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葡萄瓜
誌面全体からなんとなく新機軸に踏み切れない 躊躇いを感じます。 各作品とも安定はしているのですが、全体として 一味が足りないのです。 表紙のテーマと内容のテーマが些か遠いせいも あるのでしょうか。
アンソロジーのカラーを安定させる為なのか、 結局櫻井しゅしゅしゅさんのカバー絵に戻ると いう状況。 選択肢としては悪くないのですが、収録作品の 色が今一つ見え難くなってしまっている感は 拭えません。 他の作家さんのカバー絵でも充分に男≒雄を 感じさせるものになったであろうと感じます。 篠原チカさんの友情とカミングアウトの境目で 揺れる男心を描いた作品が連載になる様な 予兆がござ…
とりあえず五巻刊行という山を越えたせいか、 各作品の描写に落ち着きがみられます。 性的な激しさだけではなく、もう一歩内面に 踏み込んで心の激しさに迫ろうとしている感じが ございますね。 今回はDr.天さんの作品を除き全て読み切りです。
アンソロジーとは言え元は雑誌。連載作品もあれば 続いてゆく作品もございます。 と言う訳で続編を登場させた作家さんがお三方。 篠原チカさんは女装子の攻と幼馴染の受(VOL.3に 掲載)の後日譚を。 ガブリエル嬢太郎&ラファエル浄助さんは開発部長と アホ社員の絡み【リバ】(VOL.1に掲載)に乱入する 企画部課長の末路を。 そして辻原萌香さんは先生二人と生徒一人の恋の 混戦(VOL.…
カワイイ路線から肉路線女装路線と取り揃えた 四冊目。 三軒屋チカさんの作品に些かの既視感はありますが きっと気のせいでしょう。そう言う事で納得しておきます。 作品自体は棋士の師弟関係の話ですし。 雄臭い路線を提示する為には櫻井しゅしゅしゅさんの 絵でなければ行けないのだろうか、と今更ながらの 疑問を提示しておきます。 ひばきちさんなり日向星花さんなりと言う路線もあるの ですか…
三号目と言う安定期に入り、やっと目指す方向に エンジンがかかったかと思われる巻です。 作風もばらつきと言うよりはバラエティに富むと言う 形容の方が似合う感じで分布しています。 ひばきちさんが同人誌ではショタ(デジモン)を描いて いらした頃ですね。 篠原チカさんの作品が異色といえば異色(素に戻った 女装子が攻)ですが、そこにさえきちんと男の部分が 漂っております。
雄臭い方向に刷新した筈の前巻からなんとなく なんでもありな方向に戻った感のある巻です。 そう言う雄臭さを描く作家さんはいる所にはいる けれど…、と言う感じですね。 「manga純一」の流れを引く場の確保は必要で あったと評者は感じます。 ショタとは違う肉欲表現を前面に出す場として。
前触れも無しに「manga純一」が雑誌としての命を 終えてしまった為、急遽アンソロジー形態として復活 したのが本書です。 そして方向性を少し変えた為か作家陣の顔ぶれに かなりの入れ替わりが見受けられます。 ただ、今更ながらに思うのですが男、と申しますか 雄の部分を前面に押し出すならば、小瀬秋葉さんの 起用はあって良かったのではないかと愚考します。 諸般の事情があったのでしょうが…
那州雪絵
幽霊病院と渾名される不可解な病院跡の解体工事の 現場監督を受け持った堂島は病院を自宅だと言う奇妙な 少年・空彦と出会う。 トラブル続きの解体工事の最中、空彦が怪我をした事が きっかけで明らかになる過去。そして堂島は空彦と暮らす 様になり…。 あざとい少女漫画で筆を奮った那州さんが思い切って BLに踏み込んだ本作ですが、ここでもかなりあざとい進行に なっております。 空気で読ま…
方向性を限定するのではなく、敢えて広く している感のあるアンソロジーです。 照準を搾らない事で相乗効果か隙間の 部分をすくい上げようとしたのでしょうか。 絵柄のトーンは全体にカワイイ方向ですね。 それでもショタと言い切らず何か隙間を残して 展開して破綻せず、と言うのは流石です。