娠や花嫁モノはあまり読まないんですが、
単話2話無料を読んでモフモフ獣の攻めの魅力にハマってしまいました。
シリアスとコミカルを混ぜた内容で読みやすいエロ三昧です。
子どもの時に助けた子犬が恩返しに孕ませに戻ってくる…恩返しというより嫌がらせだな。
オスに嫌われるヤリチン獣医学生の友利人が、10年前に助けた子犬のコロが実は犬神様で、
獣の子が産める胎になるよう仕掛けていた。
そして、友利人が獣医を目指す切っ掛けは怪我をしたコロを大事に介抱した思い出からですが、
コロが胎に仕掛けたことでオスに嫌われる臭いを出していると知る。
孕めばマーキング臭が消えると教えられ、オスに触れないと獣医になれないと悩む友利人は、
臭いを消して獣医の夢を叶えようと、子を産んで関係を切ることを思いつく。
友利人とコロの関係は複雑ですが、
犬神様コロは相手のことは一切考えることのない俺様で、強気に抵抗する友利人を強引に抱きまくる。
しかも、コロの発する匂いで身体が疼いて拒否できないという、身体と心は裏腹設定。
ただエロいことをするだけの設定に思えますが、
獣医への想いは本物でモフモフ大好きな友利人の背景がしっかり描かれている。
ただエロいだけではないんですよ。
そして、まだコロの想いや背景がさほど描かれてない。
しかも、孕ませると言って抱きまくるクセに外にしか出さないコロ、なんだろう。
次巻が待てないな…すっかり単話追いしたくなってます。
犬神様ケモミミコロ…
ガッチリした褐色で野性的な長い黒髪、耳はケガをして片耳だけ。
長く尖ったケモノ爪で、tkbと尿道を弄り倒し、
どこから延びてるのかわからない触手数本で色んなことしてます。
そして、コブ付きの根元をもつ巨根。
自由自在に獣姿の大型犬になり、モフモフ揺れる毛並みが最高。
長い舌でペロペロ舐めて突っ込んでますが、濡れ場は基本ケモミミ姿。
友利人は強気な意地っ張りですが、淫紋があるとセクシーに見えてくるのが不思議。
この二人がどんな風に関係を深めていく?のか、
コロの独占欲と執着は半端ない気がするので、今後の展開が楽しみ。
そして、もちろん攻めた濡れ場を期待してしまう。
描き下ろしの~俺様はMプレイで喘がせたい~
緊縛剃毛編、スパンキング編、言葉責め編
おまけじゃなく本編で読みたかった、緊縛剃毛編大好きです。
ぜひともR18で読ませて欲しいです。
※シーモア:白抜き。
お待ちかねのハピクソ2巻。
1巻と同様に何を読まされてんだって思いつつ爆笑しながら一気読みでした。
今回は特に色んな性癖が続々登場で、もちろんバカ笑いメインなんですが、
ゾッとしたり、しんみり目頭が熱くなったり、意外と感情の揺れが激しい一冊でした。
田舎に左遷された元エリート粕谷はニート葛谷とのクソライフを満喫してますね…。
掘られることしか頭にない二人の元にやって来る、
粕谷のぺ二パン元カノ、葛谷のリョナ好き友達コマ、自称ゼンコーの彼氏レオ。
人間だけじゃなくお地蔵さまに貰った触手、匠の触手飼育記…これ最高でした。
カスとクズですが対照的な二人、ただ虫扱いのクズと溺愛し英才教育を施すカス。
匠達の成長と斜め上展開に笑ったわぁ~めちゃくちゃ続きが読みたい!
