小椋ムクさんのレビュー一覧

魔王様の清らかなおつき合い 小説

海野幸  小椋ムク 

No Title

 攻めから告白された受けが「友達からなら」と言ったせいで、攻めが一切そういう雰囲気を出してこなくて焦れる。
 デート先も動物園だったり映画館だったり、そして夜になる前に解散。夕飯に誘って酒を一緒に飲んでも、ホテルに連れられることはない。受けが遠回しに「攻めの家に行きたい」と言っても「散らかってるから無理」と断られて撃沈。
 告白してきたのは攻めなのに、受けの方が追いかけてる。なんなら受けが距離…

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悪い男には裏がある 小説

海野幸  小椋ムク 

好きすぎて胸が痛い。溺愛系彼氏爆誕…!!

”オカン系世話焼き溺愛攻め”の爆誕に萌えが広がりすぎて、読後の興奮冷めやらない頭でレビューを書いています。

『ウサ耳オメガは素直になれない』から海野先生の作品にハマり、他作品を読み漁っているところなのですが…

もう、これ今まで読んだ先生の作品、というか読んできたBL小説全般の中でもダントツ好きかもしれない…!!!
読みながらときめきすぎて胸の高鳴りに苦しくなるほどでした。

海野…

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ウサ耳オメガは素直になれない 小説

海野幸  小椋ムク 

ただのケモミミものと侮るなかれ

いや、皆様のレビューにある通り、これ、本当に本当に深いし考えさせられるお話…!
紛うことなき神作です。神ボタンがあるなら連打したいぐらい。

面白すぎて貪るように読みましたよ。途中ちょっと泣いたりもしながら…

強がり意地っ張り受けと、それを思う存分甘やかしてくれる頼もしい攻め。もう大好物であります、はい。

オメガバースでリーマンもの、×ケモミミ。
作者様自身もあとがきで語られて…

1

触れて、感じて、恋になる 小説

宗川倫子  小椋ムク 

ずっと気になっていた作品。

親友の年下同僚で、遠慮ないもの言いをする第一印象サイアクなリーマン×後天的に視力を失い全盲となったせいで、恋にトラウマのある鍼灸師のお話。


途中までは、攻めは好きになると、その相手にめちゃ甘で尽くすタイプで溺愛スキーとしては最高じゃん(サムズアップ)と思っていた。

途中までは、ね(ゲンドウポーズ)

だけど途中から、これは…ちょっと賛否両論あるシーンでもあるのかなと…

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ウサ耳オメガは素直になれない 小説

海野幸  小椋ムク 

心臓が鷲掴まれまくる1冊です

オメガには元々動物の耳が生えて生まれてくるという特殊設定ありのオメガバで、一般的なオメガバ要素は控えめな作品でした。

不憫受けからの溺愛エンドが大好物なのですが、不憫受けには外的要因によるかわいそうな受けと自己否定的で自分で追い込んでかわいそうになる受けの2パターンあると思ってるのですが、今作は圧倒的後者!!

むしろ周りからはかなり評価されてるし、攻めとは仲良くもしているのに、耳を切除…

2

星屑コンフィズリー 小説

淡路水  小椋ムク 

シンデレラの魔法のあとの洋菓子店

周囲が暗闇で包まれる真夜中ちょうどにひっそりと開店し、あたたかいあかりが灯る洋菓子店があるという。

果実がぎゅっと濃縮された、宝石のような色とりどりのパート・ド・フリュイ。ふわりと甘い香りが広がる焼き菓子たち。
作中に登場する洋菓子たちが本当に美味しそうで、まだ出会ったことがない名前を見つけては、いったいどんな味なのだろうと想像したくなります。

深央が奏吾が作る洋菓子にときめいて以来…

0

嫌よ嫌よも好きのうち? 小説

月村奎  小椋ムク 

鈍感と不器用のラブコメ

裕貴の天然は、ラブコメだと思って読まないと アホすぎて・・。

「嫌よ嫌よも好きのうち?」
天涯孤独の裕貴を何かと気にかける、原田夫婦。
裕貴は、大介の不器用に気付けず、接触を嫌う。

「恋は思案の外?」
古家で27年間エアコン無しの生活だった裕貴、
エアコン+雌猫の提供者・大介への感謝を素直に言葉にできない。
思わせぶりと誤解が生むラブコメ。 


鎌田裕貴:27才 母子…

1

悪い男には裏がある 小説

海野幸  小椋ムク 

二人とも!

タイトルの「悪い男」って攻めの諏訪だけじゃなくて受けの光成のことも指していやしませんか?

地の文が三人称文体なので、時々諏訪の心情も書かれることがあるものの、視点はもっぱら主人公・光成に寄っています。

そのため、読者から見た光成というのは「表」に見えるんですが実は「裏」なんですよね。

光成は初恋の人と歴代彼氏が揃いも揃ってクズ男ばかりだったため、無意識のうちに彼らにかなり毒されて…

2

恋する臆病者 小説

月村奎  小椋ムク 

気の毒すぎて、笑えなかったラブコメ

出版社営業の五十嵐は、自分に自信がない。
恋愛とは言えない関係・・性的不能な男から五十嵐は「淫乱だ」と何度も言われた過去がある。

憧れの俳優、椎名の出版記念サイン会で偶然担当になったことから、
椎名と恋愛に発展していく

だけど五十嵐は自信がないので、常に挙動不審になってしまう。
五十嵐の自信がない様子が気の毒すぎて、笑えなかったラブコメ。



五十嵐玲:27歳 出版社営…

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魔王様の清らかなおつき合い 小説

海野幸  小椋ムク 

とっても素敵なおつき合い

海野先生は、ひとつのテーマにとらわれず本当に幅広い作風で数多くの作品を書かれている稀有な作家さんだと思うのです。
その中でも、日常の中にあるありふれた物事をBLの中に落とし込みながら丁寧に掘り下げている、こういったテイストのお話が1番好きかもしれないなと感じた1作でした。

「女性は甘いお酒が好き」だとか、「男性はシトラス系の香りが好きだろう」だとか、世間一般に蔓延る謎の決めつけやイメージっ…

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