茶鬼さんのレビュー一覧

帝都艶上 小説

玉置真珠  ぷりん&海こんぶ 

『帝都物語』がBLになったような、ファンタジーです。

キャー!表紙絵ふんどしですよ~♪
今回のゴスエロ舞台は日本、時代は大正時代と現代のタイムスリップ、妖モノであります。
何だか、五社監督の「吉原炎上」と荒俣宏の「帝都物語」が合体したみいな題名ですが、帝都の結界だの、関東大震災だの、「帝都物語」の臭いをそこはかとなく漂わせ、あの話は平将門の云々でしたが、こちらはもっと古く大陸の殷の時代の呪いにさかのぼります。
帝都での怪物”加藤”に該当するのが…

2

薔薇の王は棘を愛でる 小説

南原兼  ぱん太 

脳内TVがアニメ化、絶賛放映中!

アニメのようなこの手の乙女系作品初読みです(だんだんはまってきてますよ!)
絶対この世に存在しない、現実味のない俄然2次元のツルツル卵のような身体の主人公達に自分の脳内TVはアニメに変換され絶賛放映されております♪

お話は甘~いロミジュリモチーフの、魔法のないハリポタ環境?みたいな・・・
ただ、ジュリエットは超ツンデレのムチを持ったエロい女王様だったのです。(SMではない)
この作家さ…

4

恋などとうに成就してた コミック

イシノアヤ 

恋の一歩通行が両方通行になる、あったか~いお話デス

今回、エッジコミックとで2冊同時発売ですが、比べてみて、こちらの作品はセリフが多く、解り易いつくりになっていることが一目で解ります。
もう一方が「OPERA」誌掲載なので、イメージや雰囲気を前面に出し、読者のイマジネーションを必要とするのに対して、こちらはルチル掲載なので、万人に解るようにされているからでしょう。

表題含む前半6編が同じ主人公を軸とした繋がり作品です。
大学講師・笹岡 ?…

3

おとこのこ×おとこのこ コミック

井ノ本リカ子  BENNY'S 

ショタ苦手でも、この作家なら読ませます。

以前はショタが苦手でしたが、BLとは別の次元で”エロ”を見た時にショタにも俄然興味がわいてきた、雑食でどん欲な自分です。

BENNY'Sさんのは、明るく可愛く、そんなに毒もないので、とても入りやすいかと思います。
何せ深く考えなくてよいのですから。
大人がそのまま子供になったというのではなく、本当に子供の好奇心とか意地悪とかそんな視点で作られているので、入りやすいです。
ただ…

2

志水ゆき全集3 LOVE MODE(3)(表題作 MY DEAREST) コミック

志水ゆき 

読者を代弁する葵一、蒼江と直也はとうとう!?

志水ゆき全集の三冊目、今回も分厚くボリュームたっぷりですが、一つのストーリーの流れを一冊で読み切れるのがこのいいところですね。
今回はいよいよ、蒼江と直也が・・・!
そして思わず涙してしまった一本が、、、感動の一冊でした。

前の回で、蒼江との同居が始まり幸せの一歩を踏み出したかの直也でしたが、今回は亡くなった母の父=祖父が登場し、また直也にとても厳しい運命を突きつけます。
蒼江と離れて…

3

夢みた週末 コミック

イシノアヤ 

「幸福の男」はリアルの幸福を手に入れました

ファーストコミック「君に沈む」の最後の短編、まだ見ぬ恋人をクマのぬいぐるみに託していた男が今回の表題作になっています。
作者が後書きで書いているように、社会人・学生・モラトリアム・擬人化とバラエティに富んだ作品郡ですが、どれも心の描写がとてもうまく、読めば読むほど味のあると言った作家さんです。
「椿びより」より少し大人な感じですが、じれったさはこの作家さんの得意技(?)かもしれません。

8

IBARA 茨の檻 小説

今城けい  北沢きょう 

性欲は生きることへの欲の証なのです

複雑な家庭環境、ある事件をきっかけに身も心も壊れてしまった青年を、自分なりの正義感と誠実さと、心の触れ合いで元の人間にもどしてやろうと努力するお話です。
その背景は、あまりにドロドロで理不尽で”そんなのアリなの!?”と思わずにいられない設定をしつらえてあります。
読み終わった時に、『そんなの偽善よ』と思うか『よかった』と思うか『もちょっと他の道はないの?』と思うか、それぞれの感想を持たれるかと…

2

愛が神を殺す時 新装丁 コミック

本間アキラ 

マフィアの涙が色っぽくフェロモンまきちらしてます。

こちらの作品は04年から05年のもので、一時活動停止になる前に描かれた作品になると思われます。
この一冊で、とても目に付いたのが主人公達が涙を流すシーンです。
それは悲しみであったり、悔しさであったり、喜びであったり、こういう表情が豊かなモノってすごく主人公達に気持ちが入っていいな~と思います。
本間さんの絵と作品は淡々としてトーンは暗めなんですが、どうして暗いかわかりました!
背景の描き…

2

やすらかな夜のための寓話 小説

崎谷はるひ  蓮川愛 

エロい!糖尿病になりそうだよん

もう満腹でございますww
臣さん、ありがとう。
多分これでご本人も書かれている通りにシリーズはコンプリートした形になるのでしょうか。
作家さんの人気で読まれる方もあれば、初読みでもこの二人の関係が気になってこれから本編へ傾れる方、崎谷作品の他のものに手を伸ばされる方、そんな崎谷さんの戦略というか、出版社の戦略は成功していると思います。

もう分厚い本ですが、ひょっとしたら半分近くが臣さん…

1

人生は薔薇色だ(新装丁) コミック

本間アキラ 

熱血ダメリーマンが愛のエネルギーで突っ走ります

2003~4年の作品なので、まだ少し耽美をひきずっていますが、他3冊に比べると「兎オトコ 虎オトコ」に近いコメディタッチの作品で、とても面白かったです!
ワンコみたいなダメリーマンが愛の力で(?)突っ走っていく姿にとても好感がもてます。
それにしても、本間さんの描く人物・・・白ヌキのサラサラヘアの受け様や黒ベタの攻め様はどの作品も顔が似ていてちょっとデジャブ感を呼んでしまいます。

ダメ営…

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