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3/25(合計:250件)
橋本あおい
葡萄瓜
作品初出は電子書籍です。と、書き出しますと 皆様はどう言うイメージをまず抱かれるでしょうか。 モバイル媒体配信だからと割り切って吹っ切れた 作品群を念頭に置かれて判断したりするのでしょうか? 無論そう言う展開もありますが、電子書籍を扱う 版元にもそれぞれ色合いと言うものがあります。 貞淑を旨とする版元があっても不思議ではありません。 で、そう言う版元の色合いがあるとは言え、 そ…
ジョシュ・ラニヨン 草間さかえ
思えば、このシリーズと対峙する折々、 評者は結構気分的に重たいものを抱えて いたりしたので出来るだけ冷静に読む様に 心掛けてきたものです。 では、この最終巻もそうだったのか? そこだけは嬉しい誤算がありました。 少なくとも息継ぎ程度の休憩しか要さずに 読み通せたと言うのは、一読者として 幸せな事です。 一読者として残念に思う点は、評者自身に ハードボイルドとジャズへの素養が…
尾上与一 牧
手順一つ間違えれば謗りを免れ得ない番外編再録集を 敢えて出したのは、このシリーズに対する産みの親と 育ての親の誠意なのでしょう。 ただ枠外の話を詰め込みましたよと言うぞんざいさが 見え隠れしていたなら評者は褒め言葉を見つける努力を せず、ファンアイテムですねと斬って棄てていたと 愚考します。 あくまでも作中時系列を尊重して、と言う展開ですので 静かに引き込まれるのですね。 あ…
八川キュウ
一読した後評者は 「今年はなんてぇ当たり屋が多い年なんだ」とぼやき、 そしてレーベルをしげしげと見返しておりました。 ある意味、間尺は合ってるんでしょうね。 放埓なレーベルが更に放埓になる手段を得た結果、 思わぬ所で折り目正しくなってんですから。 ここまで鮮やかに帯から背負い投げを喰らうとは 思いませんでした。 まったく油断ならない表題作です。 で、併録作でこのレーベルらしい…
さとまるまみ
最近はネタバレ上等の帯が流行しているとでも 言うのでしょうか…。 ここでも結局言います。 ネタバレが嫌な方は帯の存在を全力で忘れてください。 それだけの内容では無いんですけど、そう言う先入観で 世界に入り込むと多分違う景色が見えるので。 そう言う意味ではカバー絵もかなりな気もしますが… 奥の奥まで言ってないからまだ良いか、な…。 と、ここまでの文でなんだかんだと煽ってしまった気…
一穂ミチ 竹美家らら
品行方正な方が気紛れにリミッターを外したら おっかないもんですねぇ、まったく。 いや、品行方正に積み上げてきた自信があるから そろそろ頃合いとリミッターを外されたんでしょうか。 いずれにしましてもこの作者さんが苦手だと おっしゃる方の膝先にこの一冊をそっと差し出して 顔色が変わるかどうかを確かめてみたい心地です。 そう言うお前さんはどうなんだ? ええ、恐れ入谷の鬼子母神でござい…
淡路水 北沢きょう
本の存在を知った時点では、評者は結構のほほんと 構えておりました。 何となれば前作が龍で今作が虎です。 あとは朱雀と玄武が来て揃うと何か判る仕掛けが してあるのだろうか、などとおおよそ本編とは 関係のない感慨を抱いていました。 今回評者はこの本に対し変則的な読み方を試みました。 物語の終盤から冒頭に遡上してゆく方法をとったのですね。 そうすると物語の中の情報が結構整理でき、行間…
相音きう
腐男子モノと聞くとこれまでの傾向から 何となく敬遠したくなる癖がついておりましたが、 表紙と帯の合わせ技でもしかしたら何かあるかなと 手に取りました。 結論から申し上げますと、実に美味しゅうございました。 ギャップと暴走をやや多めの割合で詰め合わせた上で 程好く随所で引き締めてあるので単純に世間一般の BL観をなぞった腐男子モノに比べると良い歯応えが あったと感じております。 …
せら
何回読み返しても未だに戸惑ってしまうのは、 この表題作を取り扱っている版元がリブレ出版で ある事です。 苦情ではありません。どちらかと言うと 興味深いと言う意味合いが強い戸惑いです。 そもそも表題作の初出はBL初の18禁レーベルと 銘打たれたX-BLから刊行されたアンソロジーで ある訳です。 レーベルがレーベルですので正直そう言う描写は それなりに濃厚です。 ですが、その中…
絵津鼓
評者にとってはどうにも厄介な作品です。 特定の学校と重ねてはいないのでしょうけど、 読んでいる内に舞台が関西のあそこ違うかしら? ちゃうちゃう!ちゃうんちゃう?とボケ倒して 冷静になりたくなると言う。 まあそれでも仮にそう言う現実を垣間見たと したら…定食屋のおばちゃん目線で静かに 見守っているんでしょうね。 絵柄とは裏腹にそう言う温度と空気を 持ち合わせた作品だろうと読み解きま…