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木原音瀬 日高ショーコ
茶鬼
木原氏の新刊が出ると知り待ち遠しく思っておりましたが、表紙の絵に”え?老人、手首包帯って自殺未遂?”とかあれこれ想像がふくらんでおりました。 そして読んだ感想は・・・やられました!! 壊れた男・・・柴岡・・・何だよー、愛おしいじゃないか、本当は捨てておきたいのに!!気分は河瀬になってしまっていました。 部署移動をエサに体の関係を強要した柴岡。 頭がキレて、能力もあり、人当たりもよく人気…
深井結己
バッドエンド苦手の方には辛い一冊かもしれませんが、ところどころ救われてもおります。 しかし、深井さんの作品はどれも胸に響くものが多くて短編集ながら一作一作が、それぞれの核心をついて深い味わいのあるものですので、ここが病みつきになる所以なのだなと、いつも感心させられるのですが・・・ 表題作、母親を殺した男が唯一自分の神様だった男に再会して自主を決めるというストーリー。 これだけ書くだけで、…
かわい有美子 南田チュン
男にも未亡人萌えというのがあるのなら、これはそれが一番似合う登場人物です。 何より、舞台が京都で老舗旅館に紙処、京都弁のはんなりした空気が一層それを引き立てて、しっとりと進むお話にとてもマッチしていました。 老舗旅館の若旦那・荘一が亡くなった葬儀のシーンから始まります。 隣の侑央は、荘一がずっと好きだったのです。 そこへ東京から帰ってきた次男の千秋。 旅館の跡継ぎを引き受けるという条…
一作目「いとし、いとしという心」で思いを遂げた攻め様と受けちゃんの、高校時代のお話と、本当の恋人になるまでの現在のお話の2編が入っております。 一作目で、兄・荘一が亡くなったことから実家の老舗旅館を継ぐことを条件に、幼いころから心を寄せていた幼馴染のユキを手に入れた千秋でしたが、 実は高校時代も、ユキの荘一に対する想いを逆手にとって、自分のものにしようとしていた腹黒な千秋。 でも、それは…
木原音瀬 宮本佳野
先日、宮本さんのマンガで出たのは田頭眞一と力の「The end of youth」ですが、巻頭の表題はその後の田頭が立ち上げた音楽雑誌のライター小菅とミュージシャン久保山のお話です。 二組の愛の形、それぞれに違うようでいて何気に近しいものを感じてしまう、そんなお話でした。 小菅は編集長の眞一はじめ編集部一押しのバンドのインタビューにピンチヒッターで出かけるのですが、好きでない音楽だったので…
宮本佳野
木原氏の原作既読ですが、この本は木原作品の中でも今一つ主人公達に共感できない中途半端な位置づけの作品でした。 しかし、宮本さんの漫画になって、必要なセリフ・モノローグが抜き出されてそこを追うことで、ぐっと自分の中に入ってきたような気がします。 眞一が、歌手としてもう売れずに、体を売って曲を使ってもらうような堕ちた生活をしている、妙にプライドだけは捨てられない、そんな現在を生きているところ、…
杉原理生 テクノサマタ
こんな青い季節、もう遙か彼方の昔のことと懐かしく(?)新鮮に感じました。 それにしても、このワンコぶり、尻尾と耳が本当に見えるようだ。 一緒に暮らす社会人一年生の先輩・坂江と、就職活動中の真っただ中の大学4年の茅原の些細な喧嘩から、過去の回想を綴った形の物語です。 いつも行く朝のコンビニで気になった坂江、その背中を追いかけながら一生懸命な茅原。 その情景描写が、青春にふさわしい坂道…
本仁戻
アドレナリン放出しすぎて、止まることもできずに宇宙まで飛んでいってしまったかのような、耽美主義をうたう本仁節の隠れた本質? もしくは、「銀魂」で空知が行き詰った時に放出するダラダラ・グタグタなのか? ”あは、こいつらアホじゃねー”と笑い飛ばしてやりましょう! 舞台は「ゲイ専門のお助け屋の何でも屋・ポイズンチェリードライブ」 ゲイ・少年大歓迎&あなたの穴埋め・穴おろし承ります。といういわ…
池玲文
池玲文さんの絵は美麗で、全体的にツルンとした印象があるので、ヒゲマッチョになっても何だか棒も含めてツルンとしてる・・・ 元々、どんなハンサムを描いても割と皆ガタイのいい人物が多いので、ひょっとすると基本はマッチョなんだと再認識でした。 お話は、シスコンをおもわせて実はゲイでSでひたすら姉ちゃんの男だった男を追いかける執着的なアホアホ男。 書き下ろしのおまけでは、S男に加えM男もアホだった…
うひゃっひゃ!読み終わって気が付いたら全部年下攻め、しかもヘタレワンコで、年上はメガネだったとこに気付き、満足な一冊でした。 表題作 政治家秘書の春沢は先生を愛しているのですが、その一生懸命な姿にボディガードとして雇われた川端は惚れてしまう。 しかし、本当は先生の浮気調査を依頼された探偵で、先生と春沢の抱き合う写真をネタに体の関係を強要する。 でもね、その裏に隠されていた春沢の切ない想…