中原一也さんのレビュー一覧

つごもりの夜にもういちど 小説

中原一也  小椋ムク 

ネタバレなしで読むべし!

他の方も書いてらっしゃいますが、本当にネタバレなしで読んでほしい!
一読目の驚きや感動が薄れてしまうので事前知識なしに読んでほしいお話です。

冒頭は子どもの頃を知っている攻めの男らしく成長した姿にどきどきする受け、けれど受けは同時に切なくも感じているというはじまり。
最初は病気関連の泣いちゃう系かなと思いきや、読んでいくうちにもしかしてと思い、その答え合わせをしたくて、かなり駆け足で読み…

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つごもりの夜にもういちど 小説

中原一也  小椋ムク 

よく読むと惨くて怖い民話調BL

ネタバレを読まずに読むべきだった・・

「つもごり」とは 月の下旬や月の最終日。 みそか。月の最後の日 「晦」
=最後の夜、という意味のタイトルみたい。

吉乃:よく狐の面を被っている長髪美人、
吉乃の素性が、この物語の肝。

向葵:鎮守の森で迷子になっていた里の子

柊:吉乃に尽くす執事

吉乃は、年を取らない。
たまに訪れる向葵だけが成長して老いていく。

その訳…

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僕たちは昨日まで死んでいた 小説

中原一也  笠井あゆみ 

目指す夢を復活 生き直す話

笠井先生の挿絵が美麗。りくは寂しげな美貌。
意味不な題名に誘われてしまった

月島りく:おにぎり販売の「そらのテーブル」を経営
人間の諦めと絶望の臭いが分かる。
りくを異能ごと受け入れてくれたのは、佐埜だけ。

佐埜??:
恋人になるまでの筋書きのせいか、佐埜の名は出てこなかった。
「そらのテーブル」改装の左官職人
絶望と諦め由来の死臭を放つ、折り紙作家の卵。

異能を活か…

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「つごもりの夜にもういちど」コミコミ特典SS小冊子「きっと、いつか」 特典

想いは時空を超えて

本品は『つごもりの夜にもういちど』の
コミコミスタジオ特典小冊子です。

本編幕間、吉乃が土地代理となった後のお話です。

吉乃が神様代理としてこの地を再び納め始めてから10年、
未だに愛する人との再会は叶いません。
以前は山から降りられたのに戻ってからは
ここからでられなくなっていたのです。

2度と吉野が役目を放棄しないようにと道が閉じても
向葵はいつも吉乃に向かって歩い…

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幾千の夜を超えて君と 小説

中原一也  麻々原絵里依 

すごい結末だった…!

本人の意思ではなく、不老不死の薬を飲み、死ねない体になってしまった司波と何故か暗闇と閉所が恐ろしい矢代が七夕の霧雨の夜に出会う。

司波はある一人の男への思いを引きずり約150年も孤独に耐えて生きていた。矢代はそんな司波を不憫に思い、司波が死ねる方法を一緒に探す決意をする。

司波が不老不死の薬を飲んでしまった経緯や、矢代が暗闇と閉所を怖がる理由が重なり、全ての謎が解ける。

あとがき…

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僕たちは昨日まで死んでいた 小説

中原一也  笠井あゆみ 

爽やかな青い表紙だけど、シリアス!

現代を舞台にしているけれどあくまでファンタジーで、小説の世界の出来事。そう思いでもしないと、受けと攻めの置かれている環境がしんどすぎて重い。

受けのお母さんがひどいんです。ですが悪役じゃないので憎めず・・・もやもや。心の病気とはいえ、受けくんだって自分の息子なのにこれは辛い。

でも、後半にちゃんと間違いを正して、家族が立ち直っていく様が描写されていてすっきりしました。攻めの方の問題はミ…

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つごもりの夜にもういちど 小説

中原一也  小椋ムク 

ネタバレ無しで読んで欲しい

と言いつつあらすじからもしかして号泣の展開になるのではと警戒して、先に皆さまのレビューを読みながらある程度を予想してから読み始めました。

ちょっと身体の為に余計なストレスをかけない様に過ごしているので、いつも心を平坦にしようと心がけているんです。www

で読み始めて吉乃パートはレビューでヒントを貰ってたこともあり、吉乃を慕う向葵の少年から青年にかけての恋心を楽しむ事が出来ました。2人が…

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つごもりの夜にもういちど 小説

中原一也  小椋ムク 

世界を変える出会い

今回は別荘で養生中の青年と成長速度が速い青年のお話です。 

養生中の受様が出会った攻様と友となり、恋仲になり、
ともに未来へと向かうまで。

受様は病気療養で両親と離れて別荘暮らしています。
受様の周りには世話役である執事をはじめとする
使用人しかおらず、時間は穏やかに流れています。

受様は23才の誕生日を迎えたものの
色白ではかなげな雰囲気で細身の体ゆえか
もう少し若く…

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つごもりの夜にもういちど 小説

中原一也  小椋ムク 

つごもりの日に会いに来る

先生買い。これも忘れ無さそうと思ったので萌2にしました。都合よくバラ色って感じの終わり方ではないので、超お気楽ハピエンが好きなの♡という方は少しご確認ください。本編240P超+あとがき。泣き虫な方はおうちで読まれる方がよいかもです。つごもり=月末。

病気療養のため山の中腹にある別荘で、執事や仕える者たちとゆったり暮らしている吉乃(よしの)。ある日、どこからか子供の声が聞こえてきたので、探して…

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つごもりの夜にもういちど 小説

中原一也  小椋ムク 

最後の最後まで読めない展開

えーーー…これは衝撃。
めちゃくちゃに二転三転するストーリーです。
想像の斜め上をいくというか、予想がどんどん裏切られていく感じ。先の展開が全く読めなくて、この結末を予想できる人はいないんじゃないでしょうか。


物語冒頭は、素敵なイケメン(向葵)と美しい青年(吉乃)がお祭りでいい雰囲気な場面で始まります。
ちょっとおかしな部分というのは、どうやら2人の時間の流れ…歳の取り方が違うよう…

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