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17/25(合計:250件)
日の出ハイム
葡萄瓜
梗概から先の謎解きとその謎を追う羽目になった 者達の織り成す恋模様、と書くと美しい一方に 捉える方もおいででしょうが、抑えた描写ながら その時代から漂う匂いの描写は随所に挿入されて います。 敢えて帯に抵抗してものを言うならば、 カップリングが多様なのではなく運命が多様 だったのでしょう。 評者は敢えて受け攻めに関する情報修正をスルーしました。 評者が読む限り、この物語は二人…
九重シャム
正しい感想なのかは自信がありませんが、 相当絶妙なバランスをとりながら成立している 物語な気がします。 端々に垣間見える醒めた視点が妙にリアルなのですね。 かといってそれが水を差す様な事になっていない。 むしろ柔らかなトーンの裏打ちになっている。 垣間見える対照的なふたりの過去。 そして交錯し、やがて重なるふたりの現在。 形通りの御伽噺は箱に収まってしまえば そこでお終いです…
三好ひろみ
読者としてあえて苦言を呈するならば、 カラーページに描かれた部分に該当する 物語が収録されていない事。 折角のオヤジ受け単行本なのですから そこまで徹底して欲しかった、と今更 我儘を言ってみます。 全編構成のバランスがとても良いですね。 理不尽なエロが一切無い訳ですが、 その理由の開陳に対しても一切無駄と無理が ない。そして説明臭くない。 だからすんなり入りこめた上での爽快…
宝井理人
空気を読む、と言う物言いが世間の流行から 暗黙の義務に転じて久しくなりますが、 人間そう簡単に杓子定規に対応できる様には 出来ておりません。 本来のこのお二方はとても熱い方々なのでしょう。 それを押し留めているのが何かというのは次巻で 明らかになる予定なのでしょうが、もしかすると 秘密のままの方が物語を深める為には良いのかも 知れません。 その際テンカウントは繰り返されるのでしょ…
麻生ミツ晃
通奏低音としてあるのは典型的な「普通の人」の悪意。 それを一切ひよらず研ぎ澄ませた上で、悪意の中に 潜んだ弱さを表に引きずり出して逆転劇を構成する。 その合間を縫ってきちんと向かうべき所に向かったから こそ実った想い。 フィクションとして読める様に演出された要素は、 実はさり気なく日常に転がっているものかも知れない。 劇的ではないけれど、相応な悪意をはらませながら。 そしてそれ…
三島一彦
余裕こいてガンガン攻めてゆく姿勢…と 思いきやケモノかつ健気と言う攻め。 受けに対しての姿勢は強引な一面もあるの ですが、それは一途の裏返しであり まどろっこしい手段を効率的に省いている だけにも見えます。 貪欲にネット含む今の御時勢を取り込みつつ 今に流されず、三島流にきちんと落とし込んで 展開を破綻させていないのは流石かと。 リア充って何なんでしょうね。 諸々に必死じゃ…
こだか和麻
受け攻め設定は状況と一巻データからの踏襲で。 年齢についてはこの巻での明記が無かったので 人物データでの設定に留めております。 さり気なく無意識の内に父親達の背を押しているで あろう子供達も可愛いのですが、純情をこじらせて 一歩を中々踏み出そうとしない父親達の可愛さも また相当なものですね。 作品の手法としてはこだかさんが今まで手広く 描いてきたものを上手く取捨選択して馴染…
ツトム
肝心要が描かれている様でさらりと はぐらかされている恋模様の行方。 表題作はなんだかんだとこの作者さんらしい 味わいに落ち着いておりました。 読み始めは些か戸惑ったんですけどね。 いささかトーン違いかなと言う手応えで。 評者が抱くこの作者さんのイメージで言えば むしろ併録作の方が近しい感じがします。 絆されるけど流されまいとする表題作の 受の強かさが良いですね。 その一点が…
三田織
この本がこの版元さんの新刊にしては やや分厚い感じなのは別に表題作に 合わせた訳ではないのでしょうが…。 表題作はネガティブになりがちな部分を 上手にポジティブに転じた上に更に一ひねりして 興深い展開になっておりますね。 それが同じネタを扱った過去の作品とは 一味違う部分かなと。 描き下ろし番外編の展開も味わい深いですね。 それを愉しむ為には帯が若干艶消しな感が ありますが…
おおや和美
正直に言うと、とっかかりがつかめなければ 冒頭数ページで本を閉じる所でした。 なんなんだろう…帯と裏表紙の梗概が微妙に 本編とかみ合っていない気がします。 多分たった一言何か変えるだけで入り込み易さは 変わると覆うのですが。 そう言う点から考えるとこっちを表題作にした方が ある意味判り易かったのでは?と思えるのが併録作の 「面倒な男が恋したら」ですね。 受視点の表題作に対しこ…