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5/67(合計:663件)
たつよし
葡萄瓜
読み通した後でレーベル名を見返しまして… この本がこのレーベルから出た事自体に まず隔世の感を覚えました。 このX-Kidsコレクションと言うレーベル、 元来はショタものを扱うレーベルだった 筈なんですよ。昔あったショタアンソロジー・ X-Kidsからの派生ですから。 元ショタっ子の物語だからこれで良いのだ!と 言ってしまえばそれまでなんでしょうけど。 表題作が全ページ数の約…
永住香乃
表題作の尺はあっけない程に短いです。 前後編番外あわせても恐らく全ページの 三分の一に足りない感じ。 にもかかわらず好い味わいをしていますね。 DK…男子高校生ならではの限界と格好つけを 上手に描きつつ主題を掘り下げた良い味わいです。 そしてその付け合わせになっているのが併録作で あるにもかかわらずシリーズ五篇構成になっている 『王子様』シリーズ。 そして表題作の前菜代わりに短編…
鮎川ハル
帯の言葉はかなり激しいですが、作品文中で かなり効果的に使われています。 味付け自体はかなり尖った感じになっていますが、 嫌味の無い歯応えなので概ねスナック感覚で サクサクと行けるかと。 意外だったのは評者自身が2014年9月発行の この一冊に何故か何かしらの郷愁を感じて しまった事です。 そう言うネタが練り込まれている訳でもないのに 何故だろう…と思っていてさらりと読み返し…
風雅ゆゆ
表題作の描き下ろし番外編を除く 表題作4話+併録作の初出が電子媒体で ある為、濃い目で明快な味付けになって しまうのは致し方ないでしょう。 それを承知の上で表題作を一気に読むの ではなく4話連載形式であると捉え直して 読むと展開に新たな味わいを見出す事が 出来るかも知れません。 とは言え、タイトルで先ず違和感を覚えた方に 強く推して…とまでは行きませんね。残念ながら。 併録…
淀川ゆお
詮無い仮定を承知で敢えて。 もしもこの作品群の初出媒体が紙媒体であったなら 腐男子と言う設定に切り込む事は出来たか否か。 ……今にして思うと無理だったろうと思います。 この作者さん自身の問題ではなく、他の要因で。 腐男子と言う設定を活かす為にはある程度状況を 成熟させる必要があったのだろうと評者は思います。 進化深化した腐男子クンを見てみたい、と言う欲が 評者の中にはありますね。 …
深瀬アカネ(深瀬紅音)
表題作シリーズを改めて読むと、CMソングを 作られる方の苦心が垣間見える様なそう言う 心地になりました。 変動させ様の無い舞台設定に外してはならない 決め言葉。 その上に更に個性を盛り込まないと唯一無二の 世界観が完成しない。 そう言う点で表題作は良い描き手に恵まれて 幸運だと言えるでしょう。 さり気なく配役に無駄のない所もこの作者さん ならではです。 メインディッシュに…
夏目くも(くも)
早売りが手に入りましたのでちょいと露払いを。 この作者さん、椹野道流さんとのタッグ以来 お久し振りと言う感じでございますね。 緻密な中に漂う何処かとぼけた味わいは健在です。 さてネタバレ防止と申し上げましてもこの作品、 粗筋自体で既にネタバレの様なものでございます。 強いて言えば作品のトーンが多分違うと言う事で ございましょうか。 粗筋のまま進みますとレビュー内選択肢では …
未散ソノオ
決して凡打な作品ではありません。 評者の守備範囲の中ではかなりの美味な部類の 作品なのですが、美味から先に突きぬけてない。 さらっと描いておられますが話自体を吟味すると 結構胃にもたれる内容なので絵柄はそれを 相殺していて丁度良いかなと思えました。 ある意味これ以上熟成しようのない物語では あるんですよね。余程の転換でも発生しない限り。 ちょっと下品な言い方をすればぬるま湯が ず…
小林蒼 如月弘鷹
終始受の視点で語られる物語ですので、 先ずその時点でノリが合うかどうかの 関門が待ち受けています。 BLと言うよりは一人称で進行する ライトノベルノリだと思ってみれば 結構ノリ易いかも知れませんね。 何しろ初出が20年近く前、ボーイズラブと 言う言葉が独占コピーから共有認識として 使われる様になってから間もない頃の 作品ですので殊更に明朗さを前面に 押し出してと言う風潮もありま…
立野真琴
現物を某所に寄贈した為レビューのみにて失礼します。 この作品を読了した後、立野さんが描いていらっしゃった 家族を題材にした少女漫画をふと連想しました。 思い返してみるとその作品も部品の構成がよく似ているの ですね。その部品を使ってBLを構築してみたらこうなって ああなったと思うと「あ、成程」と腑に落ちました。 むしろBLだからと言う事で少女漫画では自粛せざるを 得なかったネタが楽…