2023/03/31【第14回BLアワード2023】
BEST 小説 1位
大人気シリーズ『イエスかノーか半分か』の番外編集第3弾。現在入手困難な同人誌や特典などがギュッと詰まったファン涎垂の一冊です。都築×国江田の日常エピソードに本編の舞台裏、両親の話まで収録されており、二人が歩み続ける人生の旅路を見守っていくような温かい気持ちにさせられます。
2位に選んでいただき、ありがとうございます。一穂先生の久々のBL新作となりましたが、根強い人気に驚くとともにみなさまの熱い愛に先生ともども感動いたしました。また、一般小説やコミカライズから入って最近一気読みしたという方もいらっしゃるようでとてもありがたく思います。2013年に「イエスかノーか半分か」の読み切りが雑誌掲載されてから10年、こんなに長くシリーズを続けてこられたのは、一穂先生のあふれる創作魂と多大なるサービス精神、読者さまの応援あってこそ。現在ユキムラ先生によるコミカライズも連載中ですので、これからも計と潮&「イエスノー」の世界を見守っていただけると幸いです。
寄り添い合う日常が沁みる……
計と潮の掛け合いが時に色っぽく時にコミカルで何度読んでも飽きない
一穂ミチ先生が紡ぎ出す文章から作られる世界にどっぷり浸かってる時間が幸せです
achoさん
なにか特別なことがあったシーンだけじゃなく日常的なやりとりだけでもうなぜか幸せすぎて泣けてくる…魅力的なキャラ達と一穂先生の文才が相まってこの上なく最高な作品です。
かめださん
ちょっとだけ喧嘩した後、出張に行く計に「元気で、腹空かして帰ってこいよ」と言って抱きしめる潮の包容力にめちゃめちゃキュンとしました。2人の関係性が素晴らしすぎて、ずっと見ていたいです。
ゆりいろさん
甘いだけじゃないふたりの関係が好きです。好きだけど負けたくないっていう気持ち、お互いを高め合えて素敵です。恋も仕事もふたりで乗り越えてほしい!一穂先生の、お仕事に対する向き合い方や熱量が、伝わってくる気がします。
もぶくんさん
この二人のほんと些細な日常の会話、そして二人の生き方、、何度読んでもあきません。
お互いが頼りすぎるわけでもなく、でも、お互いの存在こそがかけがえのない大切なもの。そういう二人のこれからをもっともっと読みたいです。
アベルさん
とにかく大好きな作品。計の意地っ張りで頑ななところを潮が解いていくような会話のシーンが好き。これからも2人の日常やそれぞれの仕事の活躍を見守りたい。3巻まで出してくださって、本当にありがとうございます!!生きる力になりました。
匿名さん
シリーズも長く続いてきて、知ってるエピソードの裏側や連続性が見えてくるのがとても良い。お互いのイエスもノーも肯定して、おんなじおうちで生活が続いていく。
そしてお仕事BLとしての醍醐味。自分と相手の仕事に対する尊重や焦り、一穂先生のその切り込み方が好きです。
Lukadondonさん
寛容で家事もでき人の機微に敏感な、ホントにスパダリな潮が弱い部分を見せた時、普段めっちゃ心が狭い計が包み込むところ。表と裏の顔を持つ計だけどとっても繊細で、そこが好きだという潮。一穂先生の優しい言葉が散りばめられていて、何回も読み返しています。大好きな作品です!
えびちさん
2023年に入ってから「イエスかノーか半分か」に激ハマりし、毎日のように読んでいます。自己肯定感高め発言とブレない姿勢の国江田さんが、潮には心を許してめちゃくちゃ可愛くなっちゃうのが最高すぎて。何度読み返しても飽きないですし、計と潮2人にしか作れない関係が尊くて毎回幸せをいただいています。
千夏さん
一穂先生の書かれる短編は本当にレベルが高いと思う。
ちょっとした表現で、その場の空気やにおい、そして人の気持ちも感じることができる。
はっきり気持ちを表した言葉を使わないで、人の気持ちを表現するのが断トツ上手い。
今回は大好きな福男の話を国江田さん視点で読むことができて、とても嬉しかった。
今後も短編でもいいので、国江田さんの様子を伝え続けて欲しい。
dokinさん
今回も読後の充実感が凄まじかったです
計と潮の両親のなれそめ話、今の計と潮のいいとこも悪いとこもこのルーツがあってこそと痛感しました
自分にとっては計と潮はファンタジー世界の住人というよりは圧倒的にリアリティをもった現代に生きる人物、という手ごたえがあるのですが、そういう分厚い人物像って単なる「設定」じゃなく物語の端の襞まで作り込んでこそなんだなあと再確認しました。イエスかノーか半分かは最高のBL小説という以前に「最高の読書体験」そのものを味わさせてくれる特別な作品です
ひなた12345さん
未来永劫続いてほしい!
