total review:312148today:9
ようこそ!ゲストさん
無料会員登録
ログイン
ログイン 無料会員登録
18/25(合計:250件)
ハヤカワノジコ
葡萄瓜
『優しいけれど、残酷』 この物語を一言で言い表すとしたら陳腐に聞こえるけど そうなるかなと。 大体の恋模様なら通じている一脈をたのみにして一気呵成に 既成事実なりを創って自分に対する納得の材料にして しまうのでしょうが、この主人公達はお互いに優しいから 一気に押し通せないのですね。 お互いの優しさのベクトルが少しずれているからと言う せいもあるのでしょうが。 でもこの二人…
藤たまき
さても難しい作品だなと通読した後溜息をつく評者。 恐らくこの作品は作品だけではレシピとしては今一歩な様に 創られている気がします。 厄介な事に読者の気持ちも恐らく作品を成立させる為の 要素に組み込まれている様です。 評者は読んでいる最中数回ページを閉じて深呼吸をして 次へと進みました。 いたたまれなくなったから、と言うのが多分正解です。 攻もそれなりに曲者ですが、受だって相当な…
千葉たゆり
シリーズ中の表題作にあたるのが描き下ろし作品だと 言うのは最近の作品にしては珍しい様な気が致します。 タイトルが先にあったのか作品の内容が先にあったのかは 不詳ですが。 表題シリーズとスピンアウト作品の絡み加減が絶妙ですね。 無理矢理にスピンアウトを生み出しましたと言う感じでは なく、必然性があった故に生まれた重要な分岐。 それ故相互補完もしっかりできており、物語全体に深みを …
我心達吉
あらすじからお察しの方もいらっしゃるのでしょうが この本、元は電子書籍として配信されていた作品です。 そしてレビューこそ書いておりませんが評者は電子書籍で 配信されていたシリーズ全三話に目を通しておりました。 ですのでとりあえず、先に感じた印象に惑わされない様に 最初から紙媒体として刊行されたものと思って読み進めて 行ったのですね。 そうしましたらこれがまた後味がすっきりした感じ…
じゃのめ
表題作はタイトルとカバー絵と帯から痛みの強い話かな …と恐る恐るページを進めてみたらポロポロこぼれ出す 主人公達のギャップ要素にはからずも萌えてしまいました。 確かにこのタイトルでないとラストもしっくり はまらないかなと言う展開でしたね。 一線を越えたらどうなるか知識では判っていて、 感情もそっちに向かっている筈なのに…と言う 歯ぎしり感がミソになっている、そう言う何と言うか、 地…
かつらぎ
本の構成からして不思議っちゃア不思議のこの一冊。 普通の本なら初っ端に来る筈のカラー口絵が一番最後に しれっと来てるんですからね。 本文がアレで構成がコレなんですから狐につままれた 気持ちになるのもそりゃあ道理だなと。 この本はカバー及び帯と本文を別物と考えてそれぞれ 愉しんだ方が良いんじゃないかと言う気が殊更にします。 なんかこう着流しに羽織袴を着せてる感じがしてチョイと 居…
腰乃
本を手に取った瞬間、正直戦慄を覚えました。 続きものだとは知っていましたが、まさか続き物で 当社比1.4倍はあろうかと言う厚みの本を先ずぶつけて 来ますか?しかも掌編収納ペーパーとカバー下漫画付きで。 幾ら力技がお得意のこの作者様とは言え無謀にも 程があるんじゃ…と思って読み進めて行って更に 愕然としました。 ええ、評者自身まったく予想すらしておりませんでしたよ。 腰乃さんの本を読…
えすとえむ
…果たして、タイトルで指されている「愚か者」とは 誰の事なのだろう… 読み進めている合間にタイトルを見返してふと気に なってしまいました。 無論読み終えた今では評者はその解答を知っています。 そして読み終えたら読み終えたで、何故そう言う疑念の 導線をタイトルを用いて引いたのか、と思ってしまった 訳でして。 漢の色気には時にそう言う謎が幾つか混じっている方が 深みが出るのかも知…
愛しあっているから総てお揃いにしなくてはいけない、 と言う不文律を見事に覆した上で受攻それぞれの内面を 深く掘り下げた表題作。 お互いの背負っているものが背負っているものだけに その辺りに関心が薄い方には判り難い部分もあるかも 知れません。 只そこで思考停止をせずにさらっとした一言で押さえるべき 所を押さえてあるのはただお見事と言う他はないですね。 他の収録作も本当に曲者揃いで…
宮沢草雨
評者のつけた星は、残念ながら表題作に付された ものではありません。 併録されているデビュー作に対する評価です。 デビュー作はね、本当に良い味わいなのですよ。 BLの文脈で老いの描写に挑んだ意欲作と言って良い。 だから、デビュー作を読んだ時点でこの作者さんの 単行本に期待した方は多かったと思うのです。 ……しかして、どうしてこうなった? いや、視点を変えればこう言う描写もあり…