葡萄瓜さんのレビュー一覧

熱愛コンプレックス コミック

葛井美鳥 

そして色々花咲きまして。

メインである敦也と山崎の関係もそうですが、
裏の主役である名倉と聖の関係も数歩進んで
いよいよ美味しくなった『失恋マニア』『純愛
アレルギー』に続くシリーズ三冊目。
かなり練れて来たという感じですね。

敢えて個人的な感想を放り込んでおきますと、
表題作のゲスト登場人物に評者は一切同情
致しません。出来ません。
その方はこの物語で語られている感情とは
正反対の世界にしか存在する…

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渇愛カタルシス コミック

葛井美鳥 

本編はこれにて?

『失恋マニア』『純愛アレルギー』『熱愛コンプレックス』
『溺愛エゴイズム』、と来てこの巻に至ります。
敦也と山崎と言うのは、普通な様で小さな波風が結構ある
カップルでしたね。
この巻では敦也の母的な存在の劉の幸福について
語られる訳ですが……当事者が劉と言うキャラクターで
無ければ相当陰惨な空気が漂う展開になっていたでしょうね。
無論、物語の捌き方の巧みさもあっての事な訳ですが。

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最愛アンビバレント コミック

葛井美鳥 

後日譚悲喜交々

本編が五巻通しで終わった後に後日譚その他を軽く
…と考えて掛かると少し手強いかも知れません。
表題作もそうですがどの作品も補完作と捉えるには
味付けがしっかりし過ぎています。各話から改めて
シリーズを起こしても良い程です。
どうでも良かった男まで恋の力で格好良く変身させると
言うのはかなりずるい展開かと。いや読者としては
楽しみが増えるから良いのですが。

なんだかんだの『失恋マ…

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魔人倶楽部 コミック

天堂まひる 

微妙なワンクッション

表題作二篇及び同時収録作ともに主題も展開も
結構生々しい一冊ですが、絵柄で救われている
感じがありますね。
再会した父子の近親相姦を描く「My Dad My Son」は
そのままの展開で絵柄を変えれば充分耽美でも
通じそうですが、絵柄の軽やかさ故にホーイズラブの
方に引き込まれたという感じです。

ボーイズラブの中だからこそ展開できる男の子の
可愛げに溢れた一冊です。ただ先の言葉…

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非BL作品

RHプラス 2 コミック

諏訪絢子 

静かな波乱

月長館で三人の仲間に囲まれ過ごす内に、
ごく普通の生活を楽しめるまでに回復した誠。
そんな誠の前に忍び寄る見慣れぬ過去。
そして、思い込みの誘惑。
評者から見ると両者とも誠を誘惑している所か
誠に依存しに来ている様にしか見えないん
ですけどね。
番外編的な一編は、政和が月長館に来た頃の
物語。

そして後書きを見てそう言えばと思い当たり、
たまたま手元に残っていた番組宣伝チラ…

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デビルくんとエンジェルちゃん コミック

タカハシマコ 

足掛け八年熟成風味

『花音』読者ページのおまけマンガがとうとう一冊の本に
まとまりました!と言う事で…八年分でございますか。
それにしても全然衰えが無いクオリティで。
おまけマンガ(4コマ)とストーリーマンガから構成されて
おりまして、ストーリーマンガも最後の猫主役の描き下ろし
一編を除き雑誌掲載分から再録されたものです。

受の筈のエンジェルちゃんの性格がさり気なく鬼畜風味
ですが、そこは溢れる愛故…

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愛を責めないで コミック

七瀬かい 

誘う、雄

表題作の受は確かに女装が似合うのですが、
かと言って雄の部分を捨てている訳ではありません。
攻の可愛い部分に惹かれて付き合いを始めて
いるのですから。
他作品の受も雄の部分を持った上で乱れている
感じですね。中には別の感情から転じて乱れている
受もいますが。

『俺のテディベア』はヒカリコーポレーションより
刊行された同タイトル単行本よりの再録。

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月は闇夜に隠るが如く コミック

中村春菊 

語られないもの

勘案の末、評者は初期設定で敢えて受攻分類を
外しました。
そう言う枠組みに填めて割り切れる様な仲ではない、
と判断しましたので。

過去を割り切ろうとする様に暗殺を請け負う信乃。
信乃の過去を理解しつつ暗殺を依頼し、時には
とぼけつつ時には静かに寄り添う半十郎。
そして、信乃の心の中にある美しさに惹かれて
しまったテツ。
語られているのは彼等の物語のごく一部にしか
過ぎません…

4
非BL作品

RHプラス コミック

諏訪絢子 

寄り添う彼等

物語の主な軸になる誠は16歳の吸血鬼。生い立ちは
断片的にしか語られませんが幼少時からその血の所為で
血縁からも不当な扱いを受けてきたのだと判ります。
その誠を迎え入れるのはあげは・政和・きよいの三人の
吸血鬼と彼等がひっそりと暮らす家。そして展開される
不思議な家族の日々。
それなりに波乱もあるけれど、それでも互いが居るから
穏やかになる日々。
そう言う癒しの日々を描く物語です。…

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なめんなヨ! コミック

三軒屋チカ 

絵柄の損得

表題作シリーズ+1作は松文館刊行の電子雑誌が初出、
後はAz Passion(イーストプレス)初出が2作と同人誌再録
及びキティ・ボーイズ(オークラ出版)初出が各1作。
表題作シリーズに一篇描き下ろしありと言う内容です。
惜しむらくは「純一REAL」(光彩書房)初出の3作が収録されて
いない点でしょうか。初出一覧を見る限りでは2004年以前の
作品には触れられておりませんし。

物…

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