葡萄瓜さんのレビュー一覧

非BL作品

蠍座の少年 剣と翔平シリーズ(1) コミック

中田雅喜 

この空気もまた

JUNEの初期の空気が竹宮惠子さんの作品で
彩られたとするならば中期は恐らくこの方の
このシリーズが醸しだす空気に彩られていたの
だろう、と評者は勝手に思っております。

巻末の中島梓さんの解説も恐らくJUNEに潜んで
いた空気なのです。仮令今の感覚にそぐわないと
しても。
そう言う空気を味わう為に一読するのも多分
ありでしょう。

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二次創作

ララパルーザ(アンソロジー著者他複数) コミック

ある意味究極

「ハート・ブレイク・カウンター!! KOされたい」

「はじめの一歩」で商業アンソロジーを作ろうなんて、
何処でどう企画が持ち上がったのでしょう。
結果として濃厚な一冊になったから良いようなものの。

まさか出ていないだろうと言う事でスルーされがちな
一冊ですが、機会あらばお手に取る事をお奨めします。
味わいが中々にございますので。

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二次創作

FIRE RESCUE 119(アンソロジー著者等複数) コミック

さり気なく濃厚

タイトルから既にお察しの方もいらっしゃるでしょうが、
「め組の大吾」二次創作アンソロジー四冊の中の一冊です。
冒頭からどういう顔ぶれだとのけぞりそうになりますが、
皆そう言う時代を経てきたのだと言う事で。

オヤジと汗臭い男が好みであるならば、偶然手にした時に
一度目を通しても良いかと思われます。
テレビドラマの方とは確実にリンク致しませんのでご用心。

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恋するファーレンハイト コミック

佐藤真理乃 

時代の名残

表題作シリーズはぶっちゃけて言いますと
ナマモノ二次創作を基盤にした創作です。
あの人ですよねと確信された方の直感は
正しいでしょう。
その直感は同人誌より採録された短編二編に
よって確実に裏付けられる筈です。
同人誌からの再録分には一切誤魔化しの
為の加筆がございませんから。

資料として読み返した筈が作中からはみ出る
アッケラカンとした愛着につい共感してしまう、
そう言う…

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星に願いを コミック

水野透子 

さり気ない下地

ショタ作品の中にさり気なく毒を織り込んで
いたりするこの作者さんの割合に正攻法な
BL短編集です。
表題作とワイド4コマを除いて全てが学園もので
構成されています。

性描写の部分でこの作者さんを知った方には
この本の各作品の展開の歯応えに少し戸惑いが
あるかも知れません。
が、そう言う基礎がないとさり気ない棘を作り出す
事は多分難しいのです。
短編ならではのコクが、さらりと…

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GP学園情報処理部 コミック

こうじま奈月 

基本はお笑い

明確にアレコレしているカップルもいるには
いるのですが、そいつ等の話は番外編扱い
なので受攻無しと区分しました。
4コマ作品が基盤ですので笑いとお遊びが
作品世界の身上です。垣間見えるシリアスな
部分は楽屋裏と解釈してそれなりに愉しむのが
良いでしょう。
敢えて一言で言えばこの作者さんの遣りたい事の
九割九分が詰まった一冊であろう、と。

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秘密(かくしごと)魔法使いの弟子シリーズ コミック

南川恵 

刊行順列の重要性

シリーズ作の刊行順列はとても重要だと
この巻は教えてくれます。
と言うのはシリーズ四巻目であると現在の
刊行順から捉えられているこの本、掲載内容
から考えると実質的にはシリーズの二巻目に
相当するのです。
つまり正しい作品の時間経緯は以下の様に
なります。

「見えない指輪」…「魔法使いの弟子」新装版

「秘密」(本巻)

「逢魔ヶ刻」

「燃える指輪」

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見えない指輪 コミック

南川恵 

褪せない色彩

シリーズ第一集の実質的な新装版です。
版元の方針が変わった故に可能になった
作業でしょう。
新装刊行にあたり書題は敢えて変えたのか
どうか定かではございませんが。

版形がコンパクトになったとは言え味わいは
変わりません。
限りなくJUNEに近く、又限りなくJUNEから
遠い作品であると言う歯応えです。

併録作「ワン・ペア」は、かつてのJUNEの気分を
良く表した一編であ…

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二次創作

楠本弘樹 コミック

楠本弘樹 

多分、原点

二次創作作品は作者さんの原点を示すもので
あろう、と評者は常々考えております。
BLEACHを題材に色々と包丁を振るったこの一冊も
まさにそう言う部類でしょう。

長編ではオヤジ萌え、掌編では細かい笑い。
いずれもこの作者さんの持ち味で、二次創作
だからこその遊びもあります。

日番谷隊長の扱いが些か不憫なのが気掛かりですが。

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非BL作品

Bad Blood コミック

尾崎南 

公式同人誌

「絶愛」と「BRONZE」を先に読んだ上で
この本を読まれた方はきっと強烈な違和感を
抱かれる事でしょう。
言うなればこの一冊は楽屋落ち的な内容です。
内容から考えれば裏設定集と言ってしまっても
良いですね。
又、尾崎南と言う作家だけが持っていた何かを
知る為の手掛かりになるかも知れません。

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