俺がΩだったなら、お前を幸せにできたのに―――

リバース

re:birth

リバース
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神267
  • 萌×262
  • 萌16
  • 中立9
  • しゅみじゃない6

50

レビュー数
38
得点
1640
評価数
360
平均
4.6 / 5
神率
74.2%
著者
麻生ミツ晃 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
発売日
ISBN
9784796413541

あらすじ

BL界屈指のストーリーテラーが贈る、後悔と欲望入り交じるミステリアスオメガバース

小説家の円と警察官の吐木は、同じ施設で育った”同志”で”番”。
円はフェロモン分泌が異常で番以外の人間も
そのフェロモンを感知してしまう上、
番関係を結んだことで遺伝子変化が起こり、
一般の抑制剤も効かなくなっている――そう、[振る舞っている]。
何も知らない吐木は円を支える為と出世を蹴り続け、
所轄への異動初日に担当することになったのは、Ωを狙ったレイプ事件。
そんな中、円は発情期に入り
強烈なフェロモンを発しながら吐木を求める――まるでΩ[;のように]……。

表題作リバース

吐木 幸村(α),28歳,刑事,円の番
化野 円(Ω?),28歳,小説家

その他の収録作品

  • 家に帰る日(描き下ろし)
  • カバー下イラスト

レビュー投稿数38

最高、、、

ほんとによかったです!!
オメガバースが好きで、表紙が綺麗だなと思い手に取ったのですが、読み始めた瞬間からすぐにストーリーにぐっと引き込まれて、ページを捲る手が止まりませんでした。最初から最後まで時間を忘れるくらい本当に面白かったです!
先生の作品は初めて拝見させていただいたのですが、表紙の通りの絵で本当に綺麗でした。
どこを切り取っても芸術!簡単に手に取ったので、それを後悔するくらい良い意味で重い話で切ないストーリーではあるのですが、
攻めの愛情も受けの愛情もしっかり感じ取れて、シリアスな部分だけじゃなく、きゅんきゅんできるところもたくさんあるので、甘々とはまではいかないかもですが、ハッピーエンドが好きな方も全然抵抗なく読めると思います!ページ数としてもストーリーとしてもボリュームがしっかりあるので大満足です!!細かな伏線があったり、世界観が最後までブレてない作品でした!めっちゃ泣けます!個人的には最後のアフターストーリーが大好きです´`*
一途な愛最高です、、、この2人が大好き、、、
本格シリアスミステリーとしても申し分なし!
ミステリーや感動ストーリーが読みたい方是非読んで見てください!

0

至高のクライムサスペンス × オメガバース!

アワード2021 DEEP作品ランキングで堂々1位‼︎ おめでとうございます。
何で早く読んでおかなかったな、と反省。絵が、あまり好みでは無かったからです、すみません。ついでに言うと表紙もあまり、惹かれなかったからです。ただ、発行されてからずっとランキング上位に鎮座してらっしゃるので、いつか読まなければ!という使命感には駆られてはおりまして。結論、読めて良かった。とても素晴らしい。
BLで。オメガバースで。ここまで本格的なクライムサスペンスがかつてあっただろうか。
いや、私が知らないだけだったんだけど。本当にこの世界のジャンルの幅広さと可能性には驚かされました。
至高のクライムサスペンスでありながら、根底に流れる愛情の物語、というのも泣けます。
α である吐木の為に。番の Ω 性を偽る円。オメガバース世界の生き辛さの中で、円が10代で決断した愛の大きさ、重さ、自責の念といったものを織り交ぜて。彼の苦しい胸の内を想うと、心が震えます。

吐木もまた、円を愛している。それは両親を亡くして施設で共に育った、共に支え合い生きて来た、特別な絆。
吐木は刑事で、事件を追っている。仕事で忙しいけれど、体調が不安定な円を気にして、警視庁の捜一では無く、所轄に異動願いを出していた。
オメガバースの世界、底辺に位置すると定められた Ω性へのあけすけな揶揄、下品な当て擦り。そんなものには慣れている、と言って明るくかわす吐木の男らしさ。
温かな態度。
一方で、吐木の追っている事件は血生臭く、Ω性ばかりが被害者である連続殺人事件だ。
この事件は何処へ向かうのか。円が性を偽る理由とは。いくつもの謎が錯綜して、ドキハラが止まりません‼︎

そんな中で、偽り続けた真摯で優しい嘘と秘密。心の柔いところを守ろうとする勇気、激しい自己犠牲。そして愛。剥き出しの愛情、そのもの。何処を取っても最高です。
事件の概要と真相は本編を読んで頂くとして。
表層的にはツン過多の円の、Ω性への擬態工作が、健気で痛々しくて。これはちょっと見ていられませんでした。

「自分が自分でしかないことに絶望もしたけど、最近は悪くないと思うよ。」
最後に笑顔で言えた円が眩しくて。
これはこの物語世界の円の言葉だけど。この言葉だけを切り取れば。それは充分に私たちの生きるこの世界にも容易に当てはめられる言葉。
自分は自分でしかなくて、その事に青臭く絶望した夜は。誰しもが経験した事があるだろうけども。それならそれで、自分らしく生きて行くことも。また、自分にしか出来ないことなのだ。

