total review:312147today:8
ようこそ!ゲストさん
無料会員登録
ログイン
ログイン 無料会員登録
10/25(合計:250件)
京山あつき
葡萄瓜
一読し終えて何処かで同じ様な感覚を味わった様な… …と脳内を探ってみました。 既視感がある筈です。この方の旧名義でのデビュー単行本の 構成要素の一つが、この作品の軸と同じものでした。 ただ、重なった年輪の重みが展開の差異を生み出しています。 少し前までのこの方なら、一歩踏み込んだ展開を回避したでしょう。 そこを敢えて一歩踏み込んだ上で曖昧にしたのは、この方の 中での宿題の答えに一歩近…
腰乃
評者の記憶の限りではこの方がこの版元このレーベルから 単行本を出すのは初めての筈です。 なのになんでここまでしれっと通常運転なさってるんでしょうね。 一時はある程度あざとさを混ぜてじわじわ攻める方向に 転ずるかと観測しておりましたが、まだまだここじゃ 終わらんよと言わん限りに初期の暴走に磨きをかけて 揺り戻してこられる。 まあ、カバーの時点ですでに攻める気満々だと言うのは 理解出来…
西のり子
新規レーベルの新人作家さんと言う事で 作品がどう言う手応えか爪先探りの方も 多かったかと思われます。 評者は…これからに期待をしますね。 作者さん自身続編を書きたいと希望されて おいでの様ですので。 王道を踏襲している様でいて見過ごされがちな 穴の部分を上手く逆手に取って次の分岐点に繋げ、 そしてサラリと伏線を回収してゆく。 そうする事で下手に扱うと重くなってしまうだけの …
雨隠ギド
正直なところを言えば評者はこの受も攻も 知人にしたくないです。 こう言う人達ってのは周囲を巻き込むだけ 巻き込んでおいて自分達だけちゃっかり 何処かの鞘に収まって、そしてこっちの骨折りを キョトンとした顔で眺めているものですから。 そう言う事なので関わりたくないですよと無視できれば こっちの人生は平穏そのものなんでしょうけど… どうもどこかで惹き寄せられてしまうんですね。 受も攻…
浅見茉莉 みずかねりょう
このご時世にイロモノBL小説を出すとは 随分剛毅な方もいらっしゃる…と感心半分 呆れ半分で手に取りさてとページをめくった 訳ですが…。 ただのイロモノではなくて要素をしっかり 織り込んだ折り目正しいラブコメだったんで まあページが進むこと進むこと。 ただ要素を詰め込みましたネタを消化しましたと いう話なら評者は中立を通り越して黙殺する所です。 嫌な理由を詳細に書く時間が惜しい…
ジョシュ・ラニヨン 草間さかえ
奇妙に捻じ曲がったミステリでありながら 苦味のきついロマンスでもあるこの作品。 炭に限りなく近い状態でありながら甘味を保つ カラメルソースをかけたチーズケーキを 持て余している心持ちです。 美味しさは充分承知しているのです。 ただ、飲み下す為にはそれなりの体力も 又必要であると言うだけで。 この物語の立役者達はそれぞれ自分の爪先を ペンにして自分と言う物語を綴っています。 …
淡路水 小山田あみ
このバカップルが!! と、言う文字列だけを投下して 色々収めたい所ではありますが、 そこはそれ、評者のいつもの流儀の範疇で もう少し書いておきましょうかと。 実を言うと評者自身は冒頭部分で少々つまづいて 中々敷居を越えられずに居ました。 冒頭部分に通っていたものが前作に漂うものと 似通っていた、と感じたからかも知れません。 ところがそこがスルリとあるきっかけで 解け…
村上キャンプ
もう既に他の方も触れておられますが…、 カバー下表1の発案者さんは年末までに コッソリ名乗り出る様に。 まさかこう来るとはと色々吹っ飛びそうに なりましたわ! で、まあカバーと帯の印象からして インパクトだけで推してゆく一冊なのかな と思いこまされましたが、一読してみると 一転して天晴な一冊でした。 ネタバレは評者の主義ではないのですが、 敢えて言うならば少なくとも帯の惹句…
ましろまろ
作品自体は悪くない筈です。 敬遠要素があるとしたら、それは帯と カバーの梗概でしょう。 それ等を除いて作品と対峙すれば 結構繊細な作品であると読み解けようかと。 ですが、情報入力の際敢えて梗概を残しました。 光の当て加減の結果と言う事でしょう。 年下攻の典型に類する話と思われますが、 単純にならない様にうまく拗らせた要素を 混ぜ込んであるので適度な波乱は味わえましょう。 あ…
オオヒラヨウ
BLの世界観にはカップリングによって 割合ごく自然に役割分担が出来ていると言う 暗黙の了解があります。 ただ、描かれているのは男同士ですから その了解を阻害する要素も描かれたり するのですね。 評者は表題作と併録作に共通して敢えて置かれた 阻害要素を『男のプライド』と感じました。 それも信念寄りと言う大層なものでは無く どちらかと言えば世間体に近い刷り込みの 様なもの、と。 …