もはや映画。重厚な世界観に圧倒

オメガバース設定を最大に活かしながら、オメガバース設定を逆手にとったアプローチが本当に素晴らしい。偶然の出会いを、時間と献身を懸けて本物の絆だと証明する切なくも強い愛の物語。
ともふみさん

壮大なドラマか映画を見ているような錯覚を覚える作品でした。
吐木のために偽りのΩになろうとする円には泣きました。
これはオメガバースが好きな人にも苦手な人にもぜひ読んでほしい！
まお02さん

映画を一本見終わったかのような、そのくらい内容も深くて、これぞディープです！オメガバースについてはもはや馴染みの世界観となり多くの作品が出版されていますが、改めてオメガバースの世界観、その中で生きることの意味とか、そもそもの愛とかを考えさせられる一冊でした。本当にすごい一冊なので皆さんに読んで欲しいです。
2Nachiさん

ミステリーの要素、そして秘密を抱える円の献身的な愛情に、とても引き込まれます。麻生先生のお話は、切なさを抱えている登場人物がとても魅力的で、物語としてとてもしっかりとした基盤があるなといつも感じています。心に刺さる台詞もたくさん出てくるので、深く物語に沈みたいときに読んでいます。
ぶぶぶさん

1話目を読んだ衝撃が未だに忘れられません。終わりのような全ての始まりから、綿密に張られた伏線を一本一本丁寧に回収して迎える結末は解放感と多幸感に溢れます。ミステリとしても非常に読み応えがあり、どのシーンを切り取ってもネタバレになってしまいそうで、あまり内容について語ることはできないのですが、間違いなく言えることは2度目以降を読み返して初めて、『リバース』という作品は文字通り再誕します。読み返す度に発見があり、読み終えるたびにまた新たな感想を抱かせてくれる本作は、私にとっての2020年BESTコミックです。
唯乃さん

オメガバースという設定を非常に上手く使って描かれた作品です。お互いを思えば思うほど苦しくなる展開が切なくて何度も涙を流しながら、どうか幸せになってほしいと願いながら読みました。麻生先生のセリフを使わずに感情の揺れ動きを伝える描写力と、どれだけ辛いことがあっても最後には希望を見せてくれるストーリーが大好きです。オメガバースというカテゴリだけではなくBL史に残る名作だと思います。ミステリーとしても読み応えがあるのでネタバレを見ずに是非多くの方に読んでいただきたいです。
すだまさん

刑事の幸村×小説家の円の番カップルの恋と、幸村が追う連続Ωレイプ事件の真相を解き明かすサスペンスが交じり合う、ミステリアスで大人の雰囲気たっぷりなオメガバース。
描写ひとつひとつが緻密に計算されているように巧く、ワンシーンワンシーンに感情を揺さぶられっぱなし。オメガバース、サスペンス、すべてにおいて完成度の高い素晴らしい作品でした。
ゆーちん24さん

絶対にバレてはいけない秘密を書き記していくのは、自責の念でもあり誰にも届かない助けての声のようにも見えて、胸が痛みました。誰もが「特別な何か」に憧れてしまうけれど、そんな自分をありのままに認められた時、人は初めて自分を好きになれるのかなと思いました。
はなむらさん

1本の映画のような作品です。発売されてからすぐに電子書籍で買ったのですがあまりの面白さにすぐに紙で買って周りに布教しました。オメガの振りをしているβのオメガバースは初めて読んだのですが、それ自体でも面白いのですがそれに加えてオメガの事件まで絡んできて本当に面白かったです……！事件が解決した後に「お前のΩに生まれたかった」と言ったあのシーン、めちゃくちゃ泣けました……。ドラマCDも予約して発売が待ち遠しいです、本当に素敵な作品をありがとうございます。
しゅかさんさん

When I heard sensei wrote an omegaverse work, I was very excited! It is a painful and heavy read, but the characters' love for each other made me emotional. It made a lasting impression on me.
Karmanさん

互いを想う健気な2人に号泣必至！

オメガバースの新しい形を見せてもらいました。幼馴染のためにオメガになりたい円があらゆる方法を考えてオメガのフリをする。社会的弱者になるのも厭わずに好きな人の為に。オメガ性と言う自分の意思や努力ではどうしても超えられない柵にもがく人々の姿は衝撃でした。
匿名さん

BLではなく、ミステリーを読んでいるようなドキドキハラハラ感でした。話のもって行き方も素晴らしいし、キャラクターも魅力的。いくら幼い頃から好きな相手とは言え、βがΩに成り済ますって、とてもできないことだと思うけど、それを幸村のために何年も続けてきた円ってスゴいなと単純に思いました。
あんバターパンさん

オメガバースの中でいちばん好きな作品です。
一見クールで素っ気ない円の健気さに何度も胸が締め付けられました。
オメガバースの世界に生きる円が想像したβだけの世界は、つまり私たちの生きる世界…ということですよね。
物語の中のキャラクターが、私たちの世界に憧れるという光景を初めて目の当たりにし、オメガバース世界の切なさを強く感じました。
にゃここさん

何度読んでも円の吐木を想う無償の愛に泣かされます…
円がPCに綴る言葉と共に真実が明かされていき、そこに吐木が追う事件も絡まってとにかく物語から目が離せませんでした！！
描き下ろしの「本当の円」と吐木のセックスが大好きです。
素晴らしい物語この世に生み出してくださって本当にありがとうございます。
匿名さん

屈辱に耐えながらも円の側に寄り添うことを選ぶ吐木。その吐木を傷つけまいとしてついた嘘を守り続ける円。お互いの相手を思う気持ちの深さに胸が熱くなります。自分のついた嘘、偽物である自分の存在がむしろ吐木を傷つけるのではと悩む円の姿も本当にせつない。
だからこそ真実が明らかになり、2人が向き合うシーンでは涙してしまいます。「ありがとう、俺を守ってくれて」のセリフは心に染みます。
この2人のストーリーでも十分なのに、さらにもう1人バース性に翻弄された人物による犯罪が絡むサスペンスの展開もあり、麻生先生の力量どんだけなの⁈と驚かされます。
読み応えのある作品が読みたいにぜひ読んでほしいです。
ジョン子さん

爆発的に流行し、もうどの設定も展開も語り尽くされたかのように思われていたオメガバースというジャンルの影の部分、誰も見たがらない、触りたくないと思うような深く暗い場所に光を当てた作品。
登場人物たちの複雑に交錯し絡み合う思いが切なく痛々しく、読んでいて心がヒリヒリするけれど、麻生先生の繊細な絵とあちこちに張り巡らされた伏線に引き込まれ、ページをめくる手が止まりません。
奥行きのある世界観、テーマ、そして受け攻め2人の一言では語りきれない互いを想う深い愛。どれをとってもこれ以上ないくらい、ディープ部門にピッタリの作品です！
縫子さん

読んでいる間中、円と秘密を共有しているみたいでずっと辛い気持ちでした。
頁をめくる手が止まらない！分厚いコミックスなのに一気に読み終えました…！
最後にやっと円の秘密を吐木と共有できて分かり合えて、本当の意味でハッピーになって凄く幸せな気持ちになりました…。
ここまでできる？！というくらい、円の吐木をこれ以上傷つけたくないという気持ちと行動が本当に凄い！！
不破ふわみさん