竹美家ららさんのレビュー一覧

もう恋なんてする気はなかった 小説

月村奎  竹美家らら 

会話がコメディ

「ずっとここできみと」スピンオフ、だけど、登場人物は別なので、
読まずに今作を電子版で読了。イラスト入り。
月村先生の作品は地味だけど、テーマが身近なものが多いので好き。
それと、語彙のリズムやテンポが良いので、音声化したら良さが上がると思う。


●夏川春樹:27才
15才から執筆、活動12年の作家 ラノベ➡ライトミステリ
容貌薄口の「雰囲気イケメン」、プライドが高い
過去の恋…

5

ふさいで~イエスかノーか半分か番外篇 3~ 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

相馬栄という人の裏側

番外篇1、2で名和田深くんがテレビ業界に飛び込むほど憧れ、子分として必死に食らいついていた相馬栄が主役でビックリでした。なぜってパワハラ発言当たり前の独裁者のイメージだったから。何となく「悪人」みたいなイメージでした。

そんな栄の新人時代から、ゴーゴーダッシュが終了するまで、そしてそれからのお話…。とても興味深く読みました。

本編でも一穂ミチ先生は「悪人」を作らないなと思っていたのです…

1

恋敵と虹彩~イエスかノーか半分か番外篇2~ 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

竜起の真っ直ぐさにやられる♡

番外篇1ですでに付き合い始めた竜起と深のその後です。

竜起と高校の同級生で竜起のことをライバル視してくる恵小太郎が中途採用で入社し、現場を覚えるために深の下で研修を重ねるうちに深に好意を抱いていって…という、当て馬登場かぁ~となる展開なのですが。小太郎が竜起を意識しまくっていてこじらせてる感じが可愛らしい。憧れとライバルが入り交じるとこんな風になっちゃうのかぁ~とニヤニヤしてしまいました。

1

横顔と虹彩 イエスかノーか半分か 番外篇 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

お互いに影響しあって成長する2人

番外編ということで、本編の国江田計の後輩、皆川竜起のお話でした。

テレビ業界のことは疎いので分からないのですが、テレビ局に勤めている人ではなく外注という形でテレビ制作って行われるようで、竜起の御相手はそんなテレビ制作に携わる外注のスタッフ、名和田深くん。

深はある過去から人の目を見て話すことを避けるようになってしまっていた。そして、学生時代からの憧れのテレビ制作に携わっているが、将来ど…

3

イエスかノーか半分か 3 おうちのありか 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

最高でした…!

今まで語られなかった潮の生家のお話。今まで語られなかったのも分かる、由緒あるご家庭のご子息でした。ただ家の方針に納得いかず、15歳で家を出たというのがまた潮らしくて惚れ直してしまいました。

国江田計という社会的ネームバリューを盾に取られて計と距離をとることを選択した潮。もうこの辺りは泣けてしまいました。自分の背景(実家)が好きな人の足枷になるのではないか、逆に自分の仕事が相手の足枷になるので…

1

イエスかノーか半分か 2 世界のまんなか 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

最高でした

続編で、だれることも無くすごく面白い展開で楽しめました。

当て馬という訳では無いですが、潮の密着取材があり、そのインタビューをするのが木崎了というモデル。イケメンというだけでも計には面白くない上に、その木崎は旭テレビのアナウンサー採用に落ちたという経歴があるという。

そしてその木崎も出演する夜のニュース番組が計のサブとして出演しているニュース番組のちょうど裏番組にあたる。色々とライバル…

0

イエスかノーか半分か 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

評判通り素晴らしかった

色んなところでこの作品の評判は聞いていて、大体のあらすじも頭に入っていて読んだのですが、あらすじを超えて、想像も超えて面白かったです!

内心超毒舌だけど処世術として外面はとてもいいアナウンサーの国江田計が取材で出会った映像クリエイターの都築潮。彼と取材とは別の、いわば「裏の顔」の時に再会し、国江田計とは名乗らずにオワリとして付き合い続けるうちに、本音で語れる関係を心地よく感じてしまうが、潮に…

0

もう恋なんてする気はなかった 小説

月村奎  竹美家らら 

日常の恋

とはいえ、主人公たちは全く日常の人では無いんですが…
人気俳優と小説家。

職業的にはレアな業種だと思いますが、二人の間に流れている時間は、普通のカップルと大差ないものです。にも関わらず、萌があるのは、受けの晴樹にとって恋愛、恋というものがトラウマになってしまっていたから。
前の彼氏は、当時の編集者だったのですが、なんと付き合っている間にいつのまにか結婚していて、さらに子供までできていたと…

3

つないで イエスかノーか半分か番外篇4 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

アップデート

一穂先生の筆の魔法の力で2時間素敵な時間を過ごさせて頂きました。

はぁーーー……本当に凄い。どんどんのめり込んだし、没頭したし、自分自身とiPhone端末(電子書籍です)のみが存在する世界でした。


設楽と相馬の関係がより一層密にアップデートされた番外編4だったと思います。設楽は相馬のことが好きで、相馬からは明確な言葉で設楽への気持ちを伝えてはいないんですが…

その答えは読めば…

2

雪よ林檎の香のごとく 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

無題

題名は有名な詩からとった物ですね、苦手な先生×生徒物ですが好きな先生のデビュー作なので読んでみました。

読み始めはやっぱりキモっと思ってしまったのですが、流麗な文体のおかげで段々気にならなくなりました。ただ攻めが相当な屑なんですよね、一見飄々としているけどかなり節操が無いというか。

そういうのの延長線上で生徒に手を出しているので本当に好きなの?単に性欲では?と思ってしまいました。本人た…

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