むつこさんのレビュー一覧

キープハート 小説

火崎勇  香雨 

説教臭かったです

若かったら素直に読めたのかなァ…。
作品全体から漂う説教臭さにビミョーな気分になってしまいました。
『自分らしく生きる』とか、『自己主張する』とか、その手のキーワードが散りばめられてます。

兄を亡くし、過保護になった両親に育てられて、すっかり卑屈になってしまったリーマン主人公と、その主人公に発破をかけるバーテンダーの恋のお話です。

自分らしさや自己主張にこだわるのはいいんですが、こだわりすぎる…

0

ニッポン擬人化(アンソロジー著者他複数) コミック

正直、いまいちだった

特徴をとらえて書けてるのは一部だけで、あとはどうにも「ナンカチガウ…」という感じがしました。
ステロタイプを使いこなして擬人化するためには、「まずはステロタイプをよく知り、知ったうえで解体し、さらにステロタイプを再構築する」という作業が必要じゃないかなと思う。でないと血肉にならないというか。
企画としてはすごく面白いと思うんですが…。
漫画家さんの「この県を書きたいんだ!」という気持ちより、「よく…

1

17才 小説

菅野彰  坂井久仁江 

おいてけぼりにされてしまった

うう…あらすじを読んで、『好きなタイプのレモン味の思春期の恋の話っぽいなァ』と期待したんだけど…何故だろう、入りこめなかった。
なんていうか、作中人物が先にいっちゃう感じ。少しずつ早いのだ。
じわじわと話が盛り上がってきて、こちらが切なくなるその寸前に、作中人物に先に泣かれる、みたいな。
ずっとおいてけぼりにされてしまった。

17歳の、掴みどころのない不安や迷いなどを描いた作品。死への欲求に導か…

2

愛されたがりのロンリー 小説

紫藤あかり  花吹雪桜子 

うう…寒かった…orz

読むのがキツかったです。
全体的に寒くて、読んでて恥ずかしくなる感じ。
会話もストーリー展開も、肌に合わず。
たとえばこんな感じ↓

「あと百万回、俺とやるまでは死ぬんじゃねえっ!」
「勝手なことばかり言いやがって。この絶倫エゴイスト!横暴ドンファン!」


高校生のセリフです。横暴ドンファンて。
小説のタイトルにはいいかも。『絶倫エゴイスト』に『横暴ドンファン』。うん。いい感じ。

シリアス系の…

0

もしも恋なら 小説

谷崎泉  史堂櫂 

花屋のストーカーぷりに引いてしまった

BLにはよくある、ストーカーちっくな求愛行動。
ストーリーの組み立てかたによっては全然平気なんですが、この小説での攻めのストーカーちっくな求愛行動には引いてしまいました。

小児科医(受け)に一目惚れした花屋(攻め)が、連日のように花を持参して、職場や自宅の前で何時間も待ってるんです。
花を世話する羽目になった小児科医は迷惑がって「もう来ないでほしい」と何度も言いますが、花屋はまったく聞いてくれな…

1

ケモノの季節 小説

菱沢九月  みずかねりょう 

んー…

『金持ち』と『不良』の描写に、かなりの違和感を感じました。
ギャグというか、ステロタイプを書いてネタにしてるんならいいんですが、どうもそういう雰囲気ではなくて。
最初のほうはまだ面白かったんですが、後半になるにつれて違和感はどんどん大きくなって。
ヤクザや警察を相手に物慣れたタメ口をきいて、それを金持ちな主人公(攻め)の一種のステータスみたいにしてる空気感が、めっちゃ寒かったです。
元不良の受けの…

2

恋 Four short stories of love 小説

鹿住槇  おおや和美 

鬼畜系な短編集

鹿住槇さんの書かれる作品は、明るくてポップで爽やかな印象があるんですが、この短編集は全体的に鬼畜系でディープでした。
で、正直、鬼畜系な作品は鹿住さんにはあまり向いてないんじゃないかなァと思ってしまいました。
読みやすいし、ヒネリもきかせてあって、それなりに面白いんですが、悪い人間の描き方が露悪的に見えてしまう。
偽善的な作品も背中がこそばくなるから苦手なんですが、露悪的な作品も同じぐらいこそばく…

1
非BL作品

闇滴りし 小説

かわいゆみこ  笠井あゆみ 

時は、平安

時は平安。
平安時代といえば、私の大好きな時代です。
大好きなだけに、厳しい読み方になってしまったかもしれません。
この時代の難しい用語を駆使されてて、よく調べてらっしゃるなァと思いました。
ただ、ストーリーには面白さが少なかった気がします。
エピソードで登場人物の性格を表現するのでなく、説明文(しかも同じ説明を何度も繰り返す)だけで登場人物の性格を表現しようとしたため、キャラに命をあまり感じら…

2

うそつきなシンデレラ 小説

真船るのあ  こうじま奈月 

平坦すぎなストーリー

んー、
なんだかストーリーに奥行きを感じられなかったです。
そのまんま、みたいな。
萌えもなかった。

年の差カップルものです。
ひょんな偶然が重なって、とあるお金持ちの家に、『隠し子』として入ることになった主人公。本当は主人公は、この家とは血の繋がりはありません。
そこで出会った義理の兄(実は赤の他人)に惹かれてしまう。
真実を明かさない罪悪感と、義理の兄(実は赤の他人)への思慕の情の板挟みにな…

1

鎌倉恋愛物語 小説

麻生雪奈  二宮悦巳 

近親相姦モノは苦手じゃないんですが、

近親相姦モノです。
弟が攻めで、兄が受け。
こういうシチュエーションが好きな方なら楽しめるかも知れません。
私は近親相姦モノは、『近親相姦である』という理由だけで拒否ることはないんですが、この話はダメでした。
木原音瀬さんや水原とほるさんの書かれたドロドロの近親相姦モノは、むしろ好きなんですが…。
ストーリー展開は、とにかく『切ない』感じです。お互いにお互いを大好きで、罪を背負ってでも愛し抜いてい…

1
PAGE TOP