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志々藤からり
御影
ネタバレ
小説家の律太と同じく小説家の海のお話です。律太の実家は裕福で、律太が働かなくても困らないのですが、祖父から律太の家が管理しているぼろアパート、小井コーポの立ち退きを命じられます。 小井コーポに唯一住んでいる住人が海で、律太と海の奇妙な同居生活が始まります。 海も同じく小説を書いていますが、ずっと物語を完結させることができないでいます。 海は童顔なので、10代にしか見えないのは同感です。…
中陸なか
K大の研究員をしている木庭と居酒屋でバイトをしている由木のお話です。 木庭はゲイで高校生のころの同級生、小林のことをずっと忘れられないでいますが、小林は死んでしまったので、あの頃小林が何を考えていたのか、思っていたのかは分かりません。 由木は自分のセクシャリティーがよく分からない大学生で、彼は他人を意図せずセクシャリティーのことで傷つけてしまいます。由木が自分のセクシャリティーが分からな…
金井桂
D・BUGのボーカル、頼に恋する奏真は、頼が他に好きな人がいることを直感で知り、失恋します。このお話はそんな奏真と1st SQUADの雪矢のお話です。雪矢はよく言えば素っ気ない、はっきり言えば見た目が少し怖い感じの雰囲気です。雪矢が奏真の酒の介抱をしたことでふたりは近づきます。 番組収録などのロケ現場では、常に誰にでも礼儀正しい雪矢ですが、かつての雪矢はそうではありませんでした。投げやりに仕…
有馬嵐
顔が美しいことで有名な東城と、転校してきた純恋のお話です。東城は自分の顔が嫌いで、屋上で隠れているときにふたりは親しくなります。 ふたりのデート先はパン屋やプラネタリウムのカップルシートで、先輩である東城が卒業したら会えないと思うところは、高校生らしい王道だと思います。 ふたりの等身大の日常を垣間見ている、そんな気分になれる一冊です。
池森あゆ
長いこと売れていない漫画家、彬央と彬央の高校生の頃のオタク仲間である大翔のお話です。彬央は、漫画家の次は派遣社員に転職しますが、派遣先も倒産して、まさに人生のどん底です。そんなときに出会った大翔は、離婚したものの双子の父親で、ライトノベル作家として生計を立てている立派な社会人です。 彬央は、大翔の家にしばらく居候することになり、その間に改めて努力だけではどうにかなるものではないと改めて思うよ…
田中森よこた
オオカミのスウは、双子のウサギ、シャオルとミクを拾い、シャオルとミクの親代わりとして育て、ふたりは立派な青年になりました。 肉食動物のオオカミであるスウと、草食動物のウサギ、シャオルとミクが一緒にいること自体がまれなことですが、スウとシャオル、ミクの体の関係が分かると、どうして一緒にいるのか納得できました。 スウの幼なじみのダイヤも、同じく肉食動物ですが、ダイヤもハッカという草食動物と一…
かざみ幸
蒼馬と燈馬は双子で、幼なじみで兄弟のように育ってきた国立がいます。 このお話は、国立と蒼馬のお話です。蒼馬は、国立の好きな相手は誰かを探ろうとします。一方、国立は蒼馬のことがずっと好きで、自分で自分の気持ちに蓋をして、その気持ちをなかったことにしようとします。 幼い頃、国立が蒼馬にけがをさせてしまってから、将来はふたりが恋仲になることが決まっていたのかもしれません。 蒼馬と燈馬は双子…
並榎雫
美形でアイドルのようにきれいな琴吹と、人前で決してマスクを取らない周のお話です。 琴吹はコスメや流行が好きなので、時にはその見た目、言動をからかわれることもあるのですが、周は、琴吹のことを馬鹿にしないで受け入れます。 周は、気持ちが表情に出やすいので、気持ちを隠すためにマスクをしているのですが、そのマスクも琴吹の前では外すようになります。 かつて周にひどいことを言ってしまった弦哉は、…
木下けい子
セブンスラグビーをやめた千々石と千々石が偶然立ち寄った食堂の店主、泉とのお話です。千々石は、泉が別れた男のために川で捜し物をしているところに遭遇したのち、泉がゲイであることを知ります。 何でも正論を言う千々石と、いつも冷めたような泉は、大学生と社会人だからなのか、温度差があるようでした。 泉は千々石に「頑張れ」と励まさないし、社会人として、これまでの恋愛経験を通して現実を痛いほど分かって…
夜光花 yoco
イケメンで高身長の理人と、低身長の類は一卵性双生児です。兄弟仲は悪いどころか、兄の理人は弟の類を周囲からブラコンと呼ばれるくらい愛しています。 理人と類が一卵性双生児なら、背格好が似ていそうですが、類は黒夢病という奇病を患っており、理人と双子でも、背格好は似ていません。 黒夢病になる原因は分からないし、対症療法もないので、黒夢病を発症している間は、ただ眠るしかなく、本人が目覚めるのを待つし…