茶鬼さんのレビュー一覧

からすま君 コミック

春野アヒル 

広く浅くから深く狭くへ

今回は鳥の擬人化モノ
トラさんと狼さんとはまた違った味があってほのぼのしています。


雷に打たれ傷付いた鳥を保護したカラスの烏丸くん。
その鳥は記憶を失っているのですが飛鳥という名前と以前花と鳥がいる場所にいた事、美人な恋人がいた事を想いだし、烏丸くんは飛鳥をそこと思われる場所へ連れて行くのですが・・・というお話。

この烏丸くん、カラスだけに賢い。
そして彼が住む公園では鳥たち…

2

兄弟 ―冬― 小説

丸木文華 

まさかよもやの続編が(驚)

『兄弟』『兄弟-夏-』から5年たってまさかよもや続編が出るとは!
きっと前作2冊は続きとして2冊に分かれただけだったのだとは思いますが、更にこの兄弟に一体なにを求めるのか?
羨望と裏返しの愛情から結びついた平凡に生きたいと望んだ兄が、強く兄に執着し求める弟により血の壁を飛び越えた前作たち。
ちょい言葉は悪いですが、試練と言う意味で記憶喪失が来たか!は実に定番お約束な障害。
しかし、ラブ甘な…

6

聖夜 コミック

上田規代 

とても誠実な

尺の長さで言えば併載の【ブラザーコンプレックス】のほうが分量が多いのですが、クリスマス発売ということでこちらを表題にしたそうです。
そして表題シリーズは07、08、11年とちと古目で描き下ろし番外と比較すると絵の変化が一目瞭然なのではありますが、それでもこの作者さんの持つ優しさは何ら変わることなく、1冊を通してその雰囲気があふれています。


会社でたまるストレスを癒してくれる会社近くの路…

3

聖夜―爆発するリア充たち 『オタクな俺がリア充社長に食われた件について』書き下ろしSSペーパー 特典

いつの間にかリア充

本編後半部分に新年会があったから約1年たっても彼等は彼等のままでした。
泉田は相変わらず倖太郎にコスプレをさせ、倖太郎はシナリオの為という名目の為・・・の関係。
でも実はオタクで「爆発しろ!リア充」だったはずの倖太郎は、自らリア充になってたんですね(笑)
ツンデレも相変わらずだし。

ということで、クリスマスの夜の話。
新作コスの発表会のその後、そのままの格好でそのままホテルのスイート…

3

いとしの未来くん コミック

吉田ゆうこ 

そして少年は恋を知る

ファーストコミック『悪玉』でちょっぴりしょっぱ痛い作風がとても印象的で好みな作家さんの2冊目は、前回は短編集だったのからまるっと1本のお話。
その内容は、このタイトルに挙げたそのものだったのではないでしょうか?
いくらか前回よりは痛さは軽減されているものの、そのお話には少し棘があるような。
読みながらチクチクと心の奥を刺激してきます。
主人公達の心の成長が、ほのかかすかに自分たちの青春期を…

7

間違いだらけの恋だとしても 小説

鳥谷しず  鈴倉温 

あけてビックリ・・・

ルチルは初の鳥谷しず作品だと思うのですが、場所は変わっても鳥谷しずだった(笑)
またの名を「新書館のエロ魔人」でしたっけ?
濃厚なエロが特徴でありますが、やはりねっとりしてました。
ただ、今回気がついたのは受けが「あー。あ、あ、あー」とか「あー」しか喘いでいないこと。
他の作品もそうでしたっけ?
しかし、思うに追いあげられてそうそう言葉が出て来なくて「あー」しか言えないってことはそれだけ…

5

最高の一日 『愛とは与えるものだから』書き下ろしSSペーパー 特典

パパになった日

題名が『最高の一日』ってあるので、思わず坂下&斑目の再会の濃厚な一日かと、ちと期待しておったのですが・・・
でも、別の意味で最高の一日です!!
そうだよね、坂下&斑目の最高の一日が、こんなペーパーで収まるはずないもんね(双葉スマンw)

ということで、洋のパパとしての双葉奮戦記であります♪
洋と釣りに行くはずだったのに、釣りに興味のある洋の園の子供たちがいたために彼等も一緒に来ることにな…

4

狼の嫁迎え 小説

高尾理一  沖銀ジョウ 

もふもふ2作目

『狼の妻籠み』のスピンにあたる本作。
健気で一途な作品になっていました。


日本のはぐれ狼である父親がロシアで医師として働き、そこで出会ったロシア人狼の女性と結婚して生まれたのが玲。
ところが玲は狼の姿で生まれ、新月には人型になると思われたのにまだ人になれない玲に母親は精神の均衡を崩して家を出て行ってしまったのです。
そんな玲を男手一人で育てるのは大変で、そこで力になったのがエカテリ…

7

君さえいれば…完全版 コミック

鹿乃しうこ 

オヤジものの歴史を感じる

98年の『懺悔』に導入の1話のみ、それから表題作が01年。
シリーズとして1冊の完全版というのは、古い本を買い損ねた身には大変嬉しい企画です。

古い作品だと感じるのは作者さんの絵の変遷も勿論ですが、作者さん自身におやじ萌えというものがあまりなくて、初めてのチャレンジだったのでは?と思えるような事が単行本当初の後書きと、13年の後書きを読むとそれが見えるのです。
この話に注目するのは、娘婿…

8

近すぎて、遠い 小説

椎崎夕  花小蒔朔衣 

まさに、近すぎて、遠い

まさにその通りの作品でした。
あまりに近しすぎたために隠さなければならなかった想い。
それがバレたくなくて一人で色々を背負ってしまおうとする主人公。
想いは本当は通いあっていたはずなのに、互いが互いを思うあまりに踏み出せないちょっぴり切ないお話展開でした。


高校生の時両親を車の事故で亡くし、自らも足に大怪我をおい後遺症が残り少し不自由が残った主人公の大学生・和。
結婚していた姉の…

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