最新レビュー一覧

転生した社畜ですが見た目は極上なエルフです 小説

櫛野ゆい  笠井あゆみ 

元社畜、ゲームの世界で「働き方改革」推進!

櫛野先生の新刊は、エルフ王×ゲームの世界に転生した30代社畜SEの
転生ファンタジー。

転生ものなんですが、ちょっと捻った部分があり、
楽しく拝読しました。

まず、笠井あゆみ先生の表紙イラストが麗しすぎて
じーーーーっと凝視...

帯が付いていて隠れている部分、帯を外して見える
レンドールのスラリとした足も魅力的です✨
個人的に”長髪攻め大好き”ということもあり、
ビ…

4

転生した社畜ですが見た目は極上なエルフです 小説

櫛野ゆい  笠井あゆみ 

ゲームの中で生きてるんだ!

櫛野さんの異世界転生もの。しかもスマホゲームに。
それもエルフに!

一気読みでした。
働き方改革からゲームのシナリオを変えたことでの修正力へと。
主人公ロウ(労)が前世の自分に出来なかったことやまるで自分のような立場のドワーフたちのために改革していくのは爽快でした。

信頼できるエルフの王レンドール。
めちゃくちゃ適応力が高くてびっくりです。それだけ労のことを信じてくれてるんです…

4

背中を預けるには 外伝 この恋の涯てには 小説

小綱実波  一夜人見 

小綱先生は三角(四角?)関係好きを喜ばすのがお上手!

ヨセフが主人公のお話です。
冒頭だけ現在(ページで言うと172ページあたりのお話)なんだけど、その後一気に昔に戻って背中を預けるにはで読んだ時系列をヨセフ視点で進んでいく感じです。
こんな最初の方のお話から追っていくと思っていなくてビックリしました。
でも、この厚みだし納得です。

驚いたのが、ディルクがヨセフをそういう意味で好きだったのが想像していた段階よりかなり早かったこと。
レオ…

0

背中を預けるには 番外編集 運命の男達 小説

小綱実波  一夜人見 

大満足!!!

人物紹介に載っている脇キャラ全員分の個別ストーリーが載っていてびっくりしました!

▼ブルングウルト協奏曲
ヨセフの傷、レオリーノを守っての名誉の負傷というのは分かっていましたが、まさか8歳にして長兄オリアーノより戦えて俊敏で大人2人殺していたとは思っていなくて。想像を超える強さ...!
甥っ子に会いに行くお話は、グラヴィスのレオリーノ過保護甘やかしっぷりに拍車がかかっている様子が伺えた。…

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転生した社畜ですが見た目は極上なエルフです 小説

櫛野ゆい  笠井あゆみ 

ファンタジックな世界の中に投影されたリアルな現実世界に読む手が止まらない

いやーーー傑作傑作!!
転生したアプリゲームの世界に、働き方改革を推奨していく手腕が実に痛快愉快です。
ブラック企業で社畜スキル値を上げてきた主人公なだけありますね。経験に基づいた現場の声、なるほど納得な提言ばかりです^ ^
人間界における効率の良い働き方を、まさかゲームの世界の労働社会に応用するなんて。ファンタジーの世界なのに、日常の現代社会のリアルが投影された雇用主と労働者の関係がめちゃ…

5

銀狼と許嫁 小説

櫛野ゆい  高城リョウ 

白銀スパダリ狼の溺愛に酔いしれ、両家の絆に胸熱くなる

櫛野ゆい先生の新刊と共にお迎えした、こちら。

溺愛獣人大正風浪漫「第二弾」とのことですが、
第一弾(虎獣人、今作の攻めの上司が攻め)未読の自分でも
問題なく読めました☺︎

安心安全!の、櫛野先生の獣人溺愛もの、
あまあまに浸りたい…!という今の気分にピッタリ、ドンピシャでした✨

櫛野先生があとがきで語られているように、
恭一郎(攻め)は本当にまるっと”理想の旦那様”。

0

Platinum 小説

冬木真魚 

切なさたっぷり甘々たっぷり

切なさをたっぷり味わえる表題作と、甘々たっぷりのその後のお話。最後の二人は交際歴九年のカップルになっており、これからもきっと大丈夫と安心できる雰囲気で、幸せな気持ちで読み終えることができた。

冒頭一言目から、とても辛い始まり。そしてわざと泥酔した葵は、真夜中の冬の河原で意識を手放す。そんな葵を拾って持って帰ったのが梶原という、運命なんだか気まぐれなんだか分からない出会い。で、なし崩し的に同居…

1

つらつら椿 小説

月夜堂 

医師を志す青年の日常

京言葉が良い味出してる江戸時代もの。医師を志す伊純の日常が淡々と描かれている。BL要素はあるが、恋心より医療者としての矜持が強く語られていたように思う。とはいえ想い合う二人のハピエンで終わるので、そこは安心できた。

伊純は想い人である有岡と気持ちを確かめ合いつつも、身体をつなげる前に長崎遊学に向かう。そこで出会った和蘭人医師は、身体を捧げなければまともな指導をしてくれない。そんな状況に耐えな…

0

リバーサイドベイビーズ 小説

砂原糖子  雨隠ギド 

ツッコミなしのボケ×ボケ高校生

ツッコむ人がおらず、ボケ×ボケ状態になっている高校生カプ。序盤から多真上の言動に恐怖を感じていたら、ついにやらかしてしまった。いくらマイペースでズレているといっても、脳震盪で倒れた意識のない相手を強姦するのはさすがに許容範囲外。反省はしてたが、もう少し挽回して欲しかったと思う。

三丈は感情は分かりやすいけど、あらすじでおバカ高校生と言われている通り考え無しな行動を簡単に起こし、その思考にはつ…

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世界のすべてを君にあげるよ 小説

砂原糖子  三池ろむこ 

切なさを演出する文章が好きすぎて

結構ガチに駆け落ちしてたお話。省也視点で、省也の葛藤がめちゃくちゃ伝わってくるのに、どうしても洸生の方が不憫で気の毒でそちらに肩入れして読んでしまう。切なさを演出する文章が素晴らしく、その表現力で泣かされた気がした。

省也は心理描写がしっかりあるので気持ちは分かるけど、洸生を振り回しすぎかな、と思う。期待を持たせたり時限爆弾(比喩)を仕掛けたり、逃げたり戻ってきたり。これでは洸生もいつ消える…

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