crystさんのレビュー一覧

青い春、赫い絲 コミック

キサユキ 

ペラい…

詰め込みすぎた結果、それぞれが薄くなってしまい結果いまひとつ、という印象でした。
旭が大切にしてきたものと、夕來の自由との両方を手にするラストにしたかったのでしょうが、そんなたった数年で舞台に上がれるほど夕來が成長するものなのか?とか、そもそも全くお金も持ってない未成年二人でほんの数年で舞台公演するまでになれるかな?とか。納得いかない部分が満載。それまでの経緯にしても、夕來の父親、あそこまでステ…

1

月影の雫 小説

いとう由貴  千川夏味 

浅い

読みながら「あれ?」と思うことしばしばでした。なんだかずいぶん拙い…と思っていたらずいぶん前の同人作品を改稿したものと判明し、納得。
お話はテンプレな上、キャラもひねりもゆるいので最近のいとう作品を読んでいると肩透かしを食らうこと間違いなし。10年くらい前の作品だと念頭に置いて読むことをお勧めします。

王子様と瓜二つの健気でかわいそうな受けの子が攻め様に救われるファンタジーでした。攻めがか…

4

いぬのなまえ コミック

菅辺吾郎 

惜しい!!!!

描きたいものに対して作者の表現力があと一歩足りておらず。そのため微妙な評価にならざるを得ません。描こうとしているものはとてもいいところをついているだけに惜しい。これに表現力が追い付いていたら神評価だったと思います。
惜しいと思う部分は多々あり、まずは粗削りな線がこのお話にはやや硬すぎた。そして、長次郎と巴の関係性について今一つ物足りなかった。エピソードとしては十分だと思うのですが匂いというか空気…

2

玩具~Joy Toy~ 小説

水戸泉  相葉キョウコ 

サイコホラーだった

怖かった~、前波が。
そういえば前波みたいな女の人っているよなぁ。そういう同性に対する本能的な恐怖と嫌悪感みたいなのを思い出しました。
前波はビッチというよりもう悪魔みたいで。サイコパスみたいな恐怖感。そっちが強すぎて萌えられませんでした。
基本的に呂律回らない、とか卑猥な言葉とかがBLというより男性向けポルノ的であまり好きではないのですが、前波の下衆さがうまくマッチしていて効果的でした。

2

闇の王と彼方の恋 小説

六青みつみ  ホームラン・拳 

ラノベ?

よくあるラノベ的な感じ。そういうのが好きな方には読みやすいかもしれないです。
これ、受けが男である必要性がまったくない。ので、そういうのがお嫌いな方にはお勧めできません。
後半の異界の様子はお得意のファンタジー炸裂していてなかなか良かったので、そちらをメインにもっとがっつり読みたかったです。
男同士の葛藤はほぼなし、想いもすぐに通じるしお約束のような凌辱もなし、ついでにHも軽めなので、さらっ…

2

至福の庭~ラヴ・アゲイン~ 小説

六青みつみ  樋口ゆうり 

スピリチュアル臭…

六青作品に常に漂っているスピリチュアル臭がこの作品ではMAXでした。そういうものが好きな方にはいい・・のか?これ。わかんないけど。
どうしても消化不良になってしまったのは、健気受けはこの作家さんの十八番ではありますが、これは健気というより受け身というか頼りなさすぎて好きになれなかったです。人としてどうなの?と思ってしまった。
トラウマを受けてしまった後はまあ仕方ないかと思うんですが、それ以前が…

0

恋愛ルビの正しいふりかた コミック

おげれつたなか 

ごめんなさい、合いませんでした

錆びた~のDV攻めがどうなるか、楽しみにしてたら、表題作は別カプのお話でいきなり拍子抜け。
そのあとに入ってましたが、納得のいくものではありませんでした。
一番は、あれだけのことしといてそんなに簡単に幸せになっちゃうんだ、という感覚が拭えなかった。葛藤が薄い。前作含め、「暴力」というモチーフを軽く扱い過ぎじゃないかな。
秀那のほうも、DV男でもそんなにあっさり愛せちゃうんだ、へー。と、すっか…

15

男のコはいつも コミック

村上左知 

表紙のイメージのまま

幼馴染ものと男子寮ものの二本立てでした。
どちらもさらっとしています。

「男のコはいつも」3話+番外編
幼い頃、小さくてかわいかった幼馴染が大きくなって(高校生くらい?)すっかりイケメンに。身長も追い越されて、複雑な心境でいたところ、自分に思いを寄せる女の子の登場でひと波乱してめでたく結ばれる、というお話。

こういうのってひと波乱のところでどれだけもだもだするかが見せ所だと思うので…

1

春暁 小説

いとう由貴  あさとえいり 

惜しい

受けの薄幸さはなかなか良かったのですが、どうしても納得いかなかったのは、秋信でした。

あれほど執着してすべてをすてても、というのがあったからこそ、深の扱いも納得できたのに、隆信にやり返されてからの秋信は納得いきませんでした。それも、再び深を手に入れるためにやむなく、だといいなと期待してたのに、そうでもなかったみたいで。…愛憎渦巻いてはいたんだと思いますが、その辺の詰めの甘さのせいで振られちゃ…

0

百年の恋 小説

高尾理一  円陣闇丸 

心情の変化についていけない

作者買いです。

今度の攻めは、あきれるほど人の話を聞かない(笑)そのための受けとのすれ違いが前半延々と続いて、ここからどう収拾をつけていくんだろうなぁと楽しみにしながら読みました。

薬を盛られた受けを抱くところから気持ちに変化が訪れるのですが、攻め様の気持ちが今一つ良くわからず。あれほど敵対していたのに、どうして受け様を抱く気になったのかさっぱりですし、元からゲイだったのかやけに手馴れ…

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