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6/25(合計:250件)
つくも号
葡萄瓜
この方が紙媒体で単行本を出されるのは 本当に久方振りですね。 もっともこの方は元をたどれば活動の始点が ネット発と言う方。同人活動における発表媒体も 紙よりはデータ形式の方が若干多かった方です。 とは言え、枕元に置いて楽しめる形態と 言うのはやはり良いものです。 先のレビューでも触れられている修正の加減ですが、 これは版元ごとの時世に対する対応の現れと 申し上げる以外にないか…
りーるー
電子方面からこの御仁の作品にじわじわとはまった 評者でございます。 本作は電子で読み通してから「ああ、紙で読みたい」と しみじみ思った一作でしたのでその欲が叶った事も 含めた満腹の溜息をついております。 で、まあ、話のネタバレをできるだけ回避して、 と言ういつもの流儀で進めますと。 この方の描く老若不問の殿方に完璧な人物は 評者の知る限り一人もいません。 皆何処か陰陽の気…
津軽
率直に言いますと、第一話を読んだ限りの 印象は最悪でした。 理性で読み通せなければノリで乗り切って しまえば良いかなと言う気持ちになって しまう程、作品の空気について行けなかったの ですね。 それが2話以降見事にひっくり返っているの ですからもうお見事と讃嘆するしかありません。 …と、ここで第2話で印象が覆った理由を 書くとネタバレになるのでご容赦を。 カバー袖(裏)もカバー下…
西尾メシ
何故そうなるのか、と言う事を考えさせる タイトルの時点でかなりの好感触でした。 絵柄については好みがありますから横に措くとして、 各話の展開はまさに『言い果せて何かある』と言う 余韻を基調にしたおおむね柔らかくごく時たまに 鋭いもの。 ゆるゆるほどけながらこう言う次第だったのかと 納得させる筋ですので読者として安心して身を ゆだねる事が出来るでしょう。 意外性のかけらが無くもない…
トウテムポール
まず、未読の方の為に一言。 「帯と表紙はネタバレの超訳ですので とりあえず安心して本編にどうぞ」 ある意味正解ではあるんですが ネタバレとしては両者ともに 正確ではないのですよ。 今回も相当うねうねとした進行に なっております。 合わない方には徹底的に合わないでしょうが 運悪く相性が合ってしまった方には 途中で止めたくともとりあえず区切りを つけないと終われないという…
黒岩チハヤ
あの作品でこの方を知っている身ですので、 色眼鏡が外せなくなるんじゃないかと言う 懸念が実はありました。 読み進めたらそういう懸念は何処かの彼方に 吹っ飛んで行きましたけどね。 ある意味きちんとした王道ものですので、 馴染める方には胃にもたれない程度の 美味しい一皿になる事でしょう。 あえて軽みを持たせた様な感じの箇所もあるので、 そこが一寸癇に障る方もいるかもですね。 続…
甲羅まる
カバー下はネタバレ要素を濃厚に含みます。 是非本編を読んだ上でご確認を。 正直、ここまでやるかと言うぶっ飛んだ 展開ですので下手な理屈で読み解くのは やめて疾走感だけ味わっておくが吉かと 思われます。 電子書籍だからと言う加減のぶっ飛びでは ございません。 次元を超えていると確信しているからこその ぶっ飛び加減と評者は受け止めました。 実はこのシリーズ、派生した部分も …
佐久本あゆ
こう言うお題発展作品はどうしてそうなったと言う 過程がしっかり判らないと萎えるものです。 かと言って説明口調に詳しく描かれてもそれはそれで 萎えてしまうと言う実に厄介な宿業を背負っています。 その点では本作はかなり健闘し、良い形に導いて いると評者は感じます。 さりげない様ですが無駄な伏線がないんですね。 良い意味でシンプル。 多分これ以上足しても引いても破綻する絶妙な調和。 レ…
井戸ぎほう
理の道筋より感覚で色々切り拓いている 作品です。 だから賛否が割れるのも当然でしょう。 かと言ってこの作品について行ける事が 是とは評者は思っていません。 若さの暴走と言うのは瞬間の出来事だからこそ 懐かしんだりも出来るものですから。 完全な虚構として捉えるなら闇もぶっ飛びも 大歓迎です。この作品には説教臭さが 混じっていないのでそういう意味では 愉しめるでしょう。 良い…
三島一彦
この方がこの作中要素をパーツとして 活用する事は過去に結構ありました。 しかし、この作中要素を軸に据え、 ある意味で落とし所のない話を押し出して きたのは、既に10年を超えた商業活動歴の 中では初めてでしょうね。 おそらくタッチも意図的にある程度変えて いるのだろうと思われます。 ただ、評価に迷いますね。 確かに新境地です。ですからそこも加味した上で 考えるべきだとは承知し…