葡萄瓜さんのレビュー一覧

オオカミが来るぞ!? コミック

黄河洋一郎 

それなりに純情

表題作シリーズ(「オオカミ~」)は男子高校生同士を
狼少年に見立て、激しいじゃれあいを笑い多め少し
純情風に仕立てたシリーズ作。
実に歯応えのある作品であるにも拘らず、この巻を
もってシリーズは中断されたままになっています。
光彩書房のアンソロジー(「Boy's」及び「Boy's EXCEL」)
連載分のみでそのまま進行が止まってしまっておりますね。

男子高校…

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二次創作

品川かおるこ Nana編 コミック

品川かおるこ 

美しくも疲労困憊

兎に角も美麗な画面です。
漫画と言うよりはむしろイラスト集と言いたい程に美麗。
その画面構成に合う様に妄想も程好く汲み出されて
おりますしね。

ただ、作品の世界観に読者が入り込む隙があるかどうか。
『品川かおるこ』の色が強すぎて、読んでいる側は恐らく
嘆息しか吐けない様な気がします。

1

JADE コミック

びっけ 

空気の問題

主人公のフランツと対の存在になるのは
「翡翠」―JADE―と名付けられたGEMと
総称される精巧なからくり人形。
彼等の絆を説明する為にはボーイズラブと
言う枠組みはとても便利です。
しかしながら彼等の絆は受攻と言う力学作用に
よって左右されると言うものでもないのです。
あくまでも彼等の絆の存在がボーイズラブと
言う枠組み・文脈を使えば説明出来る、と言う
だけで。

GEMを…

3

やれるものなら! コミック

柊のぞむ 

ケモノと理性

純情を理想にしてても体が反応してしまえば
そちらに引き摺られてしまう。
高校生と言うのはどうもその辺のバランスが
危ういお年頃の様です。殊に男子の場合。
表題作の悲喜劇の根源も正しくそこで。

それにしても良くぞ高校生ばかり一冊に詰め
込まれたなと感心します。又どいつもこいつも
それなりに暴走しやがって可愛くて仕方が無い。
巻末二作品に登場する鬼畜でさえも可愛げが
ある様に思え…

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ぴかぴかBrand-new day コミック

依田沙江美 

さり気なく、成長

安井(保井)と旭の関係って、淡々としてる様で
結構激しく進展していますね。最初に肌を重ねる
直前なんてそれこそそう言う仲になる様な前提で
お互い状況を受け入れていますし。
いや、むしろ互いに激しい内面を抱えているからこそ
通じ合うものがあって、それで穏やかに関係が
収斂していくのやも知れません。
ああ、そう考えると史郎が幾ら旭をかっ攫いたいと
がつがつしても旭が揺るがない事に合点が…

1

Little Dog Liar Cat コミック

暮越咲耶 

心地よい幅広さ

デビュー作が和風ホラーだったり他の収録作が
ホラーに見せかけたコメディ・ハードSF・モデルの
恋愛事情と幅広く、描き下ろしの表題作続編は
受を廻る攻と小姑の攻防戦、と言う。
そこまで風呂敷を広げると何処かでボロが出そうな
ものですが、この方はどの作品もきちんと味わいを
引き出して供しているのが凄いですね。

各話とも短編としての収まりがとても良い感じです。

1

ある日 空から 突然に。 コミック

暮越咲耶 

尻切れ蜻蛉

完結さえしていれば神レベルかと愚考するのですが、
この巻に収まっている内容の限りでは『萌』評価も
贔屓目に近いものやも知れません。

ファンタジー作品であると割り切っても、ここまで
中途半端に放り出されたのでは評価に苦しみます。
第一この巻の進展では、やっと物語の序盤から
中盤のさわりに入った所と言う感じでしょう。
この巻に第六話まで収録されているこの物語、
少なくとも評者確認の…

1

青年14歳 コミック

山田ユギ 

バカな男の可愛さよ

表題作シリーズのおバカ同士の駆け引きも
かなり美味しいのですが、同時収録作に
登場する男連中もまた良い具合のアホさ
バカさ加減で美味しい一冊です。

雄同士が散々ぶつかった挙句『まあいいや』と
納得して肌を重ねる、そう言う過程が美味しく
戴けるのは実に有り難い。
でもどうせなら表題作では思い切り鳴かされる
伊東の姿も見たかったですね。

1

ラブコネクト コミック

夜桜左京 

三角関係、ではありません

カバー絵を見てスワ三角関係か、と思われた方は
今一度受攻のプロフィールを御確認下さい。
受は電脳世界の姿と現実の姿の二つを持っているの
ですよ。

オンラインゲーム「コネクト」に於いて最強のプレイヤーと
謳われるカズシ。しかしその現実世界の姿である一史は
一つの悩みを抱えていた。
その煩悶に気付き、彼の支えになれないかと心を砕く
プレイヤーの一人・トウホク。
しかし一史は苛立ち…

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熱情イノセンス コミック

DUO BRAND. 

やがて、空へ

デザイナー・七星理央の描いたある意匠は、彼の
心に圧し掛かる重い翳に由来するものだった。
そして、その意匠が縁となり彼はある建物をデザ
インする。
学生時代に同窓生に救われ一度繋ぎ止めた命
ではあるものの、翳りに拮抗する強さを持てない
為に時に行きずりの関係で心を紛らわせる理央で
あったが…。

『nine lives』で過去を乗り越えた双子の同級生、
及びその保護者格の同級生…

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