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井ノ本リカ子
茶鬼
すべてのお話が最初から最後まで”やってる”一冊でした。 物語の主人公がほとんど高校生であることから 言葉によるコミュニケーションでなく、体のコミュニケーションが優先しているお話に見えました。 なので、ストーリーや気持ちの移り変わりがすべて行為で表現されているような、これも表現手段の一つだなと。 この作家さんの他の作品を読んでいないので、どんなカラーの方なのかわかりませんが、絵はうまいと思う…
天城れの
正直、中村明日美子さんのHPで知って、帯につられて買った口です(ハイ、、) 編集さんの、れのさんの思惑通りに動きました! 原稿料の話、パシリやバイトのようにこき使われる事実はどこまでデフォルメされているのかわかりませんが、突撃をやらされるくらいということは、ある意味愛されている作家さんなのではと思います。 本当はある程度の販売部数を行かないと、原稿料もきっと本人書かれているとおりにさみしいも…
遠野春日 高久尚子
ネタバレ
「恋と愛の境界線」何とも興味を引く題名でした。 題名からもっと恋愛よりのドラマ性の高い展開を期待してしまったのですが、地味な、良い意味で堅実なお話でした。 藤堂は母から虐待され、父にも愛されずという、愛情に対するトラウマなどから人と接することが苦手な人。 相棒を組まされた新人刑事の須田は、人当たりもよくさわやかな感じの男です。 お互いは実は初めて相手を見た時から、気になっていたんですね…
崎谷はるひ 小椋ムク
「不機嫌で甘い爪痕」のカプのその後です。 ラムのよく効いたザッハトルテかサバランみたいな、とっても甘いけどビターなお話でした。 この二人も切磋琢磨して本物の恋人になっているのね。 ささいな喧嘩に、颯生の何気ないキツイ一言で不能になってしまう謙ちゃん。 本当に少しの行き違いの痴話喧嘩なのに、お互い忙しいにかまけて意地張りあって、、、 でもそれもお互いを思いやる気持ちの末のすれ違いだった…
水原とほる 宮本佳野
表題「春の泥」のそのままに 後感は読み手をも泥につかった感じをモヤモヤと与えます。 水原カラーの、寡黙な攻めにけなげな受け でなく今度はビッチ受け!? と思わせながら、実はお兄さん和貴は中学受験に失敗したことですでに挫折。 しかし根は優等生だったのでワルになりきれなかった芯の弱い男でした。 弟の朋貴は、兄のプライドを再びへし折るような優秀なできで、 兄など歯牙にもかけない風だったの…
中原一也 高階佑
「愛しているにもほどがある」の後書きで、次はマグロ漁船ですよ の予告に、その登場人物青葉の漁船時代の話かと思っておりましたら、 船長朝倉と、その名の通りワケアリの美成年志岐のお話。 あんな狭い船室の中で、あんなエロエロしちゃっていいの? 思わず心配してしまいました、余計なお世話。 フェロモンで船員を悩殺する志岐は、きれいなだけでなくちゃんと力仕事もこなせる青年です。 彼は中国マフィ…