匠の逆襲でも匠の恩返しでもいいので、続編を読ませて~~~。
そして、ゾッとしたネタが葛谷家の幽霊騒動とリョナ好きのコマ話。
幽霊騒動は幽霊よりも粕谷のブサイク顔にゾッとしたけど、
祖母ちゃんの干芋話はじんわりさせられた…このふり幅の広さが先生の凄さですよね。
葛谷のクズだけどどこか憎めない可愛さがこのエピソードからも伝わってくる。
今回本当にゾッとしたのが…リョナニー。
ほんとに旅館オナニーかと思ったら、まさしく「人の数だけ性癖がある」ですね。
説明読んでるだけでムリ~~~ってなりました、知らなかったし調べる気もせんわ。
バイで両刀のリョナ好きコマ…キャラが強すぎ。
マナーは弁えてる感じだけどメッチャ怖い、目がキマッてるわ。
リョナがなかったらレオも登場するしオモシロ回になったんだけどな。
画はモザイクだけどリョナ絡みのワードが強くてビビる…
でも、粕谷の高い対人スキルにずっと笑わせて貰いました。
粕谷が壊れてブサイクが過ぎるんですが、これをドラマCDで中島さんがやるんだなと思うとニンマリ。
今から違う楽しみ方をしてしまいます。
まだまだ続くハピクソライフ、
シチュエーションエロネタで色んな属性もチラッとやってましたが、
これからも「人の数だけ性癖がある」性癖図鑑爆笑ネタが続くんでしようか。
このシリーズは大好きですがBLだと思って読んでないので、
そろそろ、はらだ節の効いた萌え滾るBL作品をお願いしたいです。
評価が萌2なのは初リョナショックのせいです。
そんな性癖があると勉強にはなったけど萌えんわ。(リョナ好きな方ごめんなさい)
※Renta:シャカシャカ線。
表題作+アンソロジー4作品、5つの短編作品集です。
細かくチェックしないまま試し読みで気に入り電子購入したんですが、全然短編集だと気づかず。
しかも、表題作以外既読で好きなアンソロジー作品ばかりだったことにビックリ。
まとめて読むとアホエロギャグ要素が更に強くてお腹いっぱいで幸せ。
★俺はお前の牛じゃない!
母乳がでるようになった平凡な営業マンと、実家が酪農家という優秀な同期営業マン。
母乳の件がバレて搾乳して貰うようになる…ぷぷぷっ!
何だかしんみりさせられいい話風になっていて騙されそうになるんですがアホエロですよ。
真面目な攻めがシュールで、じわじわ可笑しくなってくる不思議な作品です。
私は攻め推し。描き下ろし特典の攻めが可愛くて良かったよ~。
★パティシエ修行物語 / 職業制服BL
パティシエ見習いの年下攻め×パティシエ上司の強気受け。体格身長差。
あこがれの厳しい上司と居残り特訓、クリーム飾りのシェル絞りはパティシエ必須テクです。
色々ツッコミどころのある特訓ですが、真面目な分おかしくてエロい。
強気受けがどんどん可愛くエロく見えてくるのがいいです。
★ちぃ太の為に俺は脱ぐ! / ポルノBL
飼い猫ちぃ太を救うため、友達のアイデアでゲイビで稼ごうという話しから、
ただ友達とハメ撮りするという内容。
友達に唆されてるチョロい感じの受けが可愛くて好き。表情のエロい黒髪受けでした。
★俺の為にエロ本のページをめくってくれ / DK×BL-schoolevent-
スキー合宿で遭難した真面目クールDK×やんちゃDK
展開がアホなんですが、男同士の武骨な感じがよくてしっかりエロい。
この作品が収録されていたアンソロジー集「DK×BL-schoolevent-」が本当に秀作揃いでお勧めですよ!
★煩悩まみれの褌修行 / 裸BL
年の差、褌(ふんどし)萌えです。
ノンケ好きでゲイに悩む18歳攻めが、寺修行でガタイのいい37歳ノンケオヤジに出会い…。
完全にアホエロギャグなんですけど、褌萌えが止まりません!
滝行でスケ褌、ポロリ褌、モッコリ褌、煩悩を捨てる為の修行なのに煩悩まみれっ。
褌ってこんなにエロいんですね…あ~~~もっともっと読みたい。
個人的にこの褌ネタが一番ハマりました。
みーち先生はどのキャラも年齢相応の男っぽい画で、エロい描写もお上手。
アホエロギャグが好きな方は満足できる一冊なのでお勧めです。
普通、こんなに短編を詰め込んでいると中途半端で物足りないことが多いんですが、
この一冊は一つ一つ楽しめて感心しました。
※シーモア:ちぃ太の為に俺は脱ぐ!のみ白抜き、他は短冊。
作家買いです。
早いな、デビューからもうコミックス3冊目になるんですね。
こちらは単話配信1話を読んで、
受けがイマイチ好みでなく纏まってから有償小冊子付を購入しましたが、
予想外にジワる作品で既に5週目。
何がおもしろいの?!って聞かれたら即答では難しいんですが、めっちゃスキ!
