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28/67(合計:663件)
おおや和美
葡萄瓜
ネタバレ
表題作は言わば『June pride 6月の自尊心』の 回答編と言う形で配されたもの。そのまま漫画化 だけを読んだ状態ではピンと来ないでしょう。 とりあえず作品の雰囲気を味わいたいと言う事で あれば評者は『夢の後先』の方を推します。 ギイとタクミだけがこの物語・シリーズのカップル ではないと言う事もお判り戴けましょうし。 それに、甘さで満腹になる作品でもありますから。 そして、…
ぺんたぶ 神葉理世
セバスがさり気なくじっくりと甚振られて居る この巻、実に原作テイストです。 むしろセバスはこうでないといけません。 ヘタレの頂点に居ないと。 今回は結子さんことY子さんの同士登場の巻で、 雰囲気がやや濃い目になったのが心地よかったな、 と。 評者も学ラン喫茶は探訪したい様な気になります。 そう言う意味でも大変居心地の良い巻です。
ごとうしのぶ おおや和美
まったくもって意外なのですが、このコンビによる タクミくんシリーズの漫画化単行本はこの本が一番 最初だったり致します。一等最初のビリー高橋さんの 影響が深かったのでしょうか? 閑話休題。 タクミくんシリーズと来るとやはりおおやさんの 絵柄の方が馴染む気が致します。 柔らかな中にしなやかな芯があるのですね。 ギイと託生の距離の、緩やかな縮まり加減を ご堪能下さい。
Tee2BOOKS
表題シリーズのツボは、恋愛感情の自覚前後の 落差でありましょう。それは同時に受と攻の成長 記録でもあります。 自覚してしまうと結構強くなるタイプみたいですね。 鈴堂は特に。 併録作は疲れた探求者と彼を支えたいと願う若者の話。 こちらも尺は短いながら、胸に迫るものがあります。
今のBLになれた方なら恐らく一瞬戸惑う筈です。 絵柄も作風も、何処かしら耽美の様な濃厚さを 感じさせているから。 でも改めて読み進めてみると、その構成力と 細かな仕掛けが癖になる事でしょう。 これは二人で組んでやっておられる強みでしょうね。 受攻のパターンが定まっていないのもまた良い。 恋愛する男は、単純ですが複雑ですから。
CJ Michalski
この度、この作品が英訳されて海外に流通しますとか。 http://www.amazon.co.jp/Noodle-Shop-Affair-1-Yaoi/dp/1934496561 裸エプロンが出てきたりしますけど、本当に良いんですね? (しかもそれを表紙に持ってくるなんてなんてかなりあざとい) と、小一時間英訳版元さんを問い詰めたくもありますが、 物語の運びの上手さを買われて、と…
神奈木智 穂波ゆきね
この巻は新章の始まりであると同時に波乱の巻でも あります。 桂を廻る恋の鞘当にしてもそうなのですが、それに加え 桂に八つ当たりをする後輩の登場もあります。 八つ当たり?ええ、八つ当たりです。 その後輩君は自分の力で自分に勝とうとしてませんから。 強い誰かに自分を重ねて勝ったつもりになりたがっている だけですから。 そう言う状況に揉まれながら背筋を伸ばして強く在ろうと 願い、強くな…
実は、本作を評者は敢えて遠ざけていました。 偶然の一致なのだと思いますが、緊張を解きほぐす為の抱擁、 と言う一挿話を他の穂波さん作画作品で先行して観ていた為 冷静に味わえるかどうか猶予が欲しかったのです。 これはきっと偶然の悪戯でしょう。細かい設定は違いますし。 そう言う訳で、味わってみる踏ん切りがつきました。 恋心を自覚してから、その恋心に恥じない様に強く在ろうとする 桂の…
シリーズ最終巻となりました。 普通の作品なら甘い空気に惰性で流されそうな設定も 桂、草、そして恋敵の香一の人としての成長譚が軸に ある為、軽快ながら実に歯応えのある物語に仕上がって います。桂は二巻に登場した八つ当たり後輩を人間と しての実力で黙らせましたしね。 番外編が同時収録であるとは言うものの、これは実質 第十話であると考えて差し支えないでしょう。 ここで最後?の一波乱として…
盛林正貴
互いに抱いてしまった感情故に引き裂かれた兄弟が再会し、 立場を超えて愛し合った末に新しい世界へ旅立ってゆく。 絵柄故にショタ傾向と捉えられそうですが実際は幼年期の 空白を肌を重ねる事で取り戻している成人男子同士です。 表題作も結構骨太ならば併録作も結構骨太です。 自らが作り上げた人工生命体との交歓から何かを知る少年の 話に戦火の中で言葉を閉ざした少年が一時の安らぎを得る話。 そし…