国江田計と都築潮の人生。その一言に尽きます。願わくは、いとしさで胸がいっぱいになるこのシリーズをこれからもずっと読み続けたい…。
あぷりこっとじゃむさん
BLカテゴリで求められるポイントはずさない・キャラがそれぞれ時間軸のなかで変化しているけど、根っこは変わらないな。ということをしみじみ感じながら読みました。いつまでも見てられるし、シリーズを延々ループしちゃう名作です。
sayumiさん
このシリーズ、何度読んでも何度でも読みたくなります。OFF AIRシリーズで語られる、潮と計を巡る人たちの話、彼らの話。1冊出るごとにイエスノーの作品に厚みと広がりが出て、新たに追加された視点で本編から全部読み直したいって思っちゃいます。
よっけちゃんさん
本編を別の角度から描いたお話が多く、二人の両親のお話もあるので、シリーズ作品全体に奥行きが生まれ、また本編を読み返したくなります。
本編自体は「おうちのありか」できれいにまとまって終わっていますが、またこの二人のその後を覗いててみたいなぁと思わせる……そんな一冊です。
しゃけかんさん
相変わらずの計のキャラ。潮との会話の楽しさとラブな生活、お仕事BLとしての配合が絶妙で、家族の話には泣かされました。短編集なのに読み応えがすごいです。(笑わせたり泣かせたり、一穂先生ずるい…)これから先も、ふたりの人生のステージ、節目をどう過ごしていくのかずっと見守っていきたい。
藍aiさん
潮と計の、ふたりの間にある信頼関係と愛情。互いを尊敬して尊重してふたりで楽しく日々を過ごしているのが尊くて尊くて。
3巻の作中で見え隠れする潮さんの昏さが計を心から欲しているんだろうなぁ。
ミチ先生の文章はどこまでも冴えわたって、ララ先生が描かれる表紙の優しい潮さんの表情も少し大人びた計の潮さんだけに見せる顔も本当に本当にすべてが大好きです!
ここまで読むことができたこと、イエスノーのメンバーを追いかけられたこと、心の底から幸せでした。
さとななさん
イエスかノーか半分かシリーズに出会ってからだいぶ経ちますが、潮と計はゴールに辿り着いた訳ではなくてこれからも変わり続けていくんだとハッとさせられました。私自身は普段の生活や日々の目まぐるしさからキャラクターに不変を求めてしまうことがあります。でも二人の変化は前向きで、変わっていくけど変わらないものもあって、上手く言葉にできないのですが必要で大切なものなんだと気づかされました。それぞれの両親が登場するなどシリアスなお話も多く、その点も含め今までのOFF AIRとは違う雰囲気を醸し出していたように思いますが、何度も読み返すうちに私はやっぱりイエスかノーかシリーズと潮と計のことが好きで、これからの二人の変化、成長、選択をずっと見守っていきたい!!!と強く思いました。本当に大好きです!
202026さん
待望のOFFAIRシリーズ第三弾!また潮と計に会えて本当に嬉しいです!ただ本作では、二人はもう1~2の頃とは違うステージに立っていて、そしてあの大切なおうちの扉を開けた先に広がる景色をちらりと覗かせて貰ったような気がします。
これまでの話の舞台裏。潮の両親の話。計の両親の話。いつもの計(と国江田さん)と潮の話。そして、これからも続いていく人生という旅路の話。特に過去を振り返る話は胸がしめつけられるものも多くありましたが、だからこそ潮と計が紡ぐ時の尊さをより強く実感することが出来ました。
今回から寒色カラーになった表紙デザインも、甘くやさしい「オフ」だけでなく、時にしんどさやつらさが混じる「オン」もまた彼らの一部であることが伝わってきます。それらを改めてまるごと全部抱きしめたくなるような総集編でした。願わくばまた二人に会えますように!いつまでもいつまでも大好きです!
