茶鬼さんのレビュー一覧

鬼狩りの森で(2) コミック

宮本佳野 

愛する人の為の選択

何らかの影響で突然開いた平行世界への門。
その世界へ入った現代に住む青年二人が出会った人々。
SFファンタジーな設定の元繰り広げられた話もこの2巻で完結。
一番の興味は1巻では予想が付かなかったカプリングと結末。
この平行世界に独特な世界観があり、魔物の存在、鬼と呼ばれる兄弟、それが当たり前に存在している世界だけど一体何が悪くて、何が正しいのか。明確な、世界に関する決着はついておらず異世界…

2

理不尽な求愛者 小説

火崎勇  駒城ミチヲ 

攻め受け共に男前

大学で起きた殺人事件。
教授が殺され聞き込みに入った新米刑事の清白が、一色という教授に関心を持たれ口説かれながら、彼の観察眼と言葉から事件を解決するといったお話。

事件を追う捜査の面が中心で、恋愛面という部分はちょっぴり薄い。
ただ、一色がかなりキレ者のとてもスマートな人物として描かれているので、
また、清白も頭の良い青年として描かれているので
そのやりとりは面白い。
最初の出会い…

3

友人の……? 特典

委員長は知っている

本編後のお話ですが、何と主人公は本編でチラっと電話だけで登場した高校時代の勇人のクラスの委員長♪
彼から見た勇人が描かれます。

本編の中、友達の水野が勇人を合コンに誘ったら断られたということで委員長が電話をかけてきた時に、何となく年上の人がどうのこうのという恋バナっぽい話を勇人から聞かされておりました。
久々に遭った勇人の格好も気を遣って大人っぽく見せるようにしているという発言に委員長は…

0

ホン書き旅館で恋をしよう 小説

如月静  宝井さき 

ラブはちょっと薄いです

誠実で丁寧な作風が好きな作家さんですが、やっと発売になりました!
今作品も実に丁寧で、どちらかというと青年の成長物語であり、舞台となる旅館の物語でもあるという、そちら方面が前面出しになっていましたので、恋愛的萌えという面はちょっと薄め。
しかし読み終わった後の読後感は爽やかで気持ちがよいものでした。

祖母が女将をしている「ホン書き旅館・若水」が大好きで、高校を卒業後親の反対を押し切って2…

3

色街淫花 小説

矢城米花  小山田あみ 

男前でエロい身体

購入予定じゃなかったのですが、表紙イラストの美麗さに惹きつけられました。
緋色格子の奥にいる二人の艶やかさが際立つ表紙ももちろんですが、何と言っても一番ひきつけれるはカラー口絵!!
絶品なんです☆☆☆
主人公に食い込む荒縄、黒い布でされたさるぐつわ、ほのかに色づく乳首に緋襦袢が♪
最近小山田イラストが神かかっていて、もう眼福ったらないのです!!

さて、お話のほうですが娼館が舞台で主人…

8

「熱砂と月のマジュヌーン」初回限定封入特典 特典

ハッサンの猫

本編から2年後、二人はロンドンで生活しています。
ハッサンは通信機器の会社で働き、ファウジは3度の手術をして眼鏡をかければもののありかがわかるくらいには回復。
しかし、ファウジは何もできないので猫と一緒にベッドの上で一日寝て過ごしているようです。
ここでのファウジは、一見何もかわっていない我儘な甘えん坊(強力なツンデレ?)でハッサンに頼りきっているよな~な様子。
一緒に外出した時、ファウジ…

6

ぼくとネコと初恋交差 コミック

みよしあやと 

順序が逆になっちゃいましたが~

家が隣同士の幼馴染モノ。
お話の順番が
最初のきっかけ【恋愛模様】→すれ違い【恋愛交差】→やっと!【煩悩事情】→ハプニング【おじゃま虫】→将来の進路【未来予想】
題名もその通りにとても解りやすい進展をしていき、キュンもあります。
身体が先だった為に、ちょっぴりすれ違ったり悩んだり、
でもずっと一緒にいて大切な互いだったからこそのこの恋愛。
受けになるたいちゃんの父親が荒れると暴力をふる…

5

魅惑の甘い毒 小説

ふゆの仁子  亜樹良のりかず 

嘘と真実

作者さんが、今回は絶対攻めキャラを最後までヘタれさせないと決めて書かれたそうで。
全編通してシリアス展開の、謎を秘めたサスペンスタッチで、甘さはラストまでおあずけ・・・な感じで進行する物語でした。

総合商社の社員である神部が元防衛省から成り物入りで入ってきた他部署の篠井という男に、ゲイなのをたてに取られて無理矢理同行させられることになったモナコでの平和国際フォーラムという名を借りた兵器見本…

2

キスマイブラッド コミック

海野サチ 

できそこないの吸血鬼

手描き感満載の線描写がゴツゴツしていて、あれ?この表題は古い作品なのかなと思ったらこちらの方が新しくて、少し前の作品のほうが線がしゅっとしているのに驚きました。
吸血鬼モノです。
作者さんによって色々な設定が作られてそれが楽しいのが吸血鬼モノの醍醐味ですね。
海野サチさんの吸血鬼は幼馴染モノでもあります。
しかも吸血鬼が高校生で、受けが年上で先生!?おまけに吸血鬼ができそこないとか、ちょっ…

4

狂愛 小説

櫛野ゆい  陸裕千景子 

愛が狂わせる

前作『凶愛』と同じ遊郭を舞台にその10年程前の設定。
その作品で主人公だった雅もちょこっと登場してますが、10年前設定って!?雅は幼くして客を取っていたのかと、ちょっと憐れに。
さておきこの題名、まさに”狂う程の愛”なのか”愛ゆえに狂ってしまった”なのか
読み終えてそのどちらも存在していたように思います。
本当は想いが通じ合っていたはずなのに、
過去にこだわり歪んでしまった攻めと、純粋が…

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