恋人たちに幾重にも重ねたメッセージが温かくて、優しくて。
涙を流した後は明るい世界。描き下ろしにホッとして。この物語を読めた事に感謝。
アワードの部門 1 位も納得です。

2

一冊でシリーズものを読んだような満腹感

オメガバースということで内容はそこまで重くないかなと思って読んだが、ものすごくずっしりしていて満腹感で満たされました。
まず、表紙の時点で察しの良い方はシリアス系では?と気づくだろう。ある事件から内容が広がっていくですが、受けがΩだと偽るのがまた切なくて切なくて、見るたび毎回号泣してます。
後半では、攻めのために偽ってきた嘘が受けを苦しめて、どうしようも無いという展開になるのですが健気で仕方ないし、運命を見つけて欲しいと願うとこも、ハンカチ無しでは読めなかったです。
最終的にはハピエンなのですが、そこまでの過程がしっかりしているのでぜひ、ストーリー重視の方には読んで欲しい1冊です。

3

大切な人のために何が出来るか

初読でレビューが書けなくて、時間を置いて読み直してもやっぱり書けなくて、また時間を置いて読み返して、今度こそうまくかけなくても形に残そうと思って、このページを開いています。

でもやっぱり言葉にならないんだなあ。

孤児院で育った円と幸村。
最初から何も持っていなかった捨て子の円と、両親に守られてたった1人生き延びた幸村。
孤児院へ来た事情は違っても、円には幸村が、幸村には円がいる。
それだけで良かった日々が終わりを告げたあの日から円は…。

つらくて苦しい話です。
オメガバース特有のつらさとはまた違う「大事な人に自分を偽り続ける」つらさ。
なるべくネタバレせずに感じたことを残したいけれど、複雑な話だけに難しい。

ある不幸な出来事から、幸村のために円は一世一代の大きな嘘をつきます。
目的はただ、幸村に立ち直ってほしいということだけ。
そのために知識を得て、自分の体を自分で変えて、演技をして、自分の気持ちに蓋をして、すべて幸村のためだけを思って動くのです。
その想いの深さと言ったら、筆舌に尽くし難いとはまさにこのことではないでしょうか。
想いも願いもたったひとつ。
でもそれだけは絶対に言えない。
幸村のプロポーズもどんなに嬉しかっただろうと思うのに、何度も拒絶しなければいけない心情を思うと、こちらまで苦しくて仕方がありませんでした。

支え合って育って、かけがえのない存在なのに、片方は自分の思うようには生きられず、もう一方はただただ信じて待ち続けている。
相手が信じて想いを伝えてくれるたびに苦しさが増す。
こんなつらい恋があるものかと思いました。
襲われて幸村に助けられたときの円の心の叫びが、痛くてたまりません。
大切なのに、一緒にいたいのに、突き放さないといけないなんて、バース性というものは本当に非情。

今ふとちょっと前に流行ったメンバーの誰にも髭が生えてない某バンドの曲を思い出したのですが、あの曲のサビの歌詞のようですね。曲調が合いませんが。
ラストはつらいけど否めない運命を超えて気持ちが通じ合って、感動で泣きました。
読んでいる間、ずっと円の苦しさで胸を締め付けられていたので、あの瞬間はわたしまで胸のつかえが取れた気分を味わえました。

読むのはかなりしんどい作品です。
だけど確実に大きな感動が得られます。
陳腐なことしか言えないけれど、ぜひともおすすめしたい1冊です。

4

麻生さんは大好きな作家様

麻生さんの新作!!読みたい!!!!
でもオメガバース、、
ちるちるの評価どんどん神が付いていく!!
読みたい!!!
でもオメガバース、、

発売当初そんなこんなで結局読むに至らず。
しばらくしてやっぱり読んでみたい!
と購入するも、結局最近まで手が伸びなかった。

読んだ感想は一言でいうとやっぱり麻生さんは凄い上手ってこと。
グイグイ引き込まれてページをめくる手が止まらない。
何度か涙が溢れそうにもなった。
客観的に見て神作品で間違いない!

でもやはり私はオメガバースに慣れていない。
どうしても円の自己犠牲がつらくて、1つ拗らせたらこんなにまでしないといけないこの作品の世界観を拒絶する自分がいて。
こんなにも緻密に、練りに練られたストーリー、細部までこだわった演出を、オメガバース設定抜きで読みたかった、と思う私はやはりオメガバースに手を出すべきではないのでしょう。本当すみません作者様。

評価数が少ないときは客観的に見ての神付けたと思うけど、今回は自分の中に残った感覚をそのまま。

3

完成された物語

オメガバースを苦手とする人や違和感を感じている人にこそ読んでもらいたい一冊です。
正直私もオメガバースがそこまで好きじゃなく、作品に対してオメガバースである意味を疑ってしまうことが多いのですが、こちらの作品はα・β・Ωが存在する世界を描ききっていると思います。
人を愛すること、その本質を突く本当に素晴らしい作品です。
αであるが故の葛藤、Ωであることの恐怖、β故の憧れ。
ここまでオメガバースの真髄に迫った作品は初めて読みました。読み終えてもいろいろ考えてしまいます。人を愛する気持ちっていつどこから生じるんでしょうね。
是非読んでみてください。オメガバースに対する考えが変わるかもしれない、そんな一冊です。

3

読み応え抜群のサスペンスオメガバース!

