藤棚さんのレビュー一覧

太陽は罪な奴 コミック

中村かなこ 

ほのぼのだけど、時々ピリリ

短編集です。
絵柄を見て「おお!少女漫画」と思ったら、作者は少女漫画家さんだったのですね。
可愛い絵柄なので「ほのぼの・リリカル系」と思いつつ読んでいたら、
どの作品もほのぼのの中にピリッとした苦味を感じました。
上手く作品について、表現できないのがもどかしい!

『敏子』は過ぎた時間はもう二度と戻らない感が溢れていて、
やりきれないラストでした。
そして私のお気に入りは『太陽は罪…

3

朝から朝まで 小説

一穂ミチ  山本小鉄子 

真面目で不器用な二人の恋に、萌えに萌えました

『オールトの雲』がとてもよかったので、今回の新刊も購入しました。
前作よりも少し大人っぽい雰囲気ですね(ルチル文庫だから?)。

テレビ番組でバイト中の大学生と報道記者の恋。
そしてマスメディアに関わる人達をいきいきと描いています。

私は公平さに欠けるマスコミには辟易していて、
どちらかというと結の母親に近い考えを持っていますが。
京平や悦巳のような業界人がいてくれたらいいな…

6

スリィピングビューティ コミック

水城せとな 

悲しい愛の成就

悲しいラストでしたが。
私はこれはある意味、ハッピーエンドだったと思います。
ここまで自分を信頼してくれる相手に出会えることは、奇跡に近いのではないかと。
随分昔に読んだ作品ですが、未だに心に残る好きな作品です。

エアコンが壊れた部屋での汗やセックス描写とか、
ページから夏の熱がムンムンと感じられて、色っぽかったです。

余談ですが。
水城さんの初期作品は某アイドル同人作品の焼…

3

甘えたがりで意地っ張り 小説

渡海奈穂  三池ろむこ 

これはギャグ?

気に入ったタイプなら、男女構わず気軽にナンパする来生。
そんな彼が今回、声をかけたのは、古風な日本男児の後輩・小林。

遊びなれた年上美人が、無骨な年下男を翻弄する話かと思いつつ読んでいたら。
小林が来生への思いを自覚し、気持ちを告白したところから物語は急展開。

小林から逃げる、逃げる。逃げまくる来生!

自分からキスをしかけたりと、大胆なアプローチを繰り広げていた来生なのに。

3

親友と恋人と 小説

椎崎夕  高宮東 

地味なお話しだと思いますが……

周囲からは親友同士と認められ、当人同士も勿論そのつもり。
お互いが大切で、隣にいるのが当たり前な存在だった中司と坂下。
しかしあることがきっかけで、「自分達は本当に親友なんだろうか?」と。
坂下は二人の関係に疑問を持ちます。

相手のことは自分が一番よく判っていたつもりでも、
実はそうでもなかったかもと。色々なことが気になり、
そして意識しだすと止まらない。
親友への恋心を自覚した…

2

スローリズム 小説

杉原理生  木下けい子 

タイトル通り、ゆっくりとしたお話し

ゲイであることをカミングアウトしたうえで
「お前だけは好きにならない」と宣言し、
大本命に予防線を張った矢萩。

そんな矢萩の言葉を正面から受け取り、
親友として十二年間付き合ってきた水森。
心の機微に疎く、鈍い水森ですが。
十二年間も付き合ってきた親友の気持ちに対しては、
流石に思うところがある様子。でもあえて、動かない。

相手が大切で失いたくない。ずっと側にいたいと願うか…

4

憂鬱な朝 1 コミック

日高ショーコ 

大河ロマンの幕開け!

日高ショーコさんの初の時代物。
両親を亡くし、わずか10歳で家督を継ぐことになった暁人。
幼い暁人を支えるのが若く美しい家令・桂木。

久世家の為になるのなら、相手が男でも女でも、有力者と寝る事も厭わない。
それだけ久世家に尽くしている桂木なのに、当主の暁人にはどこか冷たい。
桂木が久世家に入ったいきさつを思うと、
暁人を憎む気持も判らないでもないですが。
暁人には罪はないですし。…

2

光さす道の途中で 小説

杉原理生  三池ろむこ 

甘酸っぱい思い

真野・栗田・高東の微妙なトライアングル。
高校時代の恋に近い友情というか、相手への執着心。
自分が一番の友達だと思っていた相手に、
仲の良い友人が出現し、やきもちを焼いたり。
「友達をとられた」と思う、子供っぽい独占欲。
己の学生時代を思い返し、ああ、こういう気持ち、あったなぁ。
判るなぁと、甘酸っぱい気分になりました。

真野が恋を自覚するまでが長いです。
やはり相手が男で仲の…

3

愛の言葉も知らないで コミック

本庄りえ 

ドMな攻め

代議士の息子という立場上、常に成績をトップに保たなければいけない
プレッシャーを抱える小嶋。そんな彼のストレス解消は男とのセックス。
そんな彼が自由人・倉田と関わることにより癒されていきつつ、
お互いの性癖を自覚してゆく物語(笑)

ぶっちゃけSMにはそう食指が動かないのですが。
ファーストレビューを書かれた方が仰っている通り、
M×Sだと妙に萌えてしまいます。
攻めがドMに受けが…

1

セブンデイズ MONDAY→THURSDAY コミック

橘紅緒  宝井理人 

続きが気になって仕方がありません。

『月曜日の最初に告白してきた相手と必ず付き合い、
週末に別れると噂されている芹生冬至。
そんな芹生「俺とつきあってよ 芹生」と、軽い気持ちで告白した篠弓弦。』

そんなあらすじから、
「超遊び人な高校生の爛れた一週間アバンチュール物語」
だと思い込んでいた私は浅はかでした…(なので今まで、スルーしていました)。
相手の思いがけない一面を知り、
徐々に惹かれていく過程が叙情的に描かれた物語だったとは…

3
PAGE TOP