藤棚さんのレビュー一覧

ゆっくりまっすぐ近くにおいで 小説

渡海奈穂  金ひかる 

可愛い年下ワンコ攻めでした

無茶な仕事を引き受けてくれ、自分のピンチを救ってくれた年上美人・大内。
口は悪いが仕事は出来る。懐が広くて男気のある大内に、
新人営業マン・稲田はひとめ惚れのメロメロ。

大内と稲田が知り合ったきっかけになった仕事の描写。
二人が力を合わせてパンフレット作りに勤しんでいる姿。
ポンポン指示を飛ばす大内に、「はい!」と元気な返事を繰り返す稲田。
そんな二人のテンポの良い会話が楽しかった…

4

告白 scent of declaration 小説

高遠春加  ひびき玲音 

幸せのかたち

作品中に漂う閉塞感に息苦しくなりました。

弓弦と計司の愛は閉鎖的で二人だけの世界で完結しています。
そんな二人の姿は健やかな世界の象徴である開には、
歪で不健康で見える反面……どこか少し憧れる部分もあるんでしょうね。
読者は開の気持ちにシンクロしやすいのではないかと思いました。
私はかなり開目線で読んだので、メインカップルの行く末が心配です。

十人十色とはよく言ったもので、人の…

5

千の花 コミック

依田沙江美 

恋が愛に変わる

勇気×昇シリーズ完結編(ですよね?)
読者が一番望んでいたというか、最高の形のラストだったと思います。

シリーズ中、引き際を考える物分かりがよすぎな昇が歯がゆく、不憫でしたが。
勇気を誰にも渡したくないとハッキリ自覚し、二人が幸せになる為に動き出した姿と、
そんな昇をしっかり受け止める昇に胸が熱くなります。
幸せになって欲しい二人でした。

余談ですが。
ロッテンマイヤーさん独…

2

フラワーチルドレン 小説

うえだ真由  蓮川愛 

傲慢な男の転落と再生

驕り高ぶった男の初めての挫折に、打ちのめされる主人公・智久。
今まで順風満帆な人生を送ってきただけに、
打たれ弱い彼は精神的にボロボロに。

落ち目の人間に関わる人は少なく、皆が去っていく中で、
ただひとり智久の傍らに寄り添い、変わらぬ愛情を注いだのが晶でした。
当初は田舎育ちの純朴な晶が物珍しく、遊びで手を出した智久も、
晶の真摯な愛情に触れて次第に彼に本気になって行きますが。

2

恋は思案のほか コミック

館野とお子 

ドキドキしました

日常生活の中で、お互いへの思いを少しずつ育てていく描写。
過激な濡れ場はありませんが、奥と持田の距離感やコマの余白に
妙な艶っぽさがあって、胸がドキドキしっ放しでした。

派手な展開もなく、感想も書き辛いのですが。
とにかくこの作品の持つ「空気」が好きです!
地味なお話しですが、何度でも読み返してしまう、お気に入りの作品です。

2

年下の男 小説

椎崎夕  高久尚子 

もしかして評価が分かれる作品かも?

上司と部下が酔った勢いで寝てしまい、微妙な関係へ。
酒の勢い、一夜の過ちとして水に流したい上司・敬。
忘れさせまいとする部下・館上。

当初は「のほほんへタレワンコな年下攻」っぽく登場した館上が、
割とはっちゃけた倫理観の持ち主で、敬との関係を終らせないために結構、
酷いことをやっています。
その辺りを「それだけ相手のことが好きなのね!」と萌える人と、
「なんだこの男は!」と思う人…

4

Try Me Free 小説

松前侑里  高星麻子 

恋のお試し期間

ひと目惚れした相手に運命の再会。
猛烈にアプローチする冴が、つれない相手・隆司に出した条件が『7回のお試しデート』。
実際にデートをしてみて、付き合えないかどうか決めてくれと。
何の酔狂か隆司もこの条件を受け入れ、二人のお試しデートが始まります。

隆司の登場シーンが素敵です。
別れ際に冴にかけた言葉に胸がドッキュン!
こりゃ~冴が恋に落ちるのも判ります!!

お試しデートを繰り…

3

もしも僕が愛ならば 小説

松前侑里  金ひかる 

クレマチスの鉢を買いに行きます!

サボテンも枯らしてしまう私ですが、この作品を読んで
クレマチスの鉢を部屋に置きたくなりました(笑)。

美邦が慎一親子との同居する理由のメルヘン具合には驚きつつも、
こういう父親と子供は好きだ~!とほのぼのしてしまいました。

子供がとにかく可愛いし、変わり者というか飄々とした慎一もとても魅力的。
そして家庭的な雰囲気のカフェ!こんなカフェに行ってみたい!
美邦の作るスイーツの描写…

2

天使にならなきゃ コミック

西炯子 

『出口』は社会人ラブ好きになったきっかけの作品

収録作品『出口』が大好きです。
ずいぶん昔、小説Juneで掲載されたものをリアルタイムで読みました。
当時は私もかなり若かったので。二十歳過ぎたオジサン同士の恋なんて興味ない!
Juneはやっぱり受けが美少年でないと!と、痛い固定観念を持っていたのですが。
この西さんの『出口』を読んで、成人男性も切なくていい……と、目覚めてしまいました。
今ではすっかり枯れたオヤジ好きになったのも、この…

4

メランコリック・リビドー 小説

砂原糖子  ヤマダサクラコ 

待望のスピンオフ!

『センチメンタル・セクスアリス』で味のある当て馬として人気も高かった、
日和佐明の本気の恋が描かれた作品です。
私も日和佐は気になるキャラだったので、このスピンオフを楽しみにしていました。

気ままな独身貴族暮らしを楽しんでいる日和佐の元へ、
何かと理由をつけて通ってくる大学生の千夏史。
彼は小学生の頃から9歳も年上で、しかも亡くなった兄(由多夏)の恋人だった
日和佐に、ずっと叶わぬ…

3
PAGE TOP