葡萄瓜さんのレビュー一覧

まじょおじ コミック

たつよし 

色々隔世の感

読み通した後でレーベル名を見返しまして…
この本がこのレーベルから出た事自体に
まず隔世の感を覚えました。
このX-Kidsコレクションと言うレーベル、
元来はショタものを扱うレーベルだった
筈なんですよ。昔あったショタアンソロジー・
X-Kidsからの派生ですから。
元ショタっ子の物語だからこれで良いのだ!と
言ってしまえばそれまでなんでしょうけど。

表題作が全ページ数の約…

2

疑わしきは恋! コミック

永住香乃 

お気軽ランチ

表題作の尺はあっけない程に短いです。
前後編番外あわせても恐らく全ページの
三分の一に足りない感じ。
にもかかわらず好い味わいをしていますね。
DK…男子高校生ならではの限界と格好つけを
上手に描きつつ主題を掘り下げた良い味わいです。
そしてその付け合わせになっているのが併録作で
あるにもかかわらずシリーズ五篇構成になっている
『王子様』シリーズ。
そして表題作の前菜代わりに短編…

2

あいもかわらず コミック

鮎川ハル 

カウチポテト

帯の言葉はかなり激しいですが、作品文中で
かなり効果的に使われています。
味付け自体はかなり尖った感じになっていますが、
嫌味の無い歯応えなので概ねスナック感覚で
サクサクと行けるかと。

意外だったのは評者自身が2014年9月発行の
この一冊に何故か何かしらの郷愁を感じて
しまった事です。
そう言うネタが練り込まれている訳でもないのに
何故だろう…と思っていてさらりと読み返し…

2

強制女装男子 ~レンタル男の娘~ コミック

風雅ゆゆ 

読み方・味わい方

表題作の描き下ろし番外編を除く
表題作4話+併録作の初出が電子媒体で
ある為、濃い目で明快な味付けになって
しまうのは致し方ないでしょう。
それを承知の上で表題作を一気に読むの
ではなく4話連載形式であると捉え直して
読むと展開に新たな味わいを見出す事が
出来るかも知れません。
とは言え、タイトルで先ず違和感を覚えた方に
強く推して…とまでは行きませんね。残念ながら。

併録…

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腐男子クンのハニーデイズ コミック

淀川ゆお 

ガチリベンジを期待

詮無い仮定を承知で敢えて。
もしもこの作品群の初出媒体が紙媒体であったなら
腐男子と言う設定に切り込む事は出来たか否か。
……今にして思うと無理だったろうと思います。
この作者さん自身の問題ではなく、他の要因で。
腐男子と言う設定を活かす為にはある程度状況を
成熟させる必要があったのだろうと評者は思います。
進化深化した腐男子クンを見てみたい、と言う欲が
評者の中にはありますね。

2

溶けないうちにどうぞ コミック

深瀬アカネ(深瀬紅音) 

縛りから一歩

表題作シリーズを改めて読むと、CMソングを
作られる方の苦心が垣間見える様なそう言う
心地になりました。
変動させ様の無い舞台設定に外してはならない
決め言葉。
その上に更に個性を盛り込まないと唯一無二の
世界観が完成しない。
そう言う点で表題作は良い描き手に恵まれて
幸運だと言えるでしょう。
さり気なく配役に無駄のない所もこの作者さん
ならではです。

メインディッシュに…

0

この世のふたり コミック

夏目くも(くも) 

お待ち申し上げておりました

早売りが手に入りましたのでちょいと露払いを。

この作者さん、椹野道流さんとのタッグ以来
お久し振りと言う感じでございますね。
緻密な中に漂う何処かとぼけた味わいは健在です。

さてネタバレ防止と申し上げましてもこの作品、
粗筋自体で既にネタバレの様なものでございます。
強いて言えば作品のトーンが多分違うと言う事で
ございましょうか。
粗筋のまま進みますとレビュー内選択肢では

4

KOH-BOKU コミック

未散ソノオ 

中庸な美味

決して凡打な作品ではありません。
評者の守備範囲の中ではかなりの美味な部類の
作品なのですが、美味から先に突きぬけてない。
さらっと描いておられますが話自体を吟味すると
結構胃にもたれる内容なので絵柄はそれを
相殺していて丁度良いかなと思えました。
ある意味これ以上熟成しようのない物語では
あるんですよね。余程の転換でも発生しない限り。
ちょっと下品な言い方をすればぬるま湯が
ず…

3

笑顔の予感 小説

小林蒼  如月弘鷹 

ノリ反り加減

終始受の視点で語られる物語ですので、
先ずその時点でノリが合うかどうかの
関門が待ち受けています。
BLと言うよりは一人称で進行する
ライトノベルノリだと思ってみれば
結構ノリ易いかも知れませんね。
何しろ初出が20年近く前、ボーイズラブと
言う言葉が独占コピーから共有認識として
使われる様になってから間もない頃の
作品ですので殊更に明朗さを前面に
押し出してと言う風潮もありま…

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蝶よ花よ恋よ! コミック

立野真琴 

何処かで活きる杵柄

現物を某所に寄贈した為レビューのみにて失礼します。

この作品を読了した後、立野さんが描いていらっしゃった
家族を題材にした少女漫画をふと連想しました。
思い返してみるとその作品も部品の構成がよく似ているの
ですね。その部品を使ってBLを構築してみたらこうなって
ああなったと思うと「あ、成程」と腑に落ちました。
むしろBLだからと言う事で少女漫画では自粛せざるを
得なかったネタが楽…

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