葛西リカコさんのレビュー一覧

裸のマタドール 小説

華藤えれな  葛西リカコ 

闘牛も愛も!!

闘牛の熱狂!緊迫感!!
健気で苦しい恋路、闘牛士の誇りと師弟愛に高まる震える~

シリーズ3作品め、と知らずにこちらから読んでしまったけど問題なく世界に入り込め刹那的情緒的すさまじい熱量に打ちのめされました!

英雄レジェスの傲慢さに翻弄されていたのに、
記憶をなくし、真摯に付き従う優しさに苦しむ…
記憶喪失ものの葛藤と闘牛スタイルの葛藤が相乗効果で胸にくる!!

レジェスを再び…

2

愛のマタドール 小説

華藤えれな  葛西リカコ 

ヒリヒリ!!

破滅的な闘牛士×臆病儚げ神父

神父が嫌い×闘牛が嫌いなことを隠して体の関係を…
すれ違い、考え方の違い、お互いの生と性のトラウマ、
死にたがりな2人がヒリヒリ変わってくの良い。

死を看取れって重い!!!(スキ)

2人とも抱えてるものが拗れてて、それゆえなのか皮肉っぽい態度で、
駆け引きめいてるとこにドキドキしました。
ずっと体だけで気持ちを抑えていた分、
ひまわり畑での…

2

お菓子の家~un petit nid~ 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

自分の居場所。

「夜明けには優しいキスを」のスピンオフになるこちら。
DV攻め様だった弘明がこちらでは受け様となります。
攻め様は、街のパン屋さんのオーナーの阿木。

阿木のパン屋で働くことになった弘明ですが。
警戒心の塊で口下手で愛想なしの弘明に対して、気にすることなく接する阿木。
距離の取り方が上手い人だなぁ。
パン職人の知世も息子の里央もいい人たちで。
みんな何かしら抱えているけど、だからこ…

1

心を半分残したままでいる(3) 小説

砂原糖子  葛西リカコ 

ちょっと泣けた

感想なのでネタバレしています
未読の方はもったいないので、このレビューは読まずにどうぞ

真文の夢の描写で思いがけず泣いてしまった
思い出す部分に障害が起きているって、そう言えば言っていたもんね
記憶自体はあるんだ
お母さん、よそのお子さん巻き込んで大変な事故起こして本当危なかった、似たような人に会うこともなかっただろうし、理解されてるって思うことのない育児期間の末に亡くなって本当気の…

0

恋してみませんか? 小説

西江彩夏  葛西リカコ 

恋を売る男

「私は主に、お客様に恋愛を売る商売をしています」
口元に薄く笑みを浮かべそう語る、やたらと綺麗な見知らぬ品の良い男。

リョウという恋愛屋を名乗る男と、そんな男に突然話しかけられた、彼女に振られたばかりの大学生・鈴木。
全編攻め視点で綴られるなんとも奇妙な出会いから始まる物語。
恋愛屋と傷心中の大学生が擬似的恋愛関係になったら?
出版社あらすじ通りのお話なのですが、始まりが始まりなもの…

0

下僕の恋 小説

高尾理一  葛西リカコ 

大企業後継を巡る騒動

2001年の作品を再編して2011年に文庫化したもの。
葛西リカコ先生のイラストは、表紙だけ。

お家騒動を仕掛けた悪役が捕まり、落着するまでのお話。

総合商社 榎並コーポレーション
安達:社長代行の専務取締役
横田:副社長 

一島隆生・25歳 秘書 泣き虫のりゅうちゃん
朋宏の安全を確保し、命と財産を守ることを先代から言いつかる

榎並朋宏・26歳 
両親が事故死 …

0

愛がしたたる一皿を 小説

一滴しぃ(Si)  葛西リカコ 

何これ、めっちゃ面白いけど、怖い

初読み作家さんでした。
文章も丁寧で読みやすく、とにかくストーリーが面白くて!
一気に読んでしまいました。

で!!
何これ、なにこれーー!?なんですよ。
めちゃめちゃ面白い。
フードライターと料理人の恋、なのですが、ひゃあ~っとなるほど、仄暗いんです。
お料理モノなのに、どうしてこんなに仄暗いの??
怖いんですけどー!ってわけわかんないぐらいです。

サスペンス色がありつつ…

0

夜へと急ぐ二人 小説

水原とほる  葛西リカコ 

「純愛」 この続きを読みたい

理不尽な暴力場面が無い恋愛小説。
内容は、過去と決別する再生。夜の次に訪れるのは夜明け。
以前の作品テーマは「執着」 この作品からテーマは「純愛」に変わる。


北原憲介:34歳,弁護士 ゲイ
昔、恋人を二輪事故で失う。
ポルシェのバッテリーアガリを翠が治したことで、知り合う。

遠野翠:20歳、華奢な美貌。元暴走族の姫。事故で族を辞め、高校中退。 
昼間は自動車整備工、夜は夜…

0

好きになるはずがない 小説

椎崎夕  葛西リカコ 

3部作の中では1番好きな攻め様♡

題名が「好きに~」と続く、葛西リカコ先生イラストの3部作のラスト。
スピンオフではないですけど、何となく雰囲気は通じるものはあるなぁ。
葛西先生のイラストの力も大きい(≧∇≦)


受け様の笙は、仕事と遊びの顔を使い分けて過ごす日々。
ある日、見学のつもりで行ったゲイバーで絡まれていた所を1人の男性に助けられる。
こちらが攻め様である守川。
以来、飲み友達として楽しく付き合ってきた…

0

好きになりなさい 小説

椎崎夕  葛西リカコ 

もうちょい糖度が欲しいかな~。

「好きにならなくていい」のスピンオフなのかと思って読んだけど、全然別の物語。

受け様は、母親思いの青年、史哉。
シングルマザーだった母親の庇護者で、籍こそ入れてなかったものの、ほぼ夫婦関係だった宮原を亡くした高校3年の時。
それまで何くれとなく世話をしてくれていた宮原の秘書、有木がそのまま後継人となる、と遺言にあり。
くちさがない親戚一同から有木と母の噂を聞いていた史哉は、母に手を出さ…

0
PAGE TOP