※このレビューはネタバレ有です
5、6巻よりはずっとストーリーがすっきりしたように感じました。というか、テンポが良かったと言うべきでしょうかね。BLはひとまず置いておいて、思わず引き込まれたり、唸らされたりする展開が多かったように思います。桂木の母親らしい芸者の知津の話や、桂木と石崎、石崎父とのやり取りなどなど。終盤まで暁人と桂木が一緒になることはないのですが、別々に暗躍する2人のかっこ良さに惚れ惚れしました。特に、暁人が病床…
※このレビューはネタバレ有です
リバ大大大好きな私としては、連載中から大注目していました。
さて1冊にまとまって、これはとても良いリバである、と再認識いたしました。
帯にあるように、正に「好きだから 抱きたいし抱かれたい」。これがリバの真実だと思います。
この作品の主人公は、元ヤンキーの建築家志望の大学生・智史と、智史に憧れてアタックアタックで遂に付き合ってもらえた後輩で、現在左官見習いの敬太、です。
敬太は高校時代は体…
※このレビューはネタバレ有です
なぜでしょう。本作を読み返すほどに、志緒に共感できない自分がいて。本編と「青」では、結ばれるまでの桂のためらいや志緒の真っ直ぐさに、とても感情移入できたのですが。
結婚できない。一緒のお墓に入れない。志緒が悲しそうに悩んでいるのが、どうしてももどかしく感じてしまいました。
私が若い頃の気持ちを忘れてしまったからなのか。それとも、ここ数年で同性婚に関する社会の変化を見聞きして、「なんとかでき…