水樹ミア先生インタビュー

BLニュースは標準ブラウザ非対応となりました。Google Chromeなど別のブラウザからご覧ください。

水樹ミア先生インタビュー モフモフへたれ×ツンデレ美人! 初小説『白虎王と花嫁皇子 王妃様は素直じゃないので。』

2016/03/17 19:00

獣耳、尻尾、獣脚(肉球)の三種のモフモフ神器!
ヒト族の皇子チイルは政略結婚によって獣人である白虎族の王レイシィの妃となります。しかし、初対面から熱烈にチイルを愛するレイシィを冷たく拒絶! 決して体を許さないばかりか、上から目線で言いたい放題。次第にチイルは孤立し……。水樹ミア先生の初小説『白虎王と花嫁皇子 王妃様は素直じゃないので。』が3月18日発売! 人気WEB小説に大量書き下ろしを加えたデビュー作です!! 好きなのに相手にされないモフモフ、実は事情があってツンツンしている花嫁、二人の恋の行方はいかに!? それでは「801 AUTHORS 108」第877回、水樹ミア先生どうぞ!

Q. 作品紹介をお願いします!
獣の特徴を持った地上の種族と、空に浮かぶ中ノ国に住むヒト族が暮らすトワ・カイナという異世界が舞台になっています。地上の種族の多くはヒト族の皇帝に忠誠を誓っています。そのうちの白虎族の王レイシィが大戦で活躍したので、報賞としてヒト族の皇子チイルが降嫁するというお話です。と説明すると割とシリアスなお話のような気がしますが、基本はコメディ、シリアスもあるよくらいの配分です。

Q. メインカップルはどんな攻×受ですか?
獣耳、尻尾、獣脚(肉球)の三種のモフモフ神器を持った凛々しいけどちょっとへたれな攻めと、攻めにひたすらツンデレる美人で気位の高い受けの組み合わせです。受けの方が身分が上なので、思う存分ツンデレます。
Q. 当て馬や重要な脇役は?
序盤ではチイルはレイシィのことは会うのも拒否するくらいに嫌うのですが、チイルの侍従となる白虎族の少年のクミヤのことはとても気に入っています。蔑ろにされているレイシィはそれを見て、白虎族自体が嫌いではないのなら、何故自分は初対面から嫌われているのだと悶々とすることになります。クミヤは読んで下さる方に「飼いたい」と思ってもらえたらいいなと思いながら書きました。いつでもチイルの傍で猫のようにころころしています。書いている側としても癒しでした。

Q. 今作のこだわりポイントはどのあたりでしょう?
いわゆるモフモフのお話で、モフモフ描写も気合いを入れて書いたのですが、一番頑張ったのはモフモフに対するチイルの態度です。チイルを第三者視点で読んで楽んでいただけるように構成してみました。チイルがツンツンしている理由が明らかになるまではどうぞデレの見えないツンにお付き合いください。

Q. 苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください!
レイシィは人型ベースですが、頭の中でよく虎に変換して書いていました。作中に水浴びをするシーンがあるのですが、そこは是非、虎の水浴び画像を検索したうえでレイシィと重ねて読んで頂きたいです。虎が水浴びするときの、のたぁとした何とも言えない表情がとても好きです。

Q. 今作にまつわる裏話ってありますか?
執筆の際に降嫁の理由を詳細に設定したため、チイルの他にもヒト族の皇族や貴族がどれだけでも地上の種族に嫁げるようになってしまいました。おそらく今後は沢山のヒト族と地上の種族の夫婦が生まれるんだろうなと思うと、ふわふわした気分になって妄想が広がります。

Q. 執筆中の、思い出に残る日常エピソードをご披露願います!
クリスマスイブに担当さんから、クリスマスプレゼントが届きましたよ、という内容で林先生のカバーイラストが届きました。想像以上に素敵で、「本当にクリスマスプレゼントだよ!」と、思わず拝みました。癒しです。

Q. 今、何かハマっていることは?
エクストリーム原稿。というほどでもないのですが、たまにふらっと一人旅に出ることがあって、ノートパソコンを鞄に仕込んで、よくわからない場所で創作していたりします。ロープウェイで山登った先の食堂とか、離島に行くフェリーの中とか。旅行じゃなくても電車に乗ってなんとなく降りた先のカフェとかベンチとかで書いていることもあります。一時期、タブレットと無線キーボードを防水バッグに入れてお風呂で執筆にも挑戦してみましたが、腕がだるいので諦めました。そう言えば、このお話の初稿も一時バランスボールに座って書いてた覚えがあります。ごろごろしながら、「この人何してんの!」とキャラクターに突っ込みつつ「自分何書いてるの…」と自問しつつ書いてました。

Q. BL作家になったきっかけを聞かせてください!
小さい頃から神話やファンタジーが大好きで。雑多に読んでいるうちにいつの間にかBLにも辿り着いていました。本格的に自分で書くようになったのは、学生時代に自分専用のパソコンを手にしたからだったと思います。その頃は商業BLではあまりファンタジーを見かけなくて寂しかったのですが、いつの間にか受け入れられるようになっていて、ファンタジーばっかり書いている私にもこのような機会が巡ってきました。こうして本を出せることができたのは、世のファンタジーBL好きの方のお陰です。

Q. 発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう?
お話をいただいてから何回言ったかわからないのですが、ここまで来てもやっぱり「本当に出るのだろうか」という気持ちです。ワクワクとドキドキが止まりません。賽は投げられてしまったので、もう後は皆様にお手にとっていただき、楽しんでいただけるようひたすら祈っております。

Q. ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ!
BLが好きで、ファンタジーが好きで、ツンデレが好きで、人外が好きで、好きを突き詰めていたらこの場までやって来てしまいました。デビュー作をどうぞよろしくお願いします。
担当編集より
このノベルズは、水樹ミア先生の小説サイトの大人気作品を、書き下ろしを加えて単行本化したものです。初めてこのお話を読んだ時から「二人の話をもっと読みたい!」という思いに衝き動かされ、ノベルズとしてまとめさせていただきました。
主人公のチイルはヒト族の皇子様。大戦で活躍した白虎族の王レイシィへの褒美として降嫁し、正式に結婚して王妃となります。でもチイルは実際に会うと、冷たくレイシィを拒絶します。それには理由があるのですが、とてもチイルらしい理由で、この物語の大きな魅力になっていますので、ぜひ読んでみてくださいね。
また、このお話で特に萌えなのが、生まれながらに高貴なチイルの完璧なツンデレ花嫁ぶりと、それを白虎王レイシィがいかに攻めるか! レイシィ(だけに)冷たいチイルが顔を真っ赤にしながら、彼に蕩かされてしまう…。また、伴侶である獣人王レイシィは、極上の毛並や尻尾や肉球や牙やら、獣の武器を駆使しまくり、チイルを手に入れ、つがい、自分のものにする。二人の溺愛夫婦ぶりを、ぜひお楽しみください。

(C)水樹ミア/林マキ/Libre Publishing

関連作家・声優

コメント2

投稿順|最新順

匿名2番さん(1/1)

やはりもふもふは正義ですね
イラストも可愛らしくって気になります

匿名1番さん(1/1)

好みのタイプの作品(ちびモフも気になります)
今自分内、空前のモフモフブームなのでグッドタイミング
ポチッとしてきます。

PAGE TOP