茶鬼さんのレビュー一覧

罪の蜜 小説

丸木文華  笠井あゆみ 

暗いクライくらい

ホワイトハートで丸木文華!?
今回は近親でも3pでもなく、イラストも自らではなく笠井あゆみさん。
しかし、どよ~んと暗い雰囲気のその作風はそのままに、かえって読み終わったあとに悶々モヤモヤ、、、
執着と、壊れた人と、深いトラウマと、謎と、あまり後味のよいものではないですが、それもまたこの作家さんの持ち味で、好きな部分ではあるのですよね。

主人公は母は元モデルのデザイナー、父は高名な日本…

2

命に関わることじゃなし コミック

朝日奈ミカ 

まだまだこれから・・・?

作者さん初単行本。
新人賞を取った3年前の作品も入っておりますが、何か微妙でした。
頑張ってBLにするぞーっていう意気込みは伝わってきます。
展開も面白そうで、そうくるか!みたいな変化球や面白くなりそうな予感はするんですが、自分的不完全燃焼になってしまったような?
絵のタッチも少しノスタルジックな雰囲気がして、少し垢ぬけ感がなく黒髪のベタが今一つ上手くなくて、ハゲにみえます@@!

表…

0

まよひがっ コミック

椎名秋乃 

迷い家

「まよひがっ」って小さい”つ”を入れて言いきってますが、遠野の伝承伝説「まよひが=迷い家」の事ですね。
最初、何のことかと思いましたが、読んでみてなるほど!”っ”がついてるから気がつかなかったよ。

叔父の妖怪研究につきあって、山奥で道に迷った颯世(ハヤセ)が崖から落ちたところを救ってくれたのは、何と背中に大きな黒い羽をもつ美形の男。
彼は八咫烏だったのです。
片桐慶と名乗るその男は、山…

1

愛を乞うケモノ コミック

白桃ノリコ 

ダブル禁忌で救われないのがいい

おおー!!ハッピーエンドが鉄則?もしくはぼんやりぼやかしエンドがお約束のBLにおいて、久々にバッドと思える後味悪い終わりが何とも快感な作品ですーーー!!
しかもダブル禁忌ですよっ♪
義理とはいえ一応血の繋がりのある義父(本当は叔父)と息子、そしてその息子は知らないまま実の兄とも。
義父も実の姉と関係があったかどうかはわからないが、でも何となく執着愛があったような・・・

ドロドロにしてし…

3

帰り道で恋に惑う コミック

水渡ひとみ 

タラシのお父さん?

水渡ひとみさん2冊同時刊行のこちらはバツイチシングルファーザーと子供の通う幼稚園の職員との恋の話。
このカプリング、シングルファーザーものとしては王道の設定だとおもうんですが、余りに王道すぎてちょっと面白さは、もう一冊のヤンキーものの方が面白かったかな?という感じです。

やはり幼稚園教諭のほうがゲイで、ほのかにシングルファーザーに心を寄せいて、ある日自分がゲイである場面を見られてカミングア…

1

堕ちた太陽 コミック

九州男児 

素直になればいい?

九州男児さんの作品、いつもバカだなーって素直に笑っていいものか、ひょっとして何か訴えたいものがあるんだろうか?と裏を探ってみたり、単純に腹の底から笑えない複雑さを醸し出すんですが、今回も実に気持ちは複雑。
多分シリアスよりはギャグなんだと思いますが、いつも紙一重だからな~w

というのも、多分太平洋戦争期の満州あたりの大陸でのお話。
やけにリアルに民族や戦争の本質というものに触れていて、そ…

3

禁断のマリアージュ 小説

南原兼  和鐵屋匠 

花も嵐も踏み越えず、順風満帆なマリアージュ

いくらイラストが和鐵屋さんとはいえ、作品は南原さんなんで、オニキュンは間違いないんだけど、ついついレーターさんに惹かれてしまって手にしてしまった、自分的超地雷花嫁ものデス!!!

いやー、いっそすがすがしい程の、自分がどんな花嫁ものを苦手にしているか、それのオンパレードの花嫁モノを思わずおさらいしてる感じで、ここまでくると大食い大会の様を呈してアップアップなんだけど、それが快感(←マゾ?)

0

カグツチ閨唄 小説

西野花  みずかねりょう 

淫乱体質なんだけど、しっとり落ち着いてます

先月出た「月下の盟約」と同じレーターさんとのコンビ、そして3Pもの、ということで、そこはかとなく似てる!!
ただ、こっちのほうがエロ増しエロ盛り設定です。
それに、攻めの年齢が30代~40手前の男性と大人設定。
受けは淫乱体質で、全ページに渡ってずっとやってますww
しかし、自分的基準で全然エロくないんですよ。
えろテンコ盛りとエロいとは別物ですねw

ある町に引き継がれてきた「カグ…

5

神迎え 小説

水原とほる  周防佑未 

えええええええーーーーーー!!!

この叫び、この意表尽かし、一体どこへ持って行けばいい?
東京の田舎のさびれた村の神社の神官夫婦の養子になった互いに捨て子だった侑一と礼司。
侑一が高校2年の時突然家を出て音信不通になり12年、義母も義父も亡くなり、役所勤めをしながらも神社を一人で守っている礼司の元に、12年前の「必ず迎えに来る」の約束通り、兄の侑一が戻ってくる。
といった始まりだった本編。

この二人は義兄が出奔する以前…

5

太陽と月の邂逅 ハプスブルク夢譚 小説

槻宮和祈  氷栗優 

世紀末ウィーンとルードヴィッヒ2世

これには大変興味のある人は多いんじゃないんでしょうか?
かくいう自分もヴィスコンティの「ルードヴィヒ/神々の黄昏」4時間版に熱中した時期もありました。
最近の方だと、ヅカとか舞台で「エリザベート」なんかも人気を博してましたが。
このお話は、ルードヴィッヒ2世の謎の死と、オーストリア皇太子の死を上手く絡ませ、架空の人物をキーパーソンに登場させたことで、作者さんなりの推理小説に仕立て上げた、面白…

1
PAGE TOP