茶鬼さんのレビュー一覧

転げ落ちた先に 小説

真名あきら  水名瀬雅良 

ちょっと一味違う感じのリーマンものでした

作者さんのブログで公開していた作品の初単行本化です。
水名瀬さんのシリアス調のカバーイラストに内容もシリアスなのかと思いましたら、意外や意外!
主人公の性格もあり、ライトでウィット感のあるリーマンものとなっておりました。
なんといっても注目は、その性格もありますが、胃に腫瘍ができて半分摘出した為に男に不自由しないくらいにイケてた外見が別人のように様変わりして、伸びてぼさぼさの髪、無精ひげ、鋭…

6

倒錯レンズ コミック

天城れの 

思いがけずシリアスな!

帯のあおり文句「先生の痴態を撮らせてもらいます。」
そして題名が「倒錯レンズ」
これから見て、ついいつもの愉快なコメディが入った路線作品なのかと想像してしまうのだが、ところがどっこい!
本気の年下攻めの切ない恋物語だった!?
そしてちょっぴり絵柄の雰囲気が変わっている。
この攻めとなる大学生が髪も白抜きならば眉毛も瞳も白抜き。
きっとキラキラ感を演出しているのだと思う。
対して波瀾を…

3

お届けに上がります! コミック

芥川もみじ 

シリアス絵柄とコメディ展開のギャップコンビネーション

作者さんの初コミック?
本の帯に「超ドSキチックな当主様が宅配ボーイにセクハラ連発!?」とあるのですが、絵柄の雰囲気と照らし合わせて、一体どんななんだろうと全く本の中身が見えなくてドレドレと手に取った一冊。
シリアス調絵柄とお笑いが合体した作風だった。
とでも言いましょうか?
濃いです、超濃いです!・・・この鬼畜当主が(爆)
結構単純な展開なんですが、こういうシリアス耽美調絵柄で展開する…

4

バイバイ、ハックルベリー 小説

一穂ミチ  金ひかる 

青春小説

一枚の写真を思わせる風景と印象的ワンシーンの一瞬をとらえた描写から始まる冒頭。
自分を「ヒカリ」と呼んだ同級生となる青年との出会い。
物おじしないで懐に飛び込むのが上手い楽天的で自由な主人公・塁と、気遣いのできるどことなく遠慮を感じる槙志が友人から恋人になる話なのであるが、
槙志が語りたがらない「ヒカリ」について、それにまつわる槙志の人柄というのが、展開の要点になっている。

槙志は「ヒ…

2

誤算のハート コミック

緒川千世 

初めての本気(マジ)恋愛

緒川さんの3冊目ですが、出版社が違ってもその作品のクオリティやテンションや諸々、全然変わらずにいい作品見せてくれます♪
前作の『この俺が~』に若干似た風味を醸しながらも、ちょっと大人っぽい高校生モノでした。
目に付いたのが、受けの瞳の描き方。
まるでカラコンを入れているのかな?それとも光彩が薄い雰囲気を出しているのかな?そんな瞳の描き方がやけに印象に残ります。
この瞳に涙のよく似合うこと。…

8

ミッドナイト ドッグ ショー コミック

鳥海よう子 

ザ・犬を飼う

ビーボーイからは2冊目の単行本。
この表題作、PINK GOLD 掲載の単発からアンソロでのテーマに沿ったお題で展開していくシリーズ短編。
登場人物に詳しい設定やら、恋愛の気持ちの変遷やらストーリー重視展開するものではなくて、あくまでも「ご主人様と犬」というシチュエーションを徹底的に貫いている潔さが、かえって読みやすさとシチュを楽しむという特化を見せています。
また同時掲載の作品もうまくまと…

5

さよなら 小説

成瀬かの  小椋ムク 

本当にさよなら

切なさ全開のお話でした。
凪良さんの『まばたきを三回』くらいまでのファンタジーはありませんが、それに近いモノもあります。
大切なものを失い、それを初めて現実として突きつけられた時、
向いあいながらも忘れられなくて、罪悪感もあって、でもふんぎりを付けて新たな道に歩む。
まさに題名通りのお話。
こういうお話の時、設定がどうのとか、展開がどうのとか、重箱の隅をつつく作業のようになってしまいがち…

5

今宵おまえと 最終章 コミック

木下けい子 

面倒くさいヘタレなリクロー

ジレジレと第三章でいよいよ終わりを迎えたこの作品。
ここまできてもまだ焦れさせるのか!
おい、リクロー!前の巻までの変態はどこへ行った?
せっかく和久井が覚悟を決めて友達のボーダーラインを超える事を決めてくれたのに、
どうしても、後輩・加藤と寝たのが気にかかってそれで独占欲と嫉妬にまみれてヘタレてしまう。
お前、一体和久井の何を見てるんだ。
和久井の代わりにヘタレてグルグルするリクロー…

1

快感シェアリング―(株)愛愛玩具営業部― 小説

日向唯稀  高崎ぼすこ 

仕事も快感も全部分け合う歓びが

クロスの日向作品といえば、どれもこれもシリーズがすごくて(汗)これもそうなのか?とあらすじを見ましたら、全く新しい新作でした。
イラストが高崎ぼすこさんで何やら社内情事かセクハラか?な淫靡でシリアス調をイメージさせるものがあり、そんな話なのかと読みはじめましたらーーー。
やはり日向さんだった(爆!)
怒涛のポンポン進むジェットコースター展開。
若干天然入ったポジティブ受け。
セリフや会話…

6

ハッピーボウルで会いましょう 小説

名倉和希  夏目イサク 

恋は盲目?

名倉作品といえば童貞とオヤジ、と勝手にイメージしているのですが(笑)今回は童貞男子でした(ただし受)♪
しかもプロボウラーを目指す男子で、師匠にセクハラされて怒りと嫌悪感で逃げ出し実家へもどってくるという設定。
しかし、要点は童貞男子ではありませんでした。
プロボウラーを目指し、寂れて親会社にも見放されて売却閉鎖されそうな、自分を育ててくれた地元のボウリング場を盛りたてたいと願う主人公の希望…

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