chikakumaco
捕食者と餌。ただそれだけの関係だ!などと言ってみたり。
早々に絆されてラブラブしてみたり。
従兄弟が登場すれば、牽制した挙句、翼を突き放す澄也。
1巻から通して読んでみると。どうも支離滅裂なんである。澄也にしろ、翼にしろ、情緒不安定なこと、この上無い。翼を突き放したところでフォローも何もしないものだから、カッとなった翼は、やはり澄也に弄ばれて飽きられたと思い込む。
いや、何で⁈ 君らイチャ…
オメガバースよりずっと。あけすけで驚いてしまう。性を雌雄に分け、雌は雄と番い、結ばれるという。取り立てて美しくも無ければ特技も無い葵は、「出来損ない」の烙印を押され、新興の成金だという、征爾の元へ嫁ぐ。これは家同士の政略結婚で、征爾はおよそ人を寄せ付けない。使用人も葵を激しく疎み、征爾が仕事で遅い時は食事さえまともに出されない家なのだ。
それでも。見合い前に偶然出逢っていた征爾に恋焦がれていた葵…
うーん。タイトルに魅かれたんです。最近、流行りの「転生もの」にハマっているので、まんまと買ってしまいましたが…。こちらの現世は現在、現代。その、前世が、思うにそれ程昔では無さそうな。場所も時間軸だけが遡っている過去の日本なのだ。大正時代でも無い、もう少し昭和かもしれない。せいぜい60年と遡ってはいなさそうな。実に中途半端なのである。転生ものはやたらと中世ヨーロッパ風、というのが主流となっているのに…
…つもりなのかな。この上巻では灯生が、それこそ一目惚れしたのか、生吹を全力で落とそうとしているとしか思えない。彼のひたむきさは一体何か。
生吹は生半可な気持ちで脱サラし、祖父が遺したテーラーを継ぐ事にしたが。何という事でしょう。彼は採寸しか出来ないという。
処は銀座。銀座のテーラーなんて。職人が一着を丁寧に縫い上げるのでは無いかと思う。
顧客が離れたのはおそらくそのせい。それと顧客の高齢…
最初は良かったんです。BL界あるあるを楽しみに、ヘドバンが止まらない勢いで共感して。楽しくて。もはやネタが尽きたのでしょうか。ただ私がこの視点に飽きたのでしょうか。もっと…、もっと何か。あった筈。と、思いつつも、もう大丈夫です、と言いたい気持ち。主人公がフラグ回避をノロノロとやって行くうちに、思わず知らず恋に落ちて欲しかったのですが、叶わず。愛猫に構い過ぎるただの老成した猫好きになっており。期待感…
卯坂 × 在須 とか。イワノフ・ナイトとか。突然投入されて来た脇キャラエピソードに流れて、何となく嵩増しをするだけ。あっちこっちスピンオフされてるだけ、の様相を呈している様にも見える。チュン太 × 高人さんを浮き彫りにさせるどころか、遠のいて行くようで。あまり散らかして欲しくないんだけどなぁ、と思っていたので。イワノフの話がここいらで終わってくれてホッとしました。
イワノフの「望み」を叶える為に…
前作で完結していたと思ってたんです。やたらと結婚、結婚、と連呼して、拘っていた双子たちですが、いよいよ、です。んんん⁈ もう結婚してた様な…。揃いのリングを買ったところで終わってましたかね。これまでにも結婚式を夢想するシーンも沢山あったので、今更感もあります。そもそも啓一が双子を保護した際に入籍しているらしいので、3人は法的にも家族ではあります。
ただ、3人がこれからを生きる為に、必要だった物語…
いつか振り返った時。今という時代はもしかしたらオメガバース混迷期、などと言われるかもしれません。「本能より愛」だとか。「運命は選び取るもの」だとかの、胸アツ王道設定の他。第四の性だとか。性不明だとか。不明だった筈が、「運命」と出逢う事で、性確定してしまうとか。
そして本作は、α の中でも α 。その名も「スーパー α 」の登場なのである。
いやもぅ、それギャグじゃん? と、吹き出したものの。本…
まさか、まさかの大団円。私にとっては突然の終わり。終わりはもう少し先まで、かかると思っていたのだ。そして個人的には全く予期しないハッピーエンドがそこにはあった。
「四代目・大和辰之」で、櫓木がしでかした「過ち」は、ただ明虎さんに逢いたいが為のもの。
その時は、時期じゃ無かったのか。明虎さんは櫓木を訪ねることはしない。
訣別の予感さえしていたのだ。だから。辰之はおそらく哀れに思って、櫓木と盃を…
間を開けて再始動していた、「Punch↑」。前半の4巻が、コータ編だとしたら、5巻以降は、志青編。志青の過去編というか、黒歴史が呼び起こすエピソード。なんだけどー。あの号泣必至の前半に比べたら、やはりここはトーンダウンしてしまっている。新刊を心待ちにしていた筈なんだが、はて?と、思い、私は5巻から一気読み。そうだった、これは志青の過去編絡みではあるけれど、絶妙に視点はズラされていて、もう記憶の底に…