まかろにがうまいさん
第三位は実写ドラマで更なる反響を呼んだ、榎田尤利先生永遠の名作です! 惹かれ合う高校生が突如瀕した生と死。誰にでも起こりうる大切な人との別れを、深く突きつけるメッセージ性の強いストーリーは一度読んだら忘れられません。初版刊行から20年、満たちが37歳になった加筆エピソードが一際切なく染み渡ります。
『永遠の昨日』は初版が2002年、その後新装版が出て、昨年2022年には大改稿の上文庫化となりました。いわば20歳の小説が第3位! 本当に感無量です。昨年夏には実写版ドラマにもなり、大変美しく瑞々しい映像にしていただきました。ドラマきっかけで小説を読んでくださった方も多いようですし、その一方で、20年前からこの作品を知っていてくださった方もいらっしゃいます。私が小説を書き続けてきた時間は、すなわち読者様と築いた時間だったのだなあと、しみじみ感じ入っています。これからも、私の歩く道の傍らに皆様がいてくださいますように。心からの愛と感謝を!
愛別離苦の美しさ、切なさ
こんなに切なくて悲しいのに、不思議と温かい気持ちになる物語は初めてです。
ねこままさん
泣いた。とにかく泣いた。
本を置いて両目を擦らないといけないほどに泣いた。
死生観についてめちゃくちゃ考えた作品
りーちゃんだよさん
こんなに泣いた小説はありません。
冒頭からショックすぎなのに、2人のやり取りが笑えるとこもあって、自分の感情がどうなってるの戸惑いました!でも、やっぱり最後は大号泣でした。
りのりゅうさん
泣けて泣けて、本当に泣けて。
この作品を知らなかった昨日に戻ることはできません。大切な人に気持ちを伝えたくなる作品です。
ふぅめさん
物語が始まってすぐに交通事故で死んでしまう浩一。ショッキングな始まり。死んじゃったけど生きてる浩一が能天気で救われる。大切な人との永遠の別れ、どう受け入れていくのかの優しいお話。ラストの書き下ろし、みっちゃんの20年が切ないです。
aaaiiiaiさん
ドラマ化をきっかけに原作の小説を読みました。浩一が死ぬところから始まり、徐々に2人の関係が明らかになっていく構成が面白かったです。
事故にあってそのまま死んでしまうよりは「アディショナルタイム」があった方がいいのかもしれないけれど、これがあっても気持ちの整理ができる訳じゃないんだと悲しくなりました。読むのが辛くても、切なく優しい恋の話でとても好きでした。
さなぴっぴ〜さん
私は一つの作品がこれほど愛おしいと思ったことは今までありませんでした。ドラマを通じてこの作品に出会い、想良くん璃央くんに出会い、浩一とみっちゃんの愛に触れ、心震え、今も毎日考えない日はありません。素敵な愛の作品を生み出して頂き感謝しかないです。きっとこれからもずっと、永遠の昨日は私の中の『1番』です。またいつか2人に会いたい…。生と死、愛と別れ、1番…。当たり前がどれほど幸せなことか…この作品であらためて、考えさせられました。
tokosorairoさん
永遠に好きで、ずっと一緒にいたい人がいるということは幸せなのか、そうではなくて辛いことなのか。若くしてそんな人と出会ってしまったら、周りの人が皆忘れても、自分だけはいくつになっても、その存在は大切であり続け、心の中で生き続けると思います。ある意味うらやましく、反面、記憶から消せない悲しさも感じるのです。二人で過ごした時間の大切さと同じくらい、失った苦しみも表裏一体として感じてしまう。何度読んでも知らず知らず涙が出て、本の世界にひきこまれてしまいます。
ユンジュさん
世界の理不尽さや人の無情さ、そして「自分の大切な人が自分の隣にいてくれる」ことは奇跡なのだと気付かされる一冊です。
中学生のころ、リメイク前の他社版を読んだのがこの作品との最初の出会いでした。お恥ずかしながら本アワードがきっかけで新装版が出ていることを知り、購入の上拝読。展開がガラリと変わっていたり、描写がより繊細になっていたりと正直驚きが大きかったですが、浩一くんと満くんが互いを思い合う気持ちや、家族のあたたかさ、命の尊さといった物語の根幹は当時読んだまま残っていて、読了後の満足感は言葉に表すことができません。
中学生の当時も社会人の現在も、出会えてよかったと心から思えました。
サオカさん
ドラマで見たのがきっかけで原作も読みました!