これはじわじわ肌に沁みていくスルメ系で、
今後定期的に読むであろう貴重な萌え作品の匂いがプンプンしてます。
どちらも上からな感じで相手を見てる二人。
愛すること愛されること、愛に臆病で心を閉ざしているプライドの高い受けに、
いかにもモテ男でイケオーラを漂わせている攻め。
始まりから終わりまで何だかぼんやりしてて、何かありそうで何もない?
静かな濡れ場が続き、気づけばお互いを求め合い受け入れて甘々な二人。
二人の会話やモノローグは多いんですが、
ずっと静かなトーンで展開するのがなんだか心地いい。
そして、初めは何だこの八の字眉は…と思ってましたが、
攻めの八の字眉が表情豊かでジワジワのち、ゾクゾクへ…まぁセクシー。
眉をひそめるだけでドキっとしてしまうようになってる私。
目を細める仕草や、優しい目で見つめる八の字眉を追ってしまいます。
しかも、手慣れ感のあるエロテクが堪らないです。
受けは雰囲気から好みじゃないんですが、
赤らむ表情は薄井先生の十八番…
抗いきれない受けが心を開いて、どんどん可愛くやらしく見えてくる。
結局エロかい…とツッコまれそうですがそれだけじゃない。
恋の駆け引きもままならない二人のやりとりに何度もキュンです。
表紙からして受け押しな感じですが、私は八の字眉攻めの方がキャラ萌えしました。
有償小冊子は有償なだけある内容ですが、なんせ白が邪魔をする。
是非とも短冊で拝みたい、「俺しか知らないカラダ」と同じようにR18版でもお願いします。
「ハダカよりも奥深く」も含めて3作品ともR18版になったらいいな。
既刊3冊とも繰り返し読みたくなる作品で、ありがたい安定の作家さん。
次回作も楽しみにしてます。
※シーモア:白抜き。
座裏屋先生のインタビューは5Pなんですが、1P2段小さい文字でギッシリ。
作品を描くことになった経緯やプロット、キャラや裏設定、音声化に関する感想など、
丁寧に細かく応えて下さっていて、更に作品への愛着が湧く内容になっています。
インタビュー記事を拝読してより一層続きが楽しみになりました。
「Day time 7」描き下ろし漫画6P
休日に街へ遊びに来たフィーとアポロ。
一人でいるフィーが女達にナンパされると「彼氏が待ってるから」と、
慣れた様子でサラッとかわしてアポロの元へ。
男女問わずモテるフィーに感心するアポロ。
今度はアポロがケバブを買いに行き、見えるところで腰かけて待つフィー。
直ぐに男が寄ってきて…。
珍しくというか、フィーに対するあんなアポロは初めて見たかもしれない。
あのリアクションは嫉妬してるよね…本人は気付いてないんだろうな。
腰に手をまわす、たったこれだけの仕草でキュ~~~ンとしてしまうなんて、
まだ何も始まっていない二人だからこそ、こんな風に萌えるんだろうか。
アポロの一挙一動にときめいてしまう病です。
本編でダグラスがフィーに話していた「本来のアポロ」という言葉、
恋愛に対して能動的、情熱的で愛するより愛したい男…覚醒したアポロを早く拝みたい。
「シャングリラの鳥」コミックとドラマCDをアニメイトで購入して付いてくる特典です。
特製小冊子「Day time 5」
同時発売で特典が目白押しの中、今回一番のお気に入りです。
表紙はコミック2巻表紙アポロとドラマCDジャケットのフィーが上下半分ずつ、
どちらも真正面に真っすぐな視線を向けているので、訳もなくドギマギしてしまいます。
まぁ~~~美形ですよね~うっとり。
内容は10ページの描き下ろし漫画なんですが、
髪をあげたスーツ姿で登場する男に「誰???」って感じで、
フィーの「アポロがスーツ着てる」って言葉でえぇっ!と驚き、フィーと一緒に目を見開きましたよっ!
