葡萄瓜さんのレビュー一覧

二次創作

河奈マリオ Ⅱ ラブラブ篇 コミック

河奈マリオ 

題名に裏切りなし

正にラヴラヴが詰まった一冊に仕上がっています。
同時にそのラヴラヴが必要な理由も描かれていますので
読む人によっては軽やかさよりも重さを感じてしまうでしょう。
そのバランスを上手い加減で仕上げている妙味を味わうも
また一興。

ただカカシ先生の変態加減の進行度合いが…こういう
カカシ先生も好きなのですが。

0
二次創作

氷堂涼二 部長、交換。編 コミック

氷堂涼二 

キャラ転がしの上手さ

二次創作を展開するには大雑把に言うと
二通りのやり方があります。
登場人物を限りなく活かす方法と二次創作
作者の世界観に登場人物をはめ込む方法と。
この方の場合は、登場人物のツボを押さえた
上で好い感じで弄られているかと。

ハイランドより刊行されました「E.T.D編」1及び
2収録の「部長、交換。」「部長、交換。DX」シリーズを
一冊に纏め再刊した内容。
「E.T.D編」1の…

1
二次創作

氷堂涼二 E.T.D編 コミック

氷堂涼二 

通奏低音の上で

具体的な行為は出てこずに、そう言う感情が
あるという前提の上で展開されるほのぼのと
した甘さを感じさせる二次創作の世界が展開
されております。
ノリだけで進行している様に見えますが、そのノリを
きちんと補強する重さが垣間見える瞬間も有り
読み応えは充分です。

「部長、交換」編は後にDX編と共にブライト出版より
一冊に編み直されて刊行されました。

1

あしながおじさんの宝物 コミック

須貝あや 

王道の中で

求められた王道であるならば、もう少し
練り上げて欲しかったと切に思います。
作者さんの中から湧き出た王道ならば
……微笑んで読みましょう。

絵柄と物語の脈の相性と言うのは、重要な
ものかと。
本作はその中での健闘の結果かと思われ
ます。

1
二次創作

たま+ハナタ ドクロ団編 コミック

たま  ハナタ 

ずらしの悶え

ボーイズラブに基づく関係性がある事を前提に
展開される斜め45度上を常に飛行する笑い。
鋭く容赦ないツッコミもまた二次創作の愛の形
なのです。
一作程度は日和って普通のボーイズラブになるの
ではないかと思っておりましたが、見事に全編笑いで
通されました。

0

世紀末探偵倶楽部 コミック

四谷シモーヌ 

原典三倍濃縮

コナン・ドイル作の一連のシャーロック・ホームズ
譚に主題を得た連作中篇集。
但し第一作はモーリス・ルブラン作の『ルパン対
ホームズ』に題を得たと思われます。
後二作はそれぞれ『三人ガリデブ』『ボヘミアの
醜聞』からの借景ですね。

シャーロック・ホームズの物語は只でさえそう言う
雰囲気があるのです。
この一冊にはその雰囲気が三倍濃縮で詰め込まれて
いると解釈して戴ければそれで結…

3

仮面王子と無慈悲な夜を コミック

鹿島田しき 

情に一票

恐らく、評価が相当に分かれる一冊で
あろうかと思われます。
BLの文脈でありながら進行は耽美を
思わせ、そして絵柄はエロと言い切る
には何処かぎこちない。
それはこの作者さんの原点がショタであり、
又異性装を得意とする事に由来するの
やも知れません。
描かれている情の深さを汲んで『萌え』の
評価をさせて戴きます。

3
二次創作

熱々ツナサンド マフィア・アンソロジー(5)(アンソロジー著者他複数) コミック

転化と昇華

原典で展開されている関係性と感情を
上手くBLで用いられる感情に転化し、
昇華した作品がきちんと詰まっております。
変になし崩しにしない作品が多いのが
又嬉しいですね。

1

天使のじかん(1) コミック

南野ましろ 

通奏低音な関係

『天使をください』の物語が展開された
世界で始まる新しい物語。
一読すると主役は猫じゃないかと錯覚
しそうになりますが、実は猫達の愛らしさや
おとぼけこそが舞台装置の一部だと
読み返す内にジワジワ判るのではない
でしょうか。

この甘さの影響はジワジワ来ます。
ええ、ジワジワと、通奏低音の様に離れずに。

0
二次創作

北高男子の誘惑(アンソロジー著者他複数) コミック

暴走が補完

原典への想いが暴走して補完に至る、と言う
のは二次創作にときたま見られる現象です。
原典に含まれるものに触発されて濃厚になる
のでありましょう。

黒さへの誘惑にそろそろ染まる方もお出で
なのでしょうか?

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