yocoさんのレビュー一覧

過去のないαと未来のないΩの永遠 小説

片岡  yoco 

オメガバース 作品トップレベル!

あらすじは、他の方のレビューにもあるので省略しますが、もう本当に最高!!簡単にオススメポイントを3点レビューします!

①後半にかけての秀逸な伏線回収!
大抵の小説は、中盤あたりで結末までわかってしまう事多いですが、この本は本当にラストまでドキドキハラハラしました!そして、序盤から中盤にかけて、色んなところに仕掛けられた伏線が、ラストにかけてどんどん回収されていく、、、普通の小説としても面白…

5

ピノと、彼の初戀 小説

伊勢原ささら  yoco 

木の人形故の純粋な気持ちが温かい

魔法の力を借りて、心を持って動く人形のピノが、人間のラウルに恋をする物語。
人形のピノが歌ったり踊ったり、そして童話で読んだお姫様と王子様の恋の物語に憧れ、人間のラウルを好きになって行く様子が、とても初々しい気持ちで、読むことが出来ました。ピノがラウルと出会う前は、ピノを作った製作者であるパオロとずっと一緒に暮らしていましたが、パオロの教育というか、ピノに対する接し方?どうやったらこんな風に美し…

0

中野くんと坂上くん 下 小説

エムロク  yoco 

ダイナミックでスリリング

上巻から下巻へ。
BLなのだけれど、BL色が濃いかというとそういうわけでもなく、どちらかというと海外のアクション映画・ドラマを観ているような感覚になりました。
至るところでドンパチと銃が鳴り、カーアクションありのダイナミックでスリリングな展開に。
作中に具体的な地名や駅名が登場するので、これは東京・関東圏に馴染みのある方はもっと楽しめるかもしれませんね。

謎の同居人との奇妙で平穏だった…

1

中野くんと坂上くん 上 小説

エムロク  yoco 

奇妙な同居生活

非BLレーベルから出版されていますが、BL作です。
同居もの+ハードボイルドの文字とyocoさんの素敵なイラストに惹かれて購入。

バーで出逢い、気が付けば中野の自宅に転がり込んで棲みついていた青年・坂上。
坂上というのが本名なのかも定かではなく、名前どころか職業も知らない彼との奇妙でスリリングな同居生活が綴られていきます。
ふらっと現れたかと思ったらまたふらっといなくなる、猫のようでい…

1

坂道のソラ 小説

朝丘戻  yoco 

言葉の繊細さ

救ってもらったことを文字と心のなかだけで片づけて、実際会って一緒に肩を並べているときにはうやむやのままっていうのが違和感だ。文字の世界からもう一度とりだして、ありがとうの一言ぐらい声で言っておきたかった。


言葉の大切さや繊細さが深々と伝わってきて、改めて作家さんて凄いなあと思いました。一吹の誠実さや賢司のかける言葉ひとつひとつが素敵だったり可愛らしかったり優しくて。一吹は主人公で悩む心理…

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運命に抗え 小説

関鷹親  yoco 

WEB発痛い系エゴイズム愛の頂点

 タイトルの重みがスゴかった…!
よくありがちなタイトルだし、甘く見てました。
運命に抗う事は壮絶だった…。
究極の痛い病み系BLです。

オメガバースが食傷気味だったり、恋愛ものにマンネリを感じている人には楔を
ぶち込んでくれるような作品だと思います。
描かれる愛はエゴイズム色が濃いので、合わない人も当然いると思いますが、
そういう系統がツボな人はハマると思います。


使…

1

えとがみ-干支神- 辰神は童貞太子に愛される 小説

犬飼のの  yoco 

ツンデレも行き過ぎたらウザいだけ

前作が良かったため購入。
しかし結論としてはこちらはイマイチだったな…
受けの翠綺がいつまでたっても素直にならず結局最後の最後までそのままでずっとモヤモヤしていた。牙王丸に何度もひどい言葉を吐くし、謝りもしない。いくらなんでも攻めが可哀想。
いちど反省したかと思いきや、次の瞬間には元通り。それを何回も繰り返すものだからいい加減うんざりしてしまいました。ツンデレも行き過ぎは可愛くないしウザいだ…

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ピノと、彼の初戀 小説

伊勢原ささら  yoco 

童話的世界観とのギャップ

木の人形であるピノが、自身を作ったパオロを探して旅をする話。
パオロを訪ねてきたラウル、旅の途中で知り合ったアンジェロとピノの3人の旅です。
ピノは天真爛漫で元気印の魔法人形。沈み込むラウルを笑顔にし、病弱のアンジェロに活力を与え、いろいろな人を明るい気持ちにしていきます。
設定は寓話的で可愛らしく、イラストもほのぼの。BLであることを忘れるほどでした。
むしろBLであることを最後まで忘れ…

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えとがみ-干支神- 辰神は童貞太子に愛される 小説

犬飼のの  yoco 

はぁーじれったい!

なんてアンバランスな翠綺。
すごく高い位にいるボンボンらしく絵に描いたような高慢で意地悪な発言と態度、でもその裏にある後悔と葛藤。
ド派手好色美丈夫の冥王様の粋な?はからいでせっかく少し自分の気持ちに気づけたのに全然素直になれない。
もうこちらがいい加減にしろ!!と言いたくなるほどに。
その実、うずまく心情は可愛らしさもあって、激しい妬心はとても人間的。
本の後半になってもぜーんぜんまと…

1

ピノと、彼の初戀 小説

伊勢原ささら  yoco 

めちゃくちゃ面白いやないかい!

数ページ読んで、ああこれは神作だと確信する作品に久しぶりに出会った。ちゃんと最後まで最高な物語でした。


とにかくピノが優しくていい子で健気で…人間の男の子じゃないからわざとらしさがないというか、人形だからこそスッと入り込んできて、こんなにも人を思いやれる彼の優しさにこちらの心が救われたような洗われたような、とにかくあたたかい気持ちになりました。

ラウルはもうね、最初に黙ったピノにす…

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