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12/25(合計:250件)
深瀬アカネ(深瀬紅音)
葡萄瓜
この作品をどう受け止めるかはヤンキーと言う 言葉の受けとめ方次第で変わって来るんじゃ なかろうかとしみじみ思う評者です。 レビュータイトルで薄々お察しの方もいるかも 知れませんが大阪を軸とする関西圏で言う元々の 「ヤンキー」は外の地域の方が思い浮かべる像と 比べるとかなりソフトなイメージです。 外にはコワモテだけど身内にはコミカルと思って 戴ければ間違いないかと。 ●本新喜劇の呪…
野々宮ちよ子
読み通した後に残ったのは、満腹感と吐息でした。 この作者さんの作風はかなり好き嫌いが分かれる だろうな、と評者は拝します。 しかしながら、この作品に関して言えば通して 読んでから判断してくださいと推しておきたい。 この作品はいわばプレートランチです。 で、ややこしい事にジグソーパズルの要素も あるのですね。 ある程度欠片が嵌った所でようやく美味しさが じわじわとしみてくる…
CJ Michalski
畳みかける様に押し寄せるCJ節。 とりあえず一寸何か甘いおやつ感覚のBLを 読みたいと言う時に選んでおいて損はない 一冊です。 一寸かしこまったスイーツと言うよりは スーパーで特売しているプチシュークリーム みたいな感覚ですね。 一冊の中に攻が3匹登場する訳ですが、 3匹とも何らかの形でアホなのが実に気楽です。 だからお約束展開の連続でも綺麗に 収まっていて厭味が無い。 …
加東セツコ
JUNEの創作コードをBLの手法に組み込んだら こう言う作品が出来るのか、と考えてしまう 端正な作品です。 物語として隙が無い反面、読者側で焦点を 常に気にしていないとたまに萌え所に迷って しまいそうな印象も受けます。 表題作だけではなく併録作も隙が無いもの ですから、気楽に読み流すには適さない 一冊かも知れませんね。 少しずつ間合いを詰めながら読み込んで いくと蜜の部分を味わ…
市川こころ
表題作と併録作には距離感と言う共通項があります。 それにどう対峙するかで作者さんの重ねた年輪が 視えると言う次第になっております。 目指す所は両者ともきっと同じなのでしょう。 一冊を通じて歯応えはとても良いです。 味わいもぼやけずしっかりした感じです。 自覚してしまった人達を優しくしっかりと 描き上げた上で収めるべき所へ収めているので 不快感は無い筈です。 こじらさせてしまっ…
解説書の解説をする、と言うのは野暮ったい 振る舞いですが本筋に触れない様な所を少し。 このボーイズラブ特集の中心人物と目される 金田淳子さんはかつて詩と批評の専門誌「ユリイカ」にて 三回に渡り編まれたボーイズラブ特集にも 関わられた方です。 そう言う「探る」事には手馴れている方であると 評者は認識しております。 そう言う方が美術手帖誌上でユリイカ誌上と 同じ事をやる筈がありません…
会川フゥ
男女ものでありがちなパターンを只移植しただけ だったらきっと萌えなかったんじゃなかろうかと 愚考します。 男同士だからこその微妙なあれこれを詰め込んだ上に 関係者全員が何処か乙女心を持っている展開に 持ってきたから上手く萌えたのかな、と。 帯自体ネタバレと言えばネタバレで気にはかかるのですが、 そこにプラスアルファがあるので更に読み込めるのが 嬉しいですね。 併録作も良い具合…
この一冊に隠し主題があるとするならば それは随所に挟み込まれている表紙の背景 なのだろうか、と読み終えたあと満足の一息。 リブレ出版さんの18禁BLはテーマ縛りで 進めるよりはある程度作家さんの筆に遊び心を 持たせながら…、と言う方がノリが良いんじゃ なかろうかとやっとの事で悟っています。 まあこの悟りは現時点での話であって この先覆される可能性が大いにある訳ですが。 さて、…
新條まゆ
かなり踏み切った一冊だと思います。 先ず世間の注目通りあの作者さんによる 初のBL作品である事。 ですがそこに注目されているせいかもう2点、 版元としてはかなりな冒険をされている事が スルーされているのではないでしょうか? この作品の初出媒体は版元さんの マンガ配信アプリの無料コーナーです。 評者も確認してきましたが、そのコーナーは BL専用ではありません。普通の少女漫画と 並…
雪代鞠絵 早川麻百合 中村明日美子 ラナ・マクレガー
この一冊をどう言う位置に置いて読者として 対峙すべきか…と暫し考えましたが、答えは実に あっさりと提示されました。 それは装丁が雄弁に物語っています。 つまりこの表紙は本体と4分の3程度の長さの カバーによって構成されているのです。 必要に応じては本体の表紙だけでも充分都合が 良い様に構成されています。 本体だけで密やかに読むも良し、カバーにも 物語らせて雄弁に読むも良し、と言う…