銀次郎さんのレビュー一覧

彼方へ届いて恋は咲く コミック

ソラノハル太 

若くてまぶしい

恋愛初心者な2人のお話だったので、かなりくすぐったくてまぶしかったです。
恋愛的に受けを好きになった攻めと、攻めの傍にいるための手段として恋人という手を使った受けの、絶妙な気持ちの掛け違いがじれったくて仕方ない。

無垢そうに見えた受けが、初手で暴走しはじめたところは困惑してしまいましたが...
幼馴染として相性抜群の2人が、恋人になるまでの過程を心情描写たっぷりに描かれています。
家族…

2

夜明けの唄 4 コミック

ユノイチカ 

流れ変わったな

ずっとファンタジーだと思っていたので、急に現代要素が入ってきたときは、少なからず衝撃を受けました。
ただあとがきを読むと、先生は当初からこのストリー構想だったとのこと。
帯の宣伝文句は、先入観を生むのであまり煽りすぎないようにしてほしいですね。

衝撃を受けはしましたが、ストーリーは本当に面白い。
全く予想のつかない展開なので、わくわくがとまりません。
物語が大きく動き出した4巻。そう…

0

白鹿は愛を謳う コミック

りゆま加奈 

一旦休止は寂しい

狼と白鹿シリーズは、今作で一旦お休みになるとのこと。寂しい気持ちでいっぱいです。
数ある美形×平凡BLの中でも、きちんと受けを平凡に描かれる貴重な作家さんなので、これからも追い続けます。

節目となる今作は、「狼の花嫁」にでてきたメインCPの子サヤと白鹿ユルールのお話でした。
良いなと思ったのは、美しく神秘的なユルールが、年月を経て老いた容姿になったところ。なんだかぐっときました。

3

ラビットハッチへようこそ -seconds!- コミック

はいしま潮路 

うさぎたちの絆が良い

このシリーズで個人的に好きなのは、うさぎたちの強い絆を感じられるところ。
仲間でありライバルでもあるうさぎたちですが、お互いに思いやりを持って仕事をしているのがよくわかります。

前巻よりもモブとの濡れ場比率が少なく、うさぎたち本人によりフォーカスされたお話運びになっていると思いました。
とはいえ、やはりモブとの絡みはあるので、苦手な方は注意が必要です。

9号のお話は、大人な色気漂う…

0

EAT コミック

ながべ 

緊迫感を味わえる

疑似捕食のシーンが結構本気の噛みだったので、読んでいるこちらは少し怖く感じてしまいました。
まるで自分が嚙みつかれているような、錯覚に陥ってしまいます。
それくらい圧が強い。

はらぺこ攻めと捕食願望持ち受けが、奇跡的にマッチした組み合わせは、生徒と教師という立場もあり背徳感が増していました。

受けは終始、捕食願望に囚われていましたが...
個人的に良かったのは、攻めの変化。
最…

0

密事は後宮の中で コミック

秋山花緒 

想像より読み応えがあった

想像していたよりもストーリーがしっかりしており、読み応えがありました。

受けは後宮に女装をして潜り込んでも、全く違和感がない可愛らしい見た目。
けれど知識が豊富で、頭脳で戦っていく逞しい男の子でした。

攻めはなかなか受けに振り向いてもらえない不憫な東宮。
なんとか受けを近くに留めよう、近くにいてもらおうと努力するところが可愛らしかったです。

ストーリーは後宮のごたごたを中心に…

2

SMELL コミック

ながべ 

濃密な癖にのめり込む

読んでいるこちらにも濃密な空気が漂ってくるくらい、強い癖を感じました。

最初は単なる匂いフェチだと思っていたのですが、フェロモンも関係してくきます。
ここがわかった辺りから、2人の関係性もずっと近く深くなっていきました。

基本的にヨゼフしか喋らず、ノイのセリフはヨゼフが復唱することで、読者にもわかるように描かれています。
このセリフ少なめなところが、物語の雰囲気を増長させていて、よ…

2

えっちなお尻じゃダメですか? 5 コミック

鳩屋タマ 

安定の2人

ここまで続いてどんな展開になるんだろう?と興味を持って手に取りました。

とにかく安定している2人なので、読者としても安心して読めました。
5巻ともなれば、多少の障壁だって信頼関係で乗り越えていけます。

展開としてはよくある、親への紹介というパターンですが、藍ちゃんの男前な姿が見られて良かったです。
見た目はどこまでも可愛くてきゅるきゅるですが、中身はしっかりとしているところがほんと…

0

年上のひと~triple love~ コミック

河合あめ 

年上受けってほんと罪深い

年下×年上好きとして追いかけているこのシリーズ。
正直なところ、歳の差が存分に活かされているのは最初のCPだと思っているのですが...
今回は仕事の上司と部下という関係性で、公私の関りが絶妙に歳の差と絡められていて良かったです。

受けは40間近のおじさまだとは思えない、涼し気な見た目。
彼が攻めの行動にしっかりと大人な対応を見せる反面、内心は翻弄されているところが可愛かったです。
攻…

1

星の丘プレミアムマンション203号室 コミック

会川フゥ 

攻めのギャップが良い味

表紙のイメージを裏切らない、ほのぼので優しいお話です。

言葉では表現できない、絵で描写されている2人の間の空気感が独特でした。
これは読まないと味わえない感覚だと思います。

個人的にツボだったのは、攻めのギャップ。
一見すると地味な研究おバカという感じなんですが、計算していないスパダリの片鱗の覗かせます。そうかと思えば抜けていたり可愛かったり...
そこが萌えポイントでした。

0
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