むつこさんのレビュー一覧

いたいけなケダモノ 小説

火崎勇  陸裕千景子 

少年にハマった富豪の話

主人公は富豪です。
見返りなしでパトロンしまくり、享楽的な生活に明け暮れている。
私もこんな富豪にハマられたい――いや、ハマられると束縛がウザそうなので、お金だけもらいたいw

そんな富豪が、友達に頼まれて、イヤイヤながら高校生の男の子と暮らしはじめる。
愛を知らずに育ったその高校生は、何も欲しがらず、顔色ばかり伺っている。
欲しがらないことに苛立つ主人公。
その苛立ちは恋愛感情へと変わっていきま…

1

春の声 小説

久我有加  藤崎一也 

関西弁と関東弁

関東に移動させられたコテコテの生粋の営業マンの苦難と、彼を慕ってる部下の関東人の恋のお話です。
私は関西人なんですが、『そこまで文化的カルチャーショックはないやろ』って部分を書いてるのが面白いですねw関西のお笑いタレントも小説家も、関西の土地柄を誇張して言ったり書いたりしてる面があるんだよねー。(といっても、関西人じたい、その誇張を楽しんじゃってるんですがw)

ストーリー的には、もう一捻り欲しか…

1

光の地図 小説

久我有加  蔵王大志 

んんー

うーん、イマイチでした。
寒いというか寒いというか寒かった。うん。
『キスの温度』の続編というか、主役カップルを交替してのスピンオフ作品です。
『キスの温度』と同じような読後感でした。
攻めのウジウジした部分、グルグルひたすらマイナス思考してる部分が、イラついて仕方なかった。「冷静沈着でよく考えてから行動する」というより、「石橋を叩きまくって、小さなひび割れ見つけて、無意味な大騒ぎしてる」って感じ…

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もう一度キスして 小説

火崎勇  御園ざぼん 

後半失速

表題作の『もう一度キスして』と、その続編の『何度もキスして』が入ってます。
前半はめちゃくちゃ面白かったんですが、後半で大失速しました。前半が面白かっただけに、超ガックリ。

再会モノです。
とある温泉宿に取材旅行に行った主人公が、そこで学生時代に付き合っていた男と再会する。
過去と現代を交互に描きながら、ストーリーが進んでいく。
かつてお互いに抱いてた強い思いを確認し、勘違いから起きた誤解を何年…

1

キスの温度 小説

久我有加  蔵王大志 

んー

久我有加さんの小説で、はじめて読むのをしんどいと思っちゃった小説でした。
恋に不器用な大学生二人の焦れったいすれ違いラブなんですが、共感して切なくなるより、『なんでそんなことで…贅沢な悩みすぎるヤロ…』と思ってしまった。
主役の二人ともを、いまいち好きになれなかった。

『親戚のお姉さんを恋人と間違う』とか『実の兄と話してるのを見て、勘違いしてショックを受ける』みたいな展開はよくありますが、これ私…

0

夢の通ひ路 小説

火崎勇  沢路きえ 

プロットは好きなだけに、残念

ミステリーチックなお話です。
後半、謎が解けるにつれて面白くなりますが、もう少しって感じかなァ。
題材が面白かっただけに、それを上手く生かしきれてないのが残念な気がしました。やり方次第では、めちゃくちゃ面白くなったと思うんだけどな。とくに、攻めの側の切ない心理が、途中から分かってたら。

主人公は大学卒業したての男(受け)。就職した会社が倒産したのをはじめとして、不幸なことが立て続けに起きる。
な…

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不条理な愛情 小説

成宮ゆり  あさとえいり 

メガネを外すと美人

成宮さんの小説は、攻めを主人公にした小説はたいがい大当たりなんだけど、受けを主人公にした小説はハズレてしまう――というのが分かってきました。もちろん『私にとっては』なので、他のかたにとったらどうなのかは分からないですが。

主人公は大学生で、汚い下宿屋で暮らしている。
過去に、義父や同じクラブの先輩や親友にレイプされかけたり、痴漢にあったり、いろいろ悲惨な目にあっている。そのため、メガネして前髪長…

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青い蜜月 小説

うえだ真由  如月弘鷹 

うえだ真由さんの監禁モノ

監禁モノですが、うえだ真由さんが書くと監禁モノとは思えないですw
主人公はキャンキャン怒ってるんだけど、ちっとも切実さが伝わってこない、甘ーい監禁生活です。

主人公をレイプするのは、主人公がずっと好きだった相手。しかも最初から『そうせざるをえない事情』がなんとなく分かる。
ご飯もちゃんと食べさせてもらえる。怒った主人公がお皿をひっくり返しても、監禁者は困った顔をするだけ。主人公はまるでスネた子供…

1

キスと手錠 小説

たけうちりうと  北畠あけ乃 

んー

初読みの作家さんでしたが、物語の世界に入り込めなかったです。
コミカルなプチサスペンスものです。

主人公は不登校児を集めた学校で働く先生(受け)。
友人に頼まれて宝石入りのカバンを運ぶ最中、窃盗団にカバンごと拉致されてしまいます。カバンと手首を手錠で繋いでたもんで。
この窃盗団は、正義の味方みたいな窃盗団という設定です。窃盗の目的は、麻薬を買い付けて海に放棄するためなのだ。
で、受けの手錠をはず…

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あしたのきみはここにいない 小説

崎谷はるひ  山本小鉄子 

漫画を読んでみたい

山本小鉄子さんの漫画の評判がいいので、ソッチを読んでみたいなと思いつつ、先に小説のほうを読みました。山本小鉄子さんの漫画、好きなもんで。
原作小説というより、漫画が先行して、そこから小説をおこしたみたいですね。

攻めは、理知的に見えて実はかなり病んでる先生。
受けは、そんな先生をひたすら慕ってる生徒。
とにかくエロエロでした。言葉攻めがすごい。こんなエロ教師、イケメンじゃなきゃ許されないw
ただ…

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