長編映画を見たような感動と余韻があって
今まで読んだどのオメガバースよりもよかった…!

最近オメガバースもの食傷気味でしたが、
このオメガバースは設定を120パーセント生かし切っていて、
これならオメガバースである意味がある作品と思える。

キャラクターの心情描写もすごくて円の抱える罪悪感が切ないし
真実がわかってから円を受け止める吐木の愛もすごかった。

サスペンス要素が物語に深みを与えていて
何度も読み返したくなる作品です。

3

reverseじゃなく、Re:birth

もう一本の映画を観終えたかのような感覚です。
オメガバース設定、あまり好きじゃないのですがとても高評価のこちらにチャレンジしてみることにしました。
この作家さんの作品も初めてで、どのようなお話なのか、レビューを読み込まず読み始めました。

施設で一緒に育ってきた吐木と円。
吐木はαで円も自分はΩだったらと思っていたのに…というお話で、ただ円が吐木の番になりたいがためにΩを装うお話かと思ったら大間違い。
そこには複雑な事情と吐木への想いがあるんですね。
Ωを装うための努力がいじましい…。
吐木のためにΩになったのに、それが間違いだったと苦悩するのも切ないです。

吐木は刑事であり、Ωが関係している事件を捜査します。
ミステリの要素も強く、二重に楽しめます。
まさかの展開に驚きます。
ネタバレ読まない方がいいですね。

エロなシーンは、発情期を装ってるときのじゃなくて、書き下ろしのβの円でするセックスが一番良かった…泣


5

ミステリーとオメガバの融合

麻生先生、ストーリー性ある作品描かれる作家さんなんで、オメガバース描かれたときは正直ビックリだったんですが、ストーリーものお上手な作家さんが描くとオメガバがこなるのか!というくらい、完成度高くて面白かったです。
ミステリーの要素があるので内容にはあまり触れられませんが、円の隠してること、円がそれを隠してる理由、そして殺人事件、この3つがうまく絡み合って、最後までドキドキしながら読みました。
ほんとミステリー小説読んでる気分でしたね。
真実がわかってからのエロもしっとりしてて良かったです。
「世界がみんなβなら」円の書く本のタイトル…私達の生きてる現実の世界はこれに近くて、そこに憧れを抱く、というのがオメガバースの世界観をうまく表しているな、と感じました。

4

バース性を越えた運命の2人

初めて読んだ麻生ミツ晃先生の作品です。

所轄署の刑事 吐木 幸村(α)と小説家 化野 円(?)のお話。

児童施設で育った幸村と円は、あることがきっかけで「番」になりました。
しかし、円はフェロモン分泌が異常で番以外の人間も発情させてしまいます。
そして、市販の薬は効かない…。
ずっと円が好きだった幸村に比べ、「番」になってもそっけない態度の円。
円の体質を考えて所轄に異動した幸村ですが、初日にΩの変死体事件を担当することになります。

ちるちるの評価が高いのに、なかなか読めなかったのは絶対に泣いてしまうと感じていたからです。
意を決して読んでみました……号泣しましたよ。
電子購入なので紙書籍のボリュームがわからないのですが、よく1冊にまとめられたなと感心しました。
これだけのエピソードと心理描写を無駄なく描けるのは麻生ミツ晃先生だからこそ!…なのだと思います。
他の方もレビューに書かれていますが、ネタバレなしで読まれることをおすすめします。
ミステリー要素とオメガバースの特性を絡めた大変読み応えがある作品になっていて、小説でも読んでみたいと思いました。

誰よりも大切だから
誰よりも守りたいから
本当のことは言えない

円が抱える「秘密」は、想像もつかないほど悲しく苦しいものだったでしょう。
一生守り抜くつもりだった「秘密」が明らかになったとき、それも円の“誕生日”のひとつになったに違いありません。

最後は、円が幸村の腰に手を回している後ろ姿にグッときました…。
あぁ、円の足枷が外れ一途な想いがが報われて良かった(号泣)
個人的には、連続Ωレイプ犯の動機やバッグボーンをもっと深く読みたかったです。

描き下ろし『家に帰る日』
入院していた円が退院してお家に帰る日のお話。
最後でまた号泣します…。

最初から2人にはバースなんて関係ないと思わせられる繊細で美しいストーリーです。
麻生ミツ晃先生の絵柄もマッチしていて世界観に惹き込まれした。
読後は、あまりの完成度の高さに思わず唸ってしまった程です。
何度でも読み返したい素晴らしい作品なので、未読の方にはぜひ読んで欲しいです。

4

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