茶鬼さんのレビュー一覧

失恋コレクター 小説

玄上八絹  金ひかる 

交わらない螺旋階段、だけどそれは だまし絵だった

うわっ、何て不毛な片思いをし続けているんだ!
このまま主人公は枯れ果ててしまうのか?一体どうやってエンドが迎えられるの?
主人公の片思い相手は、しょっちゅう彼女に振られてはすぐ彼女がデキていて、一体どうやって恋人になれるんだろう?
余りに不毛すぎて先行きが不安になることずっと。
やっと迎えたエンドに、相手の行動にその意味があったにしろ、お前ヘタレすぎるだろ!
互いがヘタレ同士だったが故の…

2

きみにあげたい恋レシピ 小説

李丘那岐  鈴倉温 

明るい家庭は食卓から?

子連れモノだった『きみの知らない恋物語』の受けである梓の子供・聡が主人公になった本作。
彼は19歳。
家を出て一人暮らしする調理師専門学校へ通う生徒という設定になっておりました。
彼は親が男同志で恋人で一緒に住んでいる事で苛めを受けたりして、父親は大好きだから黒崎を認めてないわけじゃないけど、同性同士ということに何か心にわだかまりを持つ男子として登場しており、本来なら女性と結婚して子供をつく…

3

光の雨 ―贖罪― 小説

かわい有美子  麻々原絵里依 

光と影

未完だった作品がとうとう完結しました。
前の巻を読んで自分で予想していた展開とは違う意味で裏切られたと言うか・・・
しかし、意図としようとしたことはわかったような気がします。
旧題の「いのせんと」そして今回題名の「光」の意味するところ。
この2巻の展開とエンドがまさにそれを象徴しているような。
彼等はまっとうな道をまっとうな方法で歩いて行くのだと。

前の巻が仕事や人間関係を通して伊…

10

変態とおひめさまとついてないおれ コミック

まるこ 

おひめさまは運命の人

作者さん初見だったのですが、冒頭のマンガの絵を見て、作者名も”まるこ”なんで思わず海賊ものの系統の方かと。。(存じ上げないので違っていたらすみません)
しかし、この1冊の中すごく絵の変化が著しいです。
初めてのBL作品というのが最後に収録されているのですが、その絵は男っぽいのですが(自分の好きなゴツゴツした感じ)、それが段々力が抜けて行きます。
漫画家さんの進化をこの1冊に見ました。
さて…

5

男色 光源氏 嫉妬にもだえる年上の男・六条御息所 コミック

さおとめあげは 

ヤンデレな御息所

さおとめあげはさんというと、Juneのエロエロしか存じ上げないのですが、今回別レーベルから、しかも題名が題名だけにちょっと期待して手に取ってみました。
最初、カラーページがあり、その次に源氏物語の登場人物の名前とイラストが。
ひょっとしてこれ1冊全部源氏物語?と思いましたら、今回はこの六条御息所のみでした。
ちょっとガッカリ。。。でもこれってシリーズになるのかしら?
そして、同時掲載はセレ…

4

COMIC Be vol.15 コミック

神様再降臨!?

先日出た「スメルズライクグリーンスピリット」の興奮さめやらぬ中、永井三郎作品の新連載は、何と!あのとんでもお笑い集団(!?)の【珍神】が帰ってまいりました♪
あちらはとてもシリアスで真面目な面を魅せていたと思うのですが、もう一つの永井作品の特徴的顔、絵が崩壊するようなお笑いギャグ☆
それオンリーで展開する珍神達は、最初から絶好調でぶっ飛ばしてます。
いきなり冒頭シーンは卒業式。え?彼等社会人…

2

愛玩キティ コミック

三島一彦 

ひぇ~!?首・・・ポロリ(驚)

猫耳ラブマシンドジっ子型・・・なんてベタ萌えツボ設定でしょう♪
かわいい格好でショタ風味まんさい☆
ショタ風だとこれはいいわ♪と思うのは実は攻めのカラダに乗せた時のバランスがちょうどいい具合に収まりまして、
本物の人間のショタなら犯罪級でも、ロボットですからねvちょっぴり心の奥に罪悪感を残しながらエヘっ、とおいしく頂いてしまえるという~

またこのドジっ子・エイジの可愛らしいこと!
確…

5

世界は君で廻ってる コミック

緒川千世 

執着愛

結構どの作品にも執着があらわれていて、それがヤンデレ風味を醸している。
今まで出た商業作品の断片のような作品達だ、という印象を受け、出典を見ると同人誌の短編集だということがわかった。
これが緒川作品のルーツというか作品の根っこなんだな、と納得。
どれも雰囲気でスタイリッシュに一部を切り取って見事に見せている。

自分の容姿は地味なのにどうして自分が?という主人公に、君は自分のモノだと執着…

4

おうちのひみつ 小説

渡海奈穂  六路黒 

歪んだ共依存の兄弟愛?とは言いきれなかった

98年の「おうちバイバイ」を改題して出された作品。
あとがきで作者さんも書かれていますが、かなり現在基準でいうと痛い設定展開となっており、読んでいても驚愕でした。

最初は別に仲間はずれにされているわけではなくて、本が好きで好んで誰とも慣れ合わない塚本が、話していても気が楽な同級生の女子・沙織が文化祭の委員をやっていることから、クラスでも人に囲まれてにぎやかな真実と、いつの間にか仲のよい3人…

8

いじわる恋レシピ コミック

宮沢ゆら 

面倒くさい男

この作家さんの作品2冊目なのですが、絵もきれいだしコマも大きくとても見やすくわかりやすく伝わってきます。
今作は、パティスリーが舞台。
気軽に毎日を楽しむという学生生活を謳歌している主人公・桃李が、父親のパティスリーで人手が足りなくなり手伝いをさせられることに。
そこでとても愛想の悪い住み込みのパティシエ・羽柴の人となりを知り、好きになっていくというお話です。

この羽柴という男が実に面…

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