茶鬼さんのレビュー一覧

猫とパン屋といじっぱり 小説

浅見茉莉  上田規代 

優しいひとたち

攻め視点で展開される物語。
すでに愛情の片鱗が存在する状態から始まる為、色々な要素も二人の関係と想いのボタンが掛け違うような展開を中心に据えて、まとまるまでのストーリーでした。
受けの飼っている猫や犬など動物に関する出来事が物語を動かしているような?

正直、このレーベルについて読ませる物語が多いとの期待値が高かった為、文字の行間の幅の広さと、あまりにあっさりと行ってしまうライトさに若干と…

3

らら、うららか コミック

コガマユミ 

ちょっぴり不発でした。

表題は、恋人になってからのお話。その前に、なるまでのいきさつの話しがあります。
その一連を読むに多分 ”想いが実って恋人になってよかったね” 的な筋立ての話しなのでしょうが、今一つ上澄みだけをすくい取った感じで、根本は解決していないような気がするのです。
多分重くしない為だとは思うのですが、前半のお話の根本にシリアスな言葉や環境があらわされるだけに、妙にそれがひっかかってこれでいいのかな?って…

2

強制女装男子 ~レンタル男の娘~ コミック

風雅ゆゆ 

まるで女の子のよう

この表題ですが、思わずBLじゃなくて普通のエロ作品を読んでいる気分になりました。
玉と竿があるかないかだけの違い。
なので、妙にエロく感じてしまうのですよ(自分的にね)

罰ゲームで女装して一人でゲーセンのプリクラを撮りにいかされた主人公真弥が、チンピラめいた二人組に絡まれて、プリクラを撮るだけならと了解したところ、犯されてしまい、しかも学生証を見られて脅されて、毎週末地方のさびれたプリク…

4

独り占めの条件 コミック

中田アキラ 

恋人になっても友達時代と変わりなく

中田アキラ作品、デビューコミックから読み続けてちょっと惜しい状態から少しずつ脱却しているかな?
そして絵柄も少しずつ変わってきて、とてもこなれたいい雰囲気が出るようになりましたが、表情が気持ちを表すのと少し一致してなくてわかりづらい部分が気になるか?

今回の1冊はどれも、片方がすでに片方を好きで、そして成就する形の展開を見せていたと思います。


【独り占めの条件】
ゲイの御山はそ…

3

「秋色」特典購入ペーパー 書き下しショートストーリー 特典

変わる愛の形

アキと美里が同棲を始めてもう9年。
美里は執筆なんだろう、夜通し仕事をして朝方寝て、またアキが制作で夜更かしをしたり、多少の生活ペースのすれ違いがあれど、それでも「二人の生活」として順調に行っている様子が伺える。

午後12時過ぎ、前日午前三時まで仕事で切羽詰まっていたアキもまだ寝ていてインターフォンに起こされる。
玄関へ出たのは美里、そして訪れてきたのはアキの先輩で同性愛を嫌悪していたは…

0

秋色 小説

朝丘戻  小椋ムク 

妙に冷めてしまう自分に出会った

『春恋』のラストで5年目の再会をしたアキと美里の二人。
その後の彼等がまとまるまでのこの本作は、コピーの文字「そしてアキの色に、染まるまで」たしかにそうかもしれない。

同性愛がマイノリティーであること、まだ学生という年齢であったこと、その他青年期のあれやこれやがテーマだった前作は非常に現実を帯びたものだったのに、
この作品では、主人公二人は「BL」の主人公となり、
彼等を取り巻く、マリ…

12

リアルロマンチスト コミック

楢崎ねねこ 

逃げて逃げて逃げて~

デビュー10周年ということで色々な企画が今年は単行本についているねねこ作品。

今回のお話は、親とかゲイとかそういった世間体を気にした余りに大事な恋から自らにげてしまった現在アナウンサーとなった主人公が、
お笑い芸人となって東京に進出してきたその相手と再会し、まだ自分を思っていてくれる事を知り、過去の罪悪感から逃げて逃げて逃げて、ヘタレまくりながらとうとう相手と向き合うことを決めるお話。

4

麗しき魔性の籠絡 小説

ふゆの仁子  小禄 

美しすぎるモデル、だそうです

この表紙の右にいる攻めとなる金髪の男性。
今回のお話は、一時ネットでも話題になった”女性モデルもこなす女性よりも美しい男性モデル”彼を見て、そんな外見を持つキャラクターを攻めに持ってきたそうです。
舞台は、ハリウッドの名監督のパーティーが行われる豪華客船で、出席者は名だたる有名人やモデルや映像関係者や、そんなセレブ臭のする設定ですが
主人公となる日本人の三神謙介は、元モデルという設定でありな…

3

好きになりなさい 小説

椎崎夕  葛西リカコ 

3年の猶予

題名が前作に似ている事、イラストレーターが同じ事から、あれ前作のスピンなのかな?と思ったら全く別作品でした。
この椎崎作品、いつものように温度は低めで、一読目は首を捻った具合だったのですが、読みかえしをして寝かしてみると、ジワジワジワと効いてくる。
一読だけでバッサリ切ってしまうのはもったいないと思った作品ですが、ちょっと色々とひっかかる部分が目に付いてちょっぴり評価は低いかも。


幼…

11

刑事と踊れ 小説

火崎勇  中井アオ 

もう一人が不憫で気になる!

火崎さんのファンタジーなお話。
でもこのファンタジー、結末のハッピーエンドに喜んでいいやら悪いやら(ションボリ)
複雑な気持ちにさせられるのは自分だけでないはず。
入れ替わりモノなのですが、その入れ替わったもう一方がね、、、


ダンサーが職業ダンサーとしてやっていける為のダンスカンパニーに所属するソリストの瀧川と、出会った子供の頃から切磋琢磨して仲間でもありライバルでもある君島。

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