茶鬼さんのレビュー一覧

gateau Vol.15 コミック

gateauが夏変わるのか?

上質の紙を使い、書籍扱い、そしてピンナップにもできる美麗なカバーをつけて毎月発行されるこのgateauだが、実際のところ
今回なら7本の収録で千円近くもする値段。
連載はあるとはいえ、毎号載っているものもあれば突然の休載も少なくはなく作家目当て買いの本となっていると思われるこの本には致命的になっているのではないだろうか?
コミック単行本では一迅社は、独自の作家発掘や作品発表で目のはなせない出…

3

舌先の魔法 小説

火崎勇  湖水きよ 

火崎さん、グルメレポーターしませんか?

などというおバカなタイトルをつけてしましましたが、なかなかにショコラや食べ物の味の表現が自分の頭の中と口の中で再現されそうなほどのモノを感じまして、こうなったわけです。

出版社勤務で今回ショコラティエの小笠原を取材して彼の本を出そうという編集・玉木楓が甘いもの嫌いのチョコ嫌いという設定。
生粋ゲイの小笠原は今まで恋愛というものをせずにセフレ関係ばかりをしてきた男だったのだが、この楓は好みド…

4

こっち向いて笑って コミック

市川けい 

この結末に満足しています。そしてこれからを期待♪

『スロースターター』でゆっくりした高校生の恋愛を描いて胸を撃ち抜かれてしまった作家さん、市川けいさんの2作目単行本。
実はCitronにて全話既読であります。
いちばん最初の始まりはインパクトありました。
ろくに話もしたことのない、愛想の悪いバイト先の後輩・筧がいきなり「俺、アンタのこと好きなんですよ。」
言われた方・浅野は「なんで俺が?」ろくに話したこともなければ何も相手のことも知らない…

2

銀の雫の降る都 小説

かわい有美子  葛西リカコ 

全体の雰囲気に酔う話

一読し某作家さん2名の某SFファンタジーBLが似ている感じがすると思われました。
作者さんは、今回は萩尾望都「マージナル」の辺境伯へのオマージュということを描かれておりましたが、もうすでにマージナルが忘却のかなたの作品なので再読してみないことには比較のしようがありません。
さておき、とてもゆっくりとした時の流れの、とてもきれいでとても優しいお話だったと思います。
ただ、冒頭の入り。
こうい…

10

ヒマなのでハジメテみます。 コミック

左京亜也 

左京作品の何がすばらしいのかという部分がより明確になった作品

この表題の前振りにあたる【ヒマなので屋上にいます】は別冊マーガレットに掲載された作品なんですって!
そこはかとない、どうみても腐臭しかしない幼馴染の様子がムフフな雰囲気で展開されるんですが、
以前少女漫画のbl展開作品を読んだことがあって、やけに主人公がキラキラして描かれているのが特徴的だな~と思ったのですが、これも希がやけにキラキラに描かれてませんか?
そして、左京さんといえば圧倒的な画力…

5

理想の恋人 コミック

斑目ヒロ 

調教します!

案外に、この一方が一方的に振り回されているカプというのは、実は振り回されていると思っている方が振り回しているのだったという、
若干すれ違いにも似た、イラっとするタイプの話結構好きだったりします
特に班目作品だとそれが切ない系で走るか、ユーモア系で走るかによって、ガラっとトーンが違ってきてしまうのですが、今回はコメディ系。
だけど、やはり読んでる身にはちょっと痛さを感じるのかもしれないですね。…

4

ハカセの交配実験 小説

バーバラ片桐  高座朗 

女体化といっても現実ではなく、どうしてまさかの触手プレイ(爆)

このお話、「ストーカーはじめました」に近いコメディタッチのお話。
なんか、どっか、トンチキなんだけど文句を言いたくなるほどのトンチキじゃなくて、愉快で面白い方向へ流れていくトンチキ(いいトンチキですね♪)
作中に女体化の表現があるので、苦手な人には苦手な部分があるかもしれませんが、触手は登場するは、このブットビ設定ならでは面白さで進行していきました。

近未来設定で少子化が深刻化している時…

6

妖狐な弟 小説

佐々木禎子  佳門サエコ 

タイトルのまま

超ブラコンの是枝兄弟。それには訳が!
弟の葉には耳と尻尾があるのです。
葉に何かあったときのため医学部を目指した兄の幹と、自分の生まれを知りたくて民俗学に興味のある葉。
本当は葉は尻尾や耳はコントロール出来るのですが、大好きなお兄ちゃんに誰かの臭いがつくのが嫌でわざとかまってもらいたくてやっているようなのです。

いかに彼らが思いやりを持っ兄弟であるかがずっと綴られます。
民俗学の准教…

5

年下の高校教師 小説

秀香穂里  三池ろむこ 

先生も生徒も成長するのです。

イイ話だったのですよ。
みんな自分に悩み、迷い、それは大人も生徒も同じなんだと、
ちょっと傲慢で上から目線で、愛していた男に振られたことがとてもショックだった国語の教師が、年下の体育教師とのふれあいで、受け持ちの生徒とのふれあいで、そんなことにきがついていく話。
思わず「贈る言葉」が流れてきそうな???
あまりにフィニッシュがきれいにきまりすぎて、思わずうろたえる読者。
よかったのに、萌…

4

拝啓、兄さん様 コミック

田倉トヲル 

ノスタルジー溢れる

行きすぎた兄弟愛の最終形…ガチ兄弟
と呼ぶにはあまりにキレイでキラキラして。田倉ワールドの雰囲気にどっぷりと浸かることができました。
まだ携帯やメールが普及する前の時代。
文通というやり取り、兄弟でというのが心の通いあいを見せる。
ソウメンやリンゴ飴、様々なエピソードにキュン萌えを感じずにはいられない。

兄弟、といっても生々しくなく、ブラコンの延長線上、突き詰めればこんな愛も待ってい…

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