1文字1文字読み進めていくうちに、気づけばどんどん作品の中に入り込んでいて、ドラマでは感じられなかった細かい感情や、文字ならではの表現もたくさんあって読めば読むほど何度でも心に響きました。後半は、涙で文字が読めなくなって何度も本を閉じてしまうほど涙が止まりませんでした。でも悲しいだけじゃなくて、大切な人を大事にしようと思えたり、今の日常が当たり前じゃないというような、大事なことを思い出させてくれるような作品でした。
これからも何度も読んで、みっちゃんと浩一のことを胸に刻んで、ふと思い出した時、いつもそばにいる人を大事にしようと思います。
この作品に出会えて本当に良かったです。
ずっとみっちゃんと浩一が幸せでありますように。
しめじろうさん
願わずにいられない慟哭の結末
救いがない始まりで終わりなのに、何故か読み終わりには希望さえ感じる。
でも、無理を承知で言うならifルートの幸せなラストも見たかった。
つまさん
なかなか不思議な設定なんだけど、読んでるうちにこの世界観にはまってました。存在すればいつか消えることがあるんだろうけど、この二人には早すぎるし、二人でいて欲しかったと願わずにはいられなくなる物語でした。
lunoaさん
読み終わるころにはもう涙が止まりませんでした。
ふとしたときに思い出しては泣きそうになります。これからも2人の心地よい時間が私の頭の中ではずっと流れています。なにか大事なものを感じさせていただけた作品でした。これからも先生の作品を楽しみにしております( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )
翠kaさん
読み終わった時には、涙が止まりませんでした。
ハッピーエンドではないし、今も気持ちがあるという、切なさつらさに胸が痛い。
声を出して泣くほど、お話に夢中に。
そして、お互いを求める気持ちに、思い出して今も涙が出るくらいに。
体が震えるほど、感動して、大好きな作品になりました。出会えて良かった。
やんここさん
これ、泣かない人いる?
泣けるストーリー性だけではなく、ピュアな2人が愛おしすぎて涙してしまう。
前半は奇妙な展開を楽しみながら読んでいたが、後半は2人がそのままでいてほしいと願いながら読み進めていた。
冷静であろうとしながらもあがくみっちゃんがせつない。それを見ていた浩一もどんなに苦しかったことか。
最後結ばれながらお互い別れを覚悟する場面は号泣必至。
辛いけど、お互いの1番は永遠に変わらないね。
ジョン子さん
とてもとても切なく悲しいけれどなんて美しい話なんだろうと涙が止まりませんでした。永遠なんてない限りある世界で限りなく永遠にひとりの人を愛し続ける。浩一とみっちゃんの相手を想い合う尊さに心臓が痛くなりました。読み終えて、ドラマも見て、こんなに時間が過ぎてもまだまだずっと2人を思って泣いてしまう。永遠に、昨日と同じなんでもない日常が続いて欲しかった。もっともっとふたりに笑って過ごして欲しかったです。願わくば事故前のふたりを番外編で見せて欲しい·····。浩一とみっちゃんに会いたい。
そんなふうに思ってしまう作品です。
すいすいすいれんさん
これほど号泣した作品はありません。
単行本が発売されてから20年。単行本も読んでいましたが、書き下ろしのその後のお話が読める文庫本はホントによかったです。単行本発売から文庫本発売と同じように書き下ろしでは20年が経ち、高校生だった満たちは37歳になり就職・結婚などを経たコロナ禍で成長した満たちに出会えます。
わたしはコロナ禍でBLを好きになったので、その時を一緒に過ごしているような感じがとても嬉しかったです。
単行本を読み終わった時にきっと何年経っても満は変わらないだろうと思っていたけど、その後の話を読んでそうだったと知るとやっぱり切ない気持ちにもなりました。ハピエン?メリバ?でも、こんなご時世でも、20年の時が過ぎても満は前向きだからハピエンですよね。
最後の言葉にグッときて、涙が止まりませんでした。
満も読者も永遠に昨日を忘れられない物語です。
1740さん