吾妻香夜先生インタビュー

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吾妻香夜先生インタビュー モブ×モブ!! 衝撃BL登場♥ 初コミックス『モブ山A治とモブ谷C郎の華麗なる日常への挑戦』

2017/06/05 17:06

同級生モブ同士が、味気ない人生を脱すべくBLに…


高校に進学し、隣の席になったA治とC郎。二人とも、華やかな人物の陰で生きてきた「モブ」同士です! 「このままじゃだめだよな…」――人生を打開すべく、二人はBL漫画の主人公のようになることで……。6月7日発売、吾妻香夜先生の初コミックス『モブ山A治とモブ谷C郎の華麗なる日常への挑戦』。体格が大きいほうが攻であることが多いため、身長を比べてカップリングを決めるなど、BLをネタにした笑いがいっぱい! いつもとは異なるBL、味わってください!! それでは「801 AUTHORS 108」第1293回、吾妻香夜先生どうぞ!

Q. 作品紹介をお願いします!
表題作『モブ山A治とモブ谷C郎の華麗なる日常への挑戦』は、モブ男子2名が手を取り合い、味気ない人生を脱出すべく奮闘した末どういうわけかBLの主人公に…!? といった、メタでおバカな内容のギャグまんがです。



同時収録作『金色、空色、涙色。』
この話は、本妻の子・兄の夏生と異国の血が混ざった妾の子・弟のユキの甘酸っぱい夏の恋の物語。ほのぼのな雰囲気の内容です。


『水底に棲むこどもたち』
こちらは、新任高校教師・森崎が不登校の美少年・鷹野未来の家庭訪問を続けるうち、森崎の危うい感情が未来の性的魅力によって引きずり出され、とうとう過ちを犯すが…といった、表題作とは正反対のどす黒い内容になっています。


Q. メインカップルはどんな攻×受ですか?
モブ×モブです。名前はA治とC郎です。モブなので、当初は二人の性格にはほとんど差がありません。そしてモブなので、顔がかんたんです。



Q. 当て馬や重要な脇役は?
脇役ですが作中では主人公にあたる、レンと晶(アキラ)。彼らは『理想の攻と受』として登場しますが、果たしてその結末は…! そしてレンの幼馴染・綾小路エリカは紆余曲折を経て大御所BL漫画家になっていたりします。

Q. 今作のこだわりポイントはどのあたりでしょう?
メタに徹したところです。そんな内容なので、絵柄もベタベタなアニメっぽい絵になっています。同時収録の別作品は、また違ったタッチで描いています。

Q. 苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください!
こんなギャグ漫画、自分は描いてて(顔がかんたんでラクだし)楽しいけど読者さん真顔だったらどうしよう、絵もコレだしな…という不安が普段の200倍くらい襲ってくるので、ストローク手抜きの代償はやはりデカいです。
あと、ネームを提出すると担当さんがさらなるアホネタの上乗せを提案してくれて楽しかったです。

Q. 今作にまつわる裏話ってありますか?
A治(エージ)ときたらBが対になるのでは? と思ったのですが、そうなるとB作しか思いつかず、いやB作はさすがにと思いとどまりBは飛ばしてC郎(シロウ)となったのがB不在の理由です。

Q. 執筆中の、思い出に残る日常エピソードをご披露願います!
A治が「まだ大腸検査だってしたことねえんだぞ」と言うシーンがありますが、その直後に私自身が内視鏡検査をするハメになったので、今思えば完全に自らフラグ立ててたなと思います。

Q. BL作家になったきっかけを聞かせてください!
コミケで今の担当さんに拾ってもらいました。BLのオリジナル作品を描くのは今作に同時収録されている『金色、空色、涙色。』が初めてだったので、これはBLになっているのか? というところから全部謎でした。なんとか形になって良かったです。

Q. 発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう?
本当に発売するのか!(これが!) という気持ちです。担当さん、携わって下さった皆様、本当にありがとうございます、もう思い残すことはありません。

Q. ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ!
これ萌えるのか? と言われたら完全に押し黙るしかないのですが、たまにはちょっと味変してみようかなという方にオススメかもしれません。しょーもね~! という方向に軽く笑っていただけたら幸いです。どうぞA治とC郎をよろしくお願いいたします。


担当編集より
「ギャグ」から「シリアス」まで多彩に描く吾妻香夜先生のデビューコミックスです!

吾妻先生曰く手抜きでかんたんな顔と称された表題作のA治とC郎ですが、かなり表情が豊かで可愛く見えてくるフシギ…!! 先生のセンスが感じられます。
そしてこんな二人がしっかりH♪ します。奇跡も起こします!
圧倒されるくらいに振り切れたモブBLをぜひお楽しみください。


吾妻先生の初オリジナルBL『金色、空色、涙色。』は、腹違いの兄弟が互いに意識し合いながら一線を越える様を、丁寧な心理描写で表現されています!


『水底に棲むこどもたち』は、とにかく容赦のないシリアスな展開が続きます。しかし、仄暗い過去を抱えた主人公二人のやりとりは、どこか耽美で幻想的です。
実はこの作品を表題作にしようかと迷いましたが、ご相談の末、モブ二人に軍配があがりました。
コミックス描き下ろし『鷹野未来から華麗なる表題作出演者たちへの苦情』というタイトルから、いろいろとお察しいただけるでしょうか…。


こんなギャグとシリアスの高低差で風邪を引きそうなコミックスを、どうかお楽しみください★

コミックス『モブ山A治とモブ谷C郎の華麗なる日常への挑戦

特典情報
・アニメイト限定:描き下ろしメッセージシート
・竹書房全国特約書店共通:描き下ろしペーパー
・電子配信限定:描き下ろし漫画4P

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(C)吾妻香夜/竹書房

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コメント1

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匿名1番さん(1/1)

描き下ろしまでメタかい(笑)。すごい気になる。

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