茶鬼さんのレビュー一覧

摩天楼の鳥籠 小説

バーバラ片桐  奈良千春 

真実と偽りの刺青

ラヴァーズのバーバラ作品に奈良絵とくると、監禁・調教エロエロ路線のほだされを予想するのですが、展開としては多分それを周到。
この表紙イラスト、最初見た時 ”貞操帯”!?裸に上着の下半身貞操帯姿でシリアスポーズ取ってるのが妙にツボって笑いが!
実際のところ、中身でその貞操帯の本当の姿を知り、さらに驚愕することになるのですが(笑)
いや、シリアスなのに笑っちゃいけない。。。


まずその設…

5

お伽の国で狼を飼う兎 小説

早乙女彩乃  相葉キョウコ 

狼を飼うのは命がけ?

実は過去に2、3冊読んで撃沈した作家さんだったのでどうしようか悩んだのですが、物語の設定と相葉キョウコさんの魅力的なイラストに抗えず、再トライです!
結果・・・お伽話しでカワイイはずなのにやけにエロスの生生しさを含んでいて一筋縄でない部分が・・・かわいいだけで終わらない、そんな部分が気に入りましたv


草食動物が助け合って暮らしている平和な ”癒しの村” そこに住むウサギのラビが釣りをし…

5

雪の褥に赤い椿 小説

華藤えれな  小椋ムク 

相手を守りたいがゆえの

互いを想う健気な気持ち。
相手を守りたいと強く想うばかりにすれ違ってしまう二人。
代議士と地元の私設秘書。生い立ちを含めた身分差もある設定に、よくあるよね、と思いながら読み進めて見れば、
そこには作者さんの独自性をやはり見てとる事ができて慨視感は払しょくされ、能登の景色と共に冬の寒さを感じます。


真臣は矢神の地元の私設秘書として嫁のように尽くしているのですが、二年半前矢神が初めて出…

12

不器用ラブパレード コミック

千葉たゆり 

表題より、幼なじみ編のほうが良かったな

作者さんの初コミックは「ライトでポップでちょいエロい」がスローガンだったそうです。読み終えて、多分それは果たされているのでは?と思います。


男女構わず節操無しに付き合う生徒会長の佐良に片想いしているのは副会長の櫛原。
恋愛を楽しいと思った事がないという櫛原が、佐良狙いで生徒会に入った女子がてっきり好きだと思いこんだ佐良がおせっかいでくっつけようとするけど、その女子は聡くて櫛原の気持ちに…

2

薄くれないの花、流るるがごとく 小説

吉田珠姫  みずかねりょう 

解き放つ若い力

一応恋愛の物語ではあるのだけど、どちらかというと一人の画家の強い思いにガチガチに囚われて身動きできなくなってしまった当人含め主人公と周囲の人々が、
主人公を想う若い一途な力によって、そこから解き放たれる。
そして誰もが誰かを思いやっているといったお話だと思います。

展開としては、囚われてしまった人々が身動き出来ないでいる姿や、主人公の姿にイライラ感を抱きもしたりしたのですが、結末が訪れた…

3

女王サマの口説き方(1) コミック

奥田七緒 

ツンデレ女王様は犬に似ている?

ちなみに1巻です。
片方が全然恋愛のレの字の欠片もなく、もう片方も具体的な恋のコの字の片鱗をうすぼんやり状態なので、まだまだこれから。
2巻完結だとすると、その2巻が怒涛のラブ展開に行くのかな?
と、そんな始まりのこの第1巻。


頭脳明晰、スポーツ万能、容姿端麗、非のうちどころのない完璧な男の生徒会長・八木下布由。
方や、彼に下僕扱いされている会計係の高遠夏生。
自分にはめっぽう…

1

クレイジーな彼とサバイバーな彼 ~嘘と誤解は恋のせい~ 小説

小林典雅  小椋ムク 

バカップルはアンケプレイがお気に入り♪

この本の発売を知った時、超ビックリ!
ひょっとして「恋する遺伝子」を本物のカプにする気では・・・果たして一体どうやって?
始まりの『嘘と誤解は~』のアンケネタはよほど結哉と和久井のツボにはまったようで、裏表紙もアンケ来ました!(爆笑)作中でもアホアホアンケがバカップルのエッチ演出に一役買い、アンケは外せない周到されるべき、このシリーズの重要アイテムになったのか。。。と


劇団シベリアブ…

5

初恋猫のお嫁入り 小説

櫛野ゆい  Ciel 

花嫁にはお色直しも付いてます

作者さんの初ケモミミ&花嫁モノだそうで。
”かわいい”を目指したとあとがきに書かれているだけあって、主人公の雪がスれてない設定のせいもあり、まっすぐにかわいらしいお伽話のお話になっていたと思います。
もう、ラストなんかもね皆で祝福~♪って、めでたしめでたし感が満載で。
もふもふ度はちょっぴり少ないかな?
本当は大きな黒い犬に寄りそう人型のネコ耳尻尾じゃなくて白い猫というそんなシーンも欲しか…

1

君恋ふ ~ 晦日からの芽出し ~ 小説

chi-co  旭炬 

ほんの小さな一歩は、大きな一歩

いよいよ完結しました!
祖母の家の蔵の中の長持ちの中から平安みたいな時代にタイムスリップしてしまった、根暗な16歳の千里が、
時の御上である昴耀帝に見染められ無理矢理妻にさせられてしまった始まりのこのお話。
逃げる千里に追う帝といった鬼ごっこな二人は一体どうやって決着をつけるのか?

千里が元の時代に戻ってくるのに帝も付いてきてしまって、そして千里を苛めていた泉も千里のいる祖母の家にやっ…

3

幾千の刻を越えて コミック

水名瀬雅良 

死が二人を分かつまで

何となく、いつもの水名瀬路線の作品の雰囲気を持った作品だなと。
作者さんの作風の特徴でもあるのでしょう。
特に強く印象に残る作品かというと、読み終えた後はそうではないのだが、でも時間がたっても記憶に残る作品、そんな1冊であるかもしれません。
そんな結末がこの作品には用意されていましたから。


私立高校の英語教師をする圭には、人気モデルの弟春人がいる。
二人は、血のつながらない兄弟。…

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