フォーマルな装いがビシッときまっていて見惚れる男前な立ち姿。
シャングリラではラフな服しか着てないアポロですが、
本土では毎日スーツでお仕事をしていたので、着慣れてるのがまたステキ。
オーナーの付き添いで本土で会食して島に帰宅したアポロ…という場面から始まります。
話しながら部屋へ行くと、アポロの上着を片付け着替えの手伝いを始めるフィー。
三つ揃えなのでベスト姿もまぁ~~~ステキ。
がっしりした肩幅に厚い胸板、身体にフィットベストがもう堪らんっっ。
フィーは話しながらネクタイを外し始め、
アポロは自分のネクタイを外すフィーの様子を見ているうちに…。
フィーはアポロの事を考えながら、アポロはフィーの事を考えながら。
それぞれ眼の動きがセクシーで、不意に見上げたフィーの美しい顔。
固まっているアポロに何かを察したフィーが一言。
アポロは自分で気付いてないんだろうなぁ。
でもそんな顔してるよ~アポロ。
それにしてもフィーは目つきも口元も手の動きも色っぽい、
絶対いい香りをはなっているに違いない。
本編ではまだまだこれからの二人、始まっているようで始まっていない。
そんな感じがこの描き下ろしでも感じられて、
この二人はどんな風に愛し合うんだろうか…と、まだまだ見えない先に想いを馳せる。
私はスーツフェチじゃないんですが、今回はフォーマルなアポロに撃ち抜かれました。
ほんとステキ…ハァ~うっとり。
特にベスト姿の身体のラインが凄く好みで、ずっとフゥハァフゥハァ言い続けてます。
ごちそうさまでした。
いさか十五郎先生が漫画を描いて15年になるそうで、おめでとうございます。
同時連載されたシリーズ作品が2冊同時に発売されて一気に6冊です。
本作はシリーズ6冊目にあたりますが、この作品だけでも楽しめる内容になってますよ。
(俺を狂わすドSな先輩のレビューにシリーズの時系列表記あり)
主従関係の幼馴染み同級生、大型忠犬 敷×御曹司 真宗
シリーズの初めから毎回チラッと登場していたお金持ち成田先輩がメインです。
大学は親の言う通りにする条件で、既に自分の会社を経営しつつ高校は寮で好きにしている真宗。
そして、子どもの頃に真宗に助けられてから常に側で仕え性処理もする従者 敷。
真宗が敷への恋心に気づいたことで真宗の意識が変化し、
従者ではない敷を求めている真宗が抱える想いとは裏腹に、
これ以上側にはいられないと離れてしまう敷、誤解とすれ違いから更に…。
私はあなたのもの…子どもの頃にした敷の約束ですが、
真宗の想いとは段違いな敷の独占欲と嫉妬が爆発する描写がせつない。
敷×真宗だとシリアステイストが多いですが、
後輩CPの酒々井×古部が絡むとコミカルテイストで和んで、程よく中和されるのがいいですね。
シリーズでチラッとみていた金持ち先輩の真宗は小生意気な感じでしたが、
本作では素直でスレてない部分や意地っ張りな面も可愛くて好感度アップ。
ですが、やっぱり私は攻め贔屓…
普段は寡黙な忠犬の敷が見せる、激しい嫉妬と独占欲にギュギュっとさせられた。
いつも感情を見せない分、その感情が見えた時の愛おしさが半端ないのですよ。
シリーズでは特に体格身長差のある二人。
小柄な真宗と大柄な敷の体格差萌えカットが多く描かれてたのもありがたい。
バックハグで包まれてる感じや、肩を抱く感じも雰囲気があって好きです。
しかも、敷が主人の真宗にそんな格好させて…という大胆カットのシーンは見ごたえあり。
表情変化の少ない敷が静かなトーンなのに激しく抱いてる感じがするのも堪らない。
シーモアで購入したんですが、同時発売の「みんなの知らないドS先輩2」よりも修正が甘い気がする。
「みんなの知らないドS先輩」はシーモアの修正がホタルで、
「みんな…2」は先から半分が白抜きで修正がきつくなってるんですが、本作は先から1/3位が白抜き。
