茶鬼さんのレビュー一覧

青楼艶話 小説

浅見茉莉  サクラサクヤ 

地雷部門ですが、セ~フ!!

普段、遊郭モノは好んで読みません。
興が乗った時気まぐれに読んでもいいかな?くらいの稀な頻度です。
何故かというと、一番嫌いなタイプの女のような格好をする、健気ではかなげな男娼というイメージが超苦手だからです。
今回サクラサクヤさんのイラストに、勝率として自分的に決して高くない作家さんではありますが(ごく稀にヒットが出る)手に取ることにしてみました。

寄宿学校に入っている白根子爵家の嫡…

3

禁じられた戯び 小説

山藍紫姫子  蘭丸 

山藍作品の鉄板:近親

97年発行の『密猟者』を改題、新しい書下ろしに【マーセル1917・1921】を加えて新装版発行されました。
旧版は名香智子さんだったイラストが蘭丸さんというレーターさんに代わり、なかなかに耽美の雰囲気を盛り上げる効果に役立っておりました。
いつもの山藍作品がそうであるように、そうそう難しいストーリーではないので、ここでは現実から逃避したかのような退廃的な背徳の雰囲気と淫靡な雰囲気とエロスを楽し…

5

晴れ男の憂鬱 雨男の悦楽 小説

水壬楓子  実相寺紫子 

とことんのこだわり

「晴れ男」「雨男」この設定にこだわり抜いて、トンチキか!?と思うほどに雨を降らせたり晴れさせたり、二人揃えばお天気雨とか(笑)を貫いた作品。
あまつさえ、これはお天気擬人化小説なのか?とも。

昔からイベントに自分が参加すれば雨になると周囲の人々から呆れられるほどの雨男・志水が悔しさから努力して頑張って歩んだエリートの道。
現在商社で30の若さにしてデキる課長として活躍中。
その会社に、…

6

美しいこと(文庫版) 小説

木原音瀬 

BLを一般文庫化する難しさを考える

「箱の中」に続いて一般文庫版の第二弾。
ノベルズ版を若干改稿して、『愛しいこと』の収録のない純粋に『美しいこと』だけの収録。
比較をしましたが、改稿といっても内容を削ったり省略したりという部分はなく、時間だったり微量の言葉の修正のみで、ほとんど変わりはありませんでした。
(ひょっとして携帯のやりとりがスマホに?とか思ったけどwそんなにすごく古い作品でもないですもんね)

前作の時、初の一…

15

ハル色の恋 小説

小川いら  花小蒔朔衣 

キャラ萌えはないけど、こういうのもいい。

純粋な感じの若者らしい、そしてかわいらしいお話でした。
ストーリーやキャラなどは善く出来ているとは思うのですが、個人的な萌えツボを刺激されたかというとそうではなく、いいお話だったね。止まり。
でも、幸せ色を感じるイイ話という部分を評価したいと思います。

主人公の善光は中高とバスケをやっていて背も高く、イケてないわけじゃないのに彼女がおらず、暇さえあれば友人とつるんで「彼女欲しい~!」が話…

2

ハニーサワー・フレーバー コミック

野本なぎな  

嘘が真のその脚フェチ

作者さん2冊目の単行本。
1作目の時に感じた”惚れた弱み”が、また今回も同じような感じで作品の根っこにあるような気がします。
細くて白っぽいあっさりした絵柄。
肉感があまりなく、全体的に登場人物の外見が似ているのがちょっと難点か?
最終的にラブ展開、甘甘はあるのですが、ただ絵柄のあっさりと同時に中身もちょっとあっさりとしている感じを受けてしまうかな?

大学の陸上部で長距離を走る今井は…

5

欲情警備はラブ2乗 コミック

ゆみのたまみ 

田舎男子が可愛かったデス

デビューコミックがそこそこいい感じだったのですが、この表紙に同じ作家さんだったのか!とちょっとびっくり。
いかにもエロエロ前面押し出しのベタ表紙だったんですもん(笑)

さて、この表紙を裏切らない中身でした♪
至極簡単、単純明快!
田舎に新しくできた製薬会社の研究所。
そこに採用になった地元の青年・水瀬。
この純真無垢(?)で天然で素直な水瀬を、都会から来た研究員の真狩と塚原が喰って…

1

黄昏のスナイパー 慰めの代償 小説

愁堂れな  奈良千春 

林の魔の手がいよいよ迫ってきた

2年ぶりのシリーズ第4巻です。
本当、このシリーズは「新宿退屈男」と混同しちゃんですよ(汗)
2年ぶりだとなおさらにあれ?どっちだっけ。。。みたいにエピソードが。。。
2作目で魔性のゲイの兄が帰ってきて、3作目で華門に執着するマフィアのまるで女性のような林が登場して、この4作目で本格的に林の魔の手が大牙の身内(仲間)を脅かし始めて、、と、やっとどういう路線でこれから展開していくのか見えてきた…

3

編集長の犬 小説

鳩村衣杏  佐々木久美子 

がっつり すっきり さわやか

『部長の男』のスピンオフ
といっても、主人公の勤務する会社が同じ東都印刷というだけなので、前作と切り離して全く問題ありません。
今回もお仕事がガッツリ!
後書きで作者さんが述べられていますが、ほんとうに仕事に対するスタンスや心構えや対処法や人との付き合い方など、割とそういう方面に”なるほどー”と納得したり共感したり勉強になったりする場面が多く
というか、そういうシーンを通して主人公達が接す…

3

黒猫はしっぽで甘える コミック

藤河るり 

この高校生がいい!

今回の藤河作品、ひょっとして今まで見た作品の中で一番よかった?
ちょっぴり天然をまとった健気で一途な高校生と、お隣に住む小説家の歳の差の組み合わせ。
この歳の差が上手く生かされていて、一話づつどんどんと可愛くなっていく高校生に、もっともっと好きになっていく小説家。
アンソロの短編じゃなくてよかった~♪
この高校生が思わずツボるんですよ!

小説家の坂口が帰宅すると隣の家の高校生・和哉が…

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