04/26 佐伊先生インタビュー 熱い想いを持つ攻2人に強く愛され…♥四大国をまとめる皇帝／最強の護衛官×小国の王子 小説『竜王の婚姻』上下巻
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2019/01/08 17:54
BL作家インタビュー「801 AUTHORS 108」第1862回
透巳ジロー／リブレ／ビーボーイコミックスDX
コミックス『サディスティックに振り回して』1月10日発売
サイン本プレゼントあり！ 詳しくはインタビュー後に！
STORY
カッコ良くてひたすら優しい後輩に突然告白され、流されるまま付き合ってきたけど… 社畜リーマンとなりデートもままならない日々。地味で釣り合わない自分が恋人を振り回している罪悪感は募って、とうとう別れを口走ってしまう。とたんに完璧スパダリがどＳに豹変、手錠監禁されて――!? 笑顔の下でこじらせまくってる溺愛彼氏勢揃いのオール年下攻め読みきり集、描きおろし付きv
――作品紹介をお願いします
「何やかんやお互いが一番大切なのに、それがうまく伝わらない」
そんなすれ違いつつも、お互いの気持ちを理解し合う二人の話をまとめた短編集です。プレイ内容としては「手錠軟禁」「電車内痴漢」「指錠拘束」「学内トイレプレイ」の短編4作品です。全て「執着年下攻め」でまとめさせていただきました。
――主人公たちはどんな攻×受ですか？
表題作である『サディスティックに振り回して』と『もっと君を縛らせて』は「執着年下攻×自己評価低めサラリーマン受」になります。執着年下攻めが大好きなので、「とにかく異常なまでに執着し相手を溺愛している佐渡島とその対象がどうして自分なのか理解できない眞園」の2人を描かせていただきました。他読み切りの2組も「自分に依存してほしい年下攻め」と「相手に嫌われたくない健気後輩攻め」というような拗らせ執着攻め(？)です。
――今作のこだわりはどのあたりでしょう？
している内容が内容なだけに「相手のことが本当に本気で好き」という軸が絶対にぶれないように気を付けました。あくまで相手のことが好きだからこそ、為せてしまうことだと思うので……もちろん好きだからといって何でもしていいわけではないと思うんですけど！
――苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください
『もっと君を縛らせて』は初めての連載作品だったのですが、“毎月決められたページ数を描く”ということを今まで経験したことがなかったので、作業面では楽しくもあり、一方体調面では大変でもありました。ですが、あの3か月があったからこそ精神的にとても強くなったような気がします。
――今作にまつわる裏話はありますか？
表題作『サディスティックに振り回して』の佐渡島には5つ上の佐渡島陽子という姉がいて彼よりもさらにＳッ気が強くまた好みも似ているため、眞園を狙われないように付き合っているのを5年間隠していた、という裏設定があります。そのため本編後、家族に挨拶しに行くのをめちゃくちゃ渋る佐渡島の話を元々描き下ろししようかなとも考えてました。こんな感じの小ネタがちょくちょくあるのでまたどこかで公開できたらいいなと思っています。
――執筆中の思い出に残る日常エピソードなどうかがえますでしょうか
執筆期間中に誕生日を迎えまして、各所でお祝いしていただきました。日付が変わったタイミングでおめでとう！ と連絡をもらえたり、SNSのフォロワーさんにお祝いのメッセージをいただいたり、参加したイベントで直接プレゼントをもらったり、友人との旅行中にサプライズでお祝いしてもらったり…。あまり友人が多い方ではないのでいろいろな場面でお祝いしていただけたのは本当に嬉しかったです。
――BL作家になったきっかけを聞かせてください
小さい頃から漫画を描くのが好きだったので、最初はずっと自己満足で漫画を描いていました。歳を取るにつれて同人誌を頒布するようになり、感想をいただいたりイベント会場で声をかけていただけたりといった“自分の作品を読んでくれる人が本当にいる”ということを実感する機会が増えました。そうしていくうちに自分の作品に未熟さや物足りなさが気になり始め、いつしか「もっと質を上げたい」「もっと良い漫画が描きたい」と考えるようになりました。自分で自分の作品の良くない部分を考察しては修正するというのを繰り返すうちに、独りよがりになるのではなくプロの意見を聞いた方が良いのではと考え、出張編集部に持ち込んだのがきっかけだったと思います。
その時に描いていた分野がBLだったので、そのまま2017年にBL作家としてデビューし、その後現在の担当の方に声をかけていただき今日に至ります。3年前までは将来的に作家として活動していくとは想像していなかったので「自分の描いた漫画が単行本になるよ」と過去の自分に伝えても、きっと信じないと思います。
――発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう？
今でもまだ夢心地で正直実感が湧いていません。ただ、自分一人では絶対に出せなかった本だと思っています。執筆期間中支えてくださった担当の方や、大学を休んでまで自分のやりたいことをしていいと背中を押してくれた両親、応援してくれた恩師や友人たちには本当に感謝をしています。また、勝手だなとは思うのですが、前に進む勇気を与えてくれた某氏にも感謝の言葉を伝えたいです。
――ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ！
改めまして、透巳ジローと申します。固い言葉ばかりが並んでいますが、作品自体は「執着溺愛年下攻め」です。自分の趣味をこれでもか！ と詰め込ませていただきました。どこか少しでも琴線に触れる部分がありましたら幸いです。
どうぞよろしくお願い致します。
リブレ担当編集より
若々しく弾けた作風が魅力の透巳ジロー先生、待望の初コミックスです。
今風のカッコ良いキャラクターにうっとりしていたら、Hシーンの思わぬハードさにびっくりしちゃうかも？
でもスパダリ系年下男子が独占欲剝き出しで年上の恋人を拘束・溺愛する展開はみんな大好き王道BLです！
執着されていることに無自覚な受たちがまた、愛おしくももどかしくて……可哀想だけど、もっと酷いことをされてしまうがいい！ との気持ちが抑えられません……！
新世代が描くBLらしいBLを存分にお楽しみください★
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(C)透巳ジロー/リブレ