しかも、修正せず上手く見せている部分もありました。
コミックを買う度に少しづつ修正が厳しくなっているのを感じますが、仕方がないんでしょうね…。
みかづち寮シリーズの5冊目で、「みんなの知らないドS先輩」の続編です。
4冊目まではメインCPが変わっていくので全部読まなくても楽しめたんですが、
本作は「みんな…」で恋人になった二人の話なので前作は必読かな。
今回は同時連載されていたシリーズ作品が2冊同時発売され、一気にシリーズ作品が6冊になりました。
【シリーズを整理】
・「同居人のてのひらで」同級生CP 酒々井×古部、切嶋×茅原先輩
・「続きは朝まで」同級生CP 寮長天野×副寮長羽生
・「キスもできなかった」同級生CP 相楽×別寮の幼馴染み響、「同居人…」切嶋×茅原
・「みんなの知らないドS先輩」先輩後輩CP 麻里野×風磨、「キス…」相楽×響 番外編
・「俺を狂わすドS先輩(みんなの知らないドS先輩2)」
・「僕の、憎らしい犬。」同級生主従CP 敷×真宗
いさか先生の描くカッコイイ攻めと、寮生のワチャワチャ感が大好きです。
色んなタイプの攻めが楽しめて、シリーズが進むごとにオスCPが増殖してドキドキワチャワチャが一杯。
何よりもCPによって色んなタイプのエッチ描写が楽しめるのもこのシリーズの旨味。
本作は「みんなの知らないドS先輩」で恋人になった二人の続編。
腹黒イジワル麻里野×やんちゃな後輩風磨
麻里野が高1の時に慕っていた、元寮生OBの菜乃留と大地の登場でひと悶着。
自分のしらない麻里野の過去に動揺し、嫉妬と不安で掻き乱される風磨。
変わらず麻里野にイジワルをされても、もっと想いが強くなっていく風磨が可愛い。
もちろん麻里野のイジワルは愛情なんですけど、
二人のイチャイチャを眺めてるだけでずっと顔が緩んでしまう。
とうとうシリーズにDKじゃない大学生OBが登場して、更に広がりを見せてますが、
強気で天真爛漫な菜乃留はまだまだDKっぽい。
反して優しくて落ち着いた大人な色気を漂わせる、長髪イケメン大地…好き~~~~っ!
長身でがっしりした肩幅の大地が、首をかしげて微笑むだけでキュンとするわ。
久々にVネックがエロカッコいいキャラに出会えたよ。
しかも、見た目だけでなく発する言葉も大人でステキ。
菜乃留と大地の関係性も見どころで、
麻里野への想いを軸にして、葛藤や周囲との関わりで精神的に成長する風磨も愛しい。
菜乃留、大地、麻里野のDK過去話がなかなか興味深くて、
みんな成長してるんだよって感じさせて貰えます。
見どころエッチは、ちゃんとドスケベにして麻里野の元へ行った風磨の…。
絆創膏はわかりますが包帯をそんな使い方するんですかっっ!!!
それを眺めるメガネを外した麻里野のクールな眼がドSで堪らん。
美形な麻里野がイジワルに歪めた口元と眉間のシワを寄せてる表情に陥落です。
いさか先生の描く眼はほんとに刺さる感じで、ドSに射抜かれてる感覚が最高だ。
本編と描き下ろし以外に音花に掲載された
「サイン会レポート」
みかづち寮のキャラを一人リクエストして描いて貰えるなんてサービス満点ですね。
BLイベントに参加したことがないので本当に羨ましい限りです。
私だったら誰にしよう…相楽、メガネを外した麻里野、深いVネックの大地…妄想が捗って決められないわ。
「みんなの知らないちょろい風磨」
描き下ろしもそうでしたが、ドSが変態に…期待を裏切らない内容です。
そして、全編通してやらしいtkb描写が詰まってました。
みかづち寮シリーズは身長体格差の比較も醍醐味で、
複数キャラが並んだ時に、「こっちの方が低い(高い)んだ」と気づいたり、
それに気づくだけで萌える楽しさがあって好きです。
※シーモア:先から半分